夢に出てくる渓

渓流釣り遡行記2013
渓流釣り遡行記2013
 2013/7/14 晴れ 吉野川水系 
釣りのことが夢に出てくることは殆どない・・・・けれど、何年かに一度見る夢がある。
大きな丸太が渓の流れを塞いだ淵のような場所。深くもないが浅くもない・・・・ 落ち込みの手前で大きなアタリがあって竿を立てると満月・・どんどん落ち込みに持って行かれる。
バシャッっと音がして鯖のような大き尾が水面に見えてから竿は動かなくなった。 仕方無いので仕掛けを手繰っていくと針は丸太に掛かっていた。
「なぁーんだ 木化けか?」っで夢が終わる。
これは20年前、実際にあった出来事だ。魚の姿を見ていないからどれくらいの大きさだったのかはわからない。 全然相手にされなかったから40くらいか・・・・
今日は、20年ぶりに夢に出てくる渓を尋ねる。
たぶん夢に出てくる場所だ。
落ち込みの中で7寸のアマゴが遊んでくれた。もう、夢は見なくなるかも知れない。
谷間の奥まで行く
20年前は下流から連瀑帯を釣り上がった。あまりのキツさに平坦な場所に着いた頃には疲労困憊だった。今回の遡行は上流二又の魚止め確認なので二又まで林道を辿る。
車道は少し延びていて標高差50mを稼いでくれたがその先が崩落していたので迂回ルートに上へ上へ押し上げられた。崩落現場を越え迂回ルートの先に本来の林道が続いていたのでルートを迷わずに済んで良かった。
先ずは、右支流に入る。
20年前は、分かれて入った。俺が左支流、相棒が右支流だったので初めての渓になる。
相棒の話によると右支流はアマゴの渓だったそうだが釣れてくるのは岩魚ばかりだ。
20年経って岩魚の渓になってしまったようだ。
岩魚8寸(26cm)
極めて緩い渓で魚止めまで滝はなかった。落ち込みが掘れて深くなっている。右支流で一番のポイントだった。

2匹目の8寸(25cm)、落ち込みの中からアタリがあった。

右支流納竿点
平坦で緩い流れ、滝らしい滝はなかった。
水線を越えたところにやっと滝が現れた。
魚止めはこの滝の少し下流だった。

左支流へ
こちらは川幅が広く水量も多い。源流テンカラ師は迷うことなく毛針を取り出した。

中央の大石の向こうに黒い影が見えたので仕掛けを入れると巣穴に引きずり込まれて動かない・・・・しばらく仕掛けを緩めて放って置くと落ち込みに向かって走り出した。

岩魚9寸(27.5cm)、いい引きだった。

左支流納竿点
随所に落ち込みがあり渓相は抜群なのだが魚影が薄い。水線を半分ほど辿ったところからアタリも走る魚も見えなくなった。
量もまだまだ十分だから上流に行けば魚に逢えるかも知れないがエスケープ林道が離れてしまうのでこの場所で納竿して、二又の出合いから下流を釣り上がることにした。
当日データ
 釣果:27匹 最大27.5cm キープなし
 遡行距離15.7km
 吉野川水系(本川)

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