怖・恐ろし渓

渓流釣り遡行記2014
渓流釣り遡行記2014
  2014/5/11 晴れ 那賀川水系  
キャンプの宴会の時、村兆さんのリクエストで釣行先が決まった。
 
俺は去年遡行した。
U字の深い谷底にスケールの大きな渓相が待っている。 標高差はさほどないがヘツリ、高巻き、渡渉を繰り返しながら源流を目指す。 俺のストロークでは足場を確保するのにギリギリの場所が何カ所かあった。 どちらかと言えばあまり行きたくない怖・恐ろし渓だ。
あんな渓にいかなくても釣れる渓はいくらでもあるだろうと抵抗したが無駄だった。 メンバーはJUNNさんと村兆さん 通過不能の場所が現れてもなんとかクリアー出来るだろう。
急な尾根筋を下って突端に出る。それから支流を跨いで何となく続いている獣道のような細い林道を辿る。いつもは支流の滝を巻いたところから急斜面をくだり垂直門の下手に降りるが、薄らとした踏み跡があったので垂直門の上手に降り立った。水量は減水気味だが全然問題なし。逆に水量が多いと遡行困難な場所に苦労する渓だ。
この規模の大きさが魅力的
2投目で9寸(27cm)
白泡の手前に沈めていたら大きなアタリがあってよく引いた。この渓のあまごはスリムで薄紫かかった魚体に小さく少ない朱点が特徴
全体として渓は緩いが規模がでかい
鮮烈な落ち込み、深い大淵が待ち構えている。
大岩に囲まれた淵
巻きは右の岩にロープが張られている。
最後の最後、俺のストロークでは平らな足場に足が届かず
木の根っ子にぶら下がってギリギリ着地した。
扇状の大淵 膝まで立ち込んで竿を出す
GWの影響か?泳ぐあまごは見えるがアタリがない
天気がよくて水に濡れるのが気持ちいい
上を見上げると新緑が重なって若葉が眩しい
l岩場のヘツリ
岩壁にロープが張られているので怖さはない
一旦、渓が緩り渓相が落ち着く
厳しい遡行を忘れて、のんびりと釣り上がる。

スポンサーリンク

遡行中最大の深淵、そして最大の難所、淵に沈んだ木邪魔して一番良いポイントに仕掛けが入らない。長竿・大錘の仕掛けで、左側の岩壁の近くで7寸を掛ける。
高巻きは左から、渓に降りる場所は急斜面、滝の垂れ口に滑り落ちそうで怖かった。渓に立って上を見上げると少し先にロープがあったのでこちらが正解のようだ。
次の淵は岩場のへりをお助け-ロープで高巻く
去年はスパイクフェルトが滑って淵に振り落とされそうになった。今年はフェルト、岩に立つことが出来 意外と楽勝だった。やはり、岩場の渓の足まわりはフェルトの靴底に限る。
だいふ渓が狭まってきた。
魚は出るようになってきたが落ち込み毎とはいかない。
あまご8寸(25cm)
村兆さんが手前で6寸を掛けた。落ち込みをどうぞと譲ってくれた。落ち込み手前に仕掛けを入れると一発で掛かった。
やっぱり本命はこっちだよね。
大滝が現れる。
大滝の淵は砂利が埋まって浅くなっていた。滝の落ち込みの中まで仕掛けを入れることが出来るがあまごは出てくれなかった。去年はここで納竿して細尾根から車道に出た。
10mくらいの滝
JUNNさんが左に取り付いて難儀している。右を偵察、滝上付近で岩が邪魔して降りられず、上へ上へと押し上げられる。やっと尾根の突端まで登ると渓から20mある垂直に近い斜面、立木が密集していから怖さはない・・・・強引に降りた。
左はお助けロープが見つかり楽勝だったらしい。

スポンサーリンク

滝を越えた辺りから漸く魚が出はじめる。JUNNさんが7寸を釣った後、奥に竿を出すと強い引き・・・・9寸(28cm)スリムだが長かった。
8寸前(23cm)
薄紫の魚体に黄味がかかり
もしかして在来種を感じさせるあまごだった。
水量が少なくなって納竿場所
涸れた沢を赤テープに誘われるように100m弱の登り
そこから横移動・・・・なんとなく林道につながっていた。
当日データ
 釣果:18尾 最大28.0cm キープ1
 遡行距離8.7km 標高差430m
 那賀川水系 湯桶谷

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました