アプローチがキツい谷

渓流釣り遡行記2024
渓流釣り遡行記2014
  吉野川水系  2024/4/12  晴れ
祝・800回目の釣行
 
標高差500m以上を登ってから釣りはじめる。
中間の渡渉点まで、去年の自分相手にタイムレースみたいなところがあった。
基準時間は1時間、時間通りならこの先もやれそうだと思い、遅れれば体力の衰えを憂いる。
もう、早くなることはない。
いつもより入渓が遅れたことで花の季節がはじまっていた。
タイムトライアルもあるが、春らしい風景に誘われた撮影意欲は無視できない。
結局、15分遅れだった。
若い頃は、中間点から連瀑を辿り最源流部まで釣り上がっていたので15分程度の遅れは何でもないことだ。釣り方が変わっただけの話だ。
連瀑区間は良い滝が沢山あるので今年中に滝撮影を兼ねリバイバルしようと思う。

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3時間以上かけ源流部に辿り着いた。
いつ来てもいい流れだ。
いつも釣れる最初の淵はアタリ無し、その次の大淵もアタリ無し。、8寸が釣れたのは最初の淵と大淵の間にある小淵、水量が少なければ、見過ごして仕掛けを入れることのない水溜まりなんだけど・・・・なんで、こんな場所に8寸が居るのか?
この先、難しい釣りになりそうな予感がする。
どうも、出るべき場所からアマゴが出てくれない。
この釣りはイメージした場所からイメージ通りのアタリが出ることに喜びを感じる。
竿抜けポイントから釣れたとしても面白みは半減する。
さて、ここはどうだ。
落ち込み下の隅にチョットした深みがあって岩影がアマゴの隠れ家になっている。
垂れた木を躱しピン飛ばしで仕掛けを入れると一発で喰ってきた。
イメージ通りとは、こう言うことだ。

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1枚岩が連続する谷
段差は最大3mくらいなので滝横から直登でき遡行が楽で面白い。
2段の滝上の大滝
上から見ると深みがなさそうなので、いつもパスしているが足を踏み入れてみた。
大滝にしては浅い滝淵、引ったくるようなアタリに重みを感じ慌てて合わせを入れたら針外れ・・・・竿の曲がり方と重みから結構デカかった気がする。
チョット合わせが早かったかもね。
ここまで来ると上の道が近い、2段の滝から大回りして道に出るより楽だった。
大滝を越えると、アタリが増えサイズアップしてきた。
小さな落ち込みの白泡の中で掛けた。
大したことはないだろうと思っていたら竿を大きく曲げ右の石下に突っ込んで出てこない。
ラインのテンションを強めたり緩めたりしながら石下から引き出した。
針が上顎にバッチリ掛かっているのを見て強い引きを楽しんでから玉網に収めた。
細身ではあるが結構デカい・・・・
29cm⇒前回に引き続いての泣き尺だった。
これは、泣き尺の連続に泣きが入るね。
二又に分かれた支流の複雑な流れ込みの淵で9寸クラスのアマゴを掛けた。
写真を撮ろうと水辺に寝かせたらピチャッと跳ねて逃げられた。
泣き尺と9寸が釣れたことで魚止めへの期待が高まったけど5寸が1尾だけ・・・・魚止めの存在がバレてしまったか?
釣り上がった分、帰り道は確実に長くなる。
急斜面の下りと繰り返される段差にオンボロ足が悲鳴を上げヨタヨタしながらも無事生還
この谷がやれるなら、しばらくは源流通いができそうだ。
遡行データ
  2024/8/4   晴れ  吉野川水系
  遡行距離:8.4km 標高差:750m 
  釣果:31尾 最長寸:29.0cm

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