渓流釣り遡行記2025 2025/3/24 晴れ
吉野川水系
吉野川水系
初めから急斜面の林道を登りはじめた。
まだ、山歩きに慣れていない身体は立ち止まる間隔が短くなる。
「あと30分くらいすれば緩くなる」と軟弱足に言い聞かせるが歩くペースは変わらない。

植林が覆い被さり影になった林道に雪がなかったので源流に行くことにした。
陽が当たっている場所なのに林道の脇に雪が現れるようになり、何処まで釣り上がれるのか心配になる。
林道は緩くなったが、ダラダラとした登りがズーッと続いているのは堪える。
こんなことなら中流域から釣りはじめておけば良かった。

2時間近く歩き林道が途切れる場所から入渓した。
標高1000mを越えた源流域には沢山の雪が残っている。
水温が上がったのか?幸いなことに谷筋の雪は消え遡行を妨げる雪はない。


陽当たりの良い水の流れが緩い場所から最初の1尾が出た。
今日は仕掛けをロストすることが多い。
深みに入れたら沈んだ木に絡み、仕掛けが木に触れただけなのに絡んで取れなくなる。
これじゃ仕掛けがいくらあっても足りなくなるので道糸を50cm短くした。


滝の形がいい2段淵
以前は下段の緩い淵と上段の深みがある滝淵双方で良型がでていたのに、上段の小さなアタリを粘りに粘って5寸を引き出すのが精一杯だった。


漸く、つ抜けした。
つ抜けと云っても6寸が1尾以外は5寸以下で全く釣れた気がしない。
中流域の魚影が薄くなり、直接源流域に入るようになったが、源流もチビチャンばかりになってしまった。
弱体化した漁協が放流するとは思えない場所だからチビちゃん達には早く大きくなってもらい源流のアマゴを増やして欲しいのだが、チョット大きくなったら釣りきられるのだから、じり貧状態は継続する。
釣った魚をキープする自体何ら問題ないと思うが、源流でのキープは渓の状況を考え、未来につながる渓流釣りの為に釣り人は自制心を持つべきだろう。



隠し谷に向かった。
先ほどの渓より水温が低いのか?サビの付き具合が濃いめだ。
この谷はイメージ通りにアマゴが喰ってくれるので面白い。


魚止めの淵
手前の大岩に隠れて竿を出すことにしているが、淵の真ん中に木が倒れ込み竿が出しづらい。
低姿勢で落ち込みの真横から仕掛けを放り込んだ。
落ち込みの中から出てきた黒い影が下流に向かって走り巣穴に入る手前で仕掛けにテンションが掛かり、竿が立てられない変則的なやり取りがはじまった。
カッコイイ雄の9寸、源流らしい野性味溢れるアマゴに感動した。

帰り道
この標高じゃね、谷筋から外れると深いところは膝下くらいの雪が残っていた。
よく見ると木を中心にした周囲から雪が溶け始めているのが分かる。
天気がムチャクチャよく周囲に雪があっても暖かくて中着を脱いだ。
ソロソロ、ウェーダーを脱いで源流通いがはじまりそうだ。
遡行データ
2025/3/14 晴れ 吉野川水系
遡行距離:6.6km 標高差:450m
釣果:16尾 最長寸:30.3cm
キープなし
2025/3/14 晴れ 吉野川水系
遡行距離:6.6km 標高差:450m
釣果:16尾 最長寸:30.3cm
キープなし
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