河原の源流 渇水

渓流釣り遡行記2013
渓流釣り遡行記2013
 2013/7/21 晴れ 東予水系 
河原の源流に誘われた。
猛暑!!・・・3時間以上の急斜面歩き。なにもこんな時期に行かなくてもね・・・・お年寄りなんだから てっんで一度は断った。
「確実な道を知っているのは、あんたしかいない。迷って帰れなくなったらどうするの」って言われちゃ仕方ないので渋々、引率役で付いて行くことにした。
出来るだけ涼しい内に距離を稼ごうと、暗い植林の中薄明るくなりはじめたのを見計らって歩きはじめる。いくら涼しいと言っても真夏の山歩き一つ目の渡渉ポイントを過ぎて急斜面に差し掛かるとジワジワと汗が噴き出してくる。
歩きはじめて30分二つ目の渡渉ポイントで大休憩。気になったのは渓の水量の少なさ、暫く雨が降っていない源流は大丈夫なんだろうか?
ここから渓から離れた山道、30分歩いたら休憩が20分、15分になり誰かが休もうと言ったら休憩になった。朝の涼しい内に高度を稼いだせいか休憩すると噴き出していた汗が止まり気持ちがいい。
歩きはじめて2時間
見覚えがある岩屋に付く、休憩ばっかりしている割には良いペースである。
 
渇水という状況も考えて少し下流から入渓することにした。これで300m急斜面の登りはパスすることになった。取り敢えず安堵・・・・しかし、分岐の入り口がわかりづらい。去年の帰りに付けた赤テープが頼りだ。小谷を跨ぐと藪漕ぎになる。この道何年かたったら無くなってしまうかも知れない。
予定通り、2段滝の下流に下降した。上から中淵を覗き込むと底に10尾ほど見える中には9寸以上が何尾かいる。急斜面からそぉーっと仕掛けを入れたが無反応・・・・・怪しまれている。
やっぱり、流れがないとだめなのか?

段滝の滝壺
もの凄い引きだった。グイグイと底引きするので岩魚・・・・尺あるんじゃないかと思ったが26cm 9寸にも届いていないかった。

見覚えがある滝が見えてきた。
下の段の淵をKEIZOUさんが竿をだして、上の段の滝壺は村兆さんに釣ってもらう。

村兆さんの竿が大きく曲がっている。KEIZOUさんが下から、渕尻の落ち込み手前の浅場に誘い込むように指示。俺は玉網を出してサポート上の段に上がろうとしていると引き抜いてしまった。

ムチャクチャ強引なヤツや

「落ち込み手前の浅場に追い込めって言うたやろ」

「そこはダメって言ったんじゃ・・・・」
「わぉー」
さらにKEIZOUさんからダメだしが
「おまえ、この滝の名前知っとるか?」
「なんて言うんですか」
「岩魚の滝! あまごは釣れんことになっとんやで」
「えっ、あまご釣っちゃダメなんですか?」
「そんなことはないけど・・・」W・W・W
見とれるほど美しい 在来種type
29.5cm ♀の泣き尺だった。
惜しかったね
河原の源流に辿り着いた。
水量が少ないだろうと想像していたがこれほどの渇水とは思ってもみなかった。
ちょっとした溜まりに竿を出すが無反応。
これじゃ釣りはダメだね。
あきらめ顔で斜滝まできたがここで引き返すことにした。
当日データ
 釣果:5匹 最大26cm キープ1尾
 東予水系

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