アプローチルートを探る

渓流釣り遡行記2024
渓流釣り遡行記2024  2024/6/14 晴れ 
  吉野川水系 
車止めには先行車が止まり、主は既に居ない。
たぶん、山屋さんだと思うのだけど・・・・山屋さんにしては出発が早いのが気になる・・・・奥まで行きバッタリ合ってもめるのは嫌なので渓変わりすることにした。
第2候補の谷にも車、平日なのに賑わっているなぁ。
下流の谷に向かおうと思ったが時間を食うだけなので、早期に入った渓の前々から考えていたアプローチの短縮ルートを探ってみることにした。
谷の正面から入ると釣り終わった後に尾根を大回りして車道を引き返してくる道が長く、解禁当初の鈍った足に堪える。尾根を大回りする前に車を置き、谷へ下降すれば、2kmオーバー40分以上の帰り道が短縮できるという算段だ。
植林の急斜面を下ると斜めに付いた作業道と交わり尾根道に続いていた。尾根道は下りすぎじゃないかと思っていたら谷筋に向かい別れた。
「アレ、ここは何処だ」
樹々が谷筋に被さり鬱蒼とした暗い渓・・・・上から俯瞰しただけでは全然記憶がない。谷まで下りてみたら、いつも釣りはじめる滝上、早期の開けた雰囲気とは全く違う印象を受けた。
「なんだ、この道につながっていたのか?」
どうりでしっかりとした道が付いているはずや!ルート開拓は大正解だった。
最初の5寸弱を釣ってから全然釣れなくなりアタリすら皆無だ。
谷筋の上に陽が差し込み周囲が明るくなって谷のイメージが戻ってきた。
モッチャンだらけやぁー
渕尻で屯して泳いでいるのは全部モッチャン、流れの早い落ち込みはモッチャンがサイズアップするだけ
餌が落ちたと同時に喰ってきて少しでも合わせが遅れようものなら飲まれてしまい針を外すのが面倒だ、このままでは餌が無くなってしまいそうなので、モッチャンが屯していそうな場所はパスした。
竿先が引き込まれ自由に泳ぎ回られる。
「この引きはモッチャンではないな」
手前に寄せてきたら何か絵柄が違う・・・・ニジマス???パーマークみたいな模様が残っているのでアマゴとのハイブリッドかな? この渓でニジマスを見たのは初めてだ。
まだ、ツツジが残っていた。春先に見るツツジとは色が違うようだから種類か違うのか?俺に云わせりゃ全部山ツツジなんだけどね。
山アジサイもチラホラ、これが終わると谷筋に花がなくなる。
アマゴの引きを忘れた頃に針掛かりするが釣れてもこのサイズ・・・・如何にも釣れそうな滝淵や大淵ではアタリがなくて釣り人が竿を出さないような浅瀬ならアタリがある。
黄金週間ロスだろうか?名人クラスが何人かかったとしても、この渓のアマゴは釣りきられることはないと思うのだけどね。
いつも8寸、9寸の実績がある淵
ここもダメなのかと思っていたら落ち込みの中から8寸が出てきた。
写真の滝淵で漸くつ抜けになった。
最近釣れない釣りが続いている・・・・8寸が混じっているので何とか体裁を保っているが偶には針を外すのが嫌になるくらいの釣りがしてみたいけどね。
魚止めの淵もダメだったが納竿するには、まだ時間が早い。
これより上流にはアマゴが居ないことになっている。俺も1度確かめてみたし、この水系に詳しい釣友も居ないと云っていたが渓相は頗る素晴らしいのでもう1度確かめてみようと思っていた。
この釣れない日にアマゴが居ないとされている渓を釣り上がってどうなるというのか?
まぁ、『釣れないついで』ってのもありかも知れない。
渓相は良いけど釣れない。
両サイドの岩壁が狭まった窓の向こうに険悪そうな2段の滝が見えてきた。

手前の滝の苔が生えた岩上に立ち水が滑り落ちる斜面を越えられるか試してみた記憶がある。結果はどうだったのか?記憶は残っていないが今日の足回りはスパイクフェルトだから滑り落ちるイメージしかないから素直に急斜面を高巻いた。

2段の滝の下段は水が滑り落ちるだけ、上段は大滝に似つかわしくない申し訳程度の淵があるだけ・・・・高巻いて下り、もう一度登り返すのは面倒だし、釣れないのは織り込み済み・・・・

どうしようか? 釣査なんだと割り切って竿を出したけど「やっぱしね」
2段の滝を越えれば車道は近いだろうと思っていたけど、まだ50m以上の標高差がある。2条の滝を釣り、その上の大エンテを釣ってアタリなし・・・・
もう、釣査もいいだろうと緩尾根を辿って車道に出た。
車道歩きが無くなった距離の短縮分が釣れない谷の釣査になったのはどう考えるればいいのか?
遡行データ
  2024/6/14 晴れ 吉野川水系(銅山川)
  遡行距離:4.4km 標高差:280m 
  釣果:11尾 最長寸:25.0cm

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