𢮦寸定規捜索

渓流釣り遡行記2014
渓流釣り遡行記2014
  2014/5/9 晴れ 吉野川水系  
キャンプから帰って片付けをしていると𢮦寸定規がないことに気が付いた。
何処で落としたのかしばらく考える。 𢮦寸定規は小物バッグに入れてリュックの腰ベルトに通している。 小物バッグのチャックは開いていたが幅いっぱいに押し込んで収納しているから落ちる可能性は低い。
だったら、使ったまま忘れてしまったことになる。
最後に使ったのは何処だ? 竿が固着したまま釣り上がっていた。 両岸の岩が狭まった滝 細い木から垂れ下がっている番線を頼りにほぼ垂直の高巻き、竿を持ったままでは無理、 𢮦寸定規を取り出して竿の固着を修理した記憶・・・・それからは使っていない。
たぶん あの滝下に忘れたのは間違えない?
現在、使っている渓流道具の中で一番古い付き合い。
大物が釣れたときはいつも立ち会ってくれた。道具の愛着とはこういうものかと感じている。 直ぐに取りに行くことも考えたが飲み疲れモードで体が重い。 誰かに拾われても困るし、雨が降って流されも困る。
3日後、前回のエスケープルートをトレースすることにした。 (「落とした」可能性も捨て切れない) 車止めに着くと関西ナンバーのジムニが止まっていた。 「やばいなぁ」と思ったが足跡は隣の渓に続いているようだ。
𢮦寸定規 ありました。
記憶通り 滝の淵横で向かえに来るのをちゃんと待っていました。
 さて、どうしようか?
1日空けて釣りの約束がある。きびしい渓なので体力を温存しておかないと、 3日前にチャッピーさんと二人合わせて70匹以上釣っている。 いくら源流部でもそう簡単には釣れない。
ここまで大場所だけに竿を出したがスレが1匹だけ・・・・これから上流も期待は薄い。 しかし、折角こんなところまで来ているのだから・・・・
この渓は、魚止めの確認がまだ曖昧だ。
3日前は魚止めに届いてない。釣ってないとこだったら何とかなるかも知れないし・・・・
途中 ライズがあったのでテンカラ竿を取り出して毛鉤を振る。 今年からテンカラを始めることにした。これまで何度か毛鉤を振って見るも反応なし・・・・何気なく水面に落とした毛鉤に1発で掛かった。
ムチャクチャご機嫌だ。
3日前の納竿の滝を越える。

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渓相はよくなり6寸、7寸クラスが釣れはじめた。水線もない小さな渓だがアマゴが棲むことが出来る水量と地形。原生林の源流は素晴らしい。
小さな溜まりにアマゴが群れていた。
今年初の9寸(27.5cm)
今年は、どうも大物と縁遠い。源流仲間も同じのようだ。雪が深かった影響か?などの言っているが実際のところ理由はわからない。初9寸 5月になりそろそろ大物が釣れる季節になってきたのか???

 アマゴ8寸(26.5cm)
コイツも9寸かと思ったが5㎜足りない。
餌を咥えるのを見て合わせた。
最源流部のアマゴには特徴がある。
頭が潰れたような形、口が小さく顎の下が大きい
在来種か?

魚止めを越えた
前回来た時、第1支流付近が小石に埋まって水量がなくなっていた。これ以上魚は棲めないと判断していた。その上の小さな浅い淵に10尾くらいのアマゴが群れていた。さらに上流を詰めると1枚岩の地形になり水量が復活した。アマゴは第2支流の少し上までいた。 
当日データ
 釣果:15尾 最大27.5cm キープなし
 遡行距離7.2km 標高差320m

 

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