最終集落奥の揺長渓 

渓流釣り遡行記2013
渓流釣り遡行記2013
 2013/4/7 霞 吉野川水系 
車道が延びていて林道の入り口がわからないまま最終集落まで来てしまった。
だいぶ昔のこと。前回来た時には林道の入り口が車止めでこの車道は延長されてなかった・・・・・。林道の横にモノラック(エンジン付きの小型モノレール)のレールがあった。
エンジン音が聞こえてきたから少し待っているとおばあさんを乗せたモノラックが小谷を越えてやってきた。おばあさんは後ろ向きに座っていた。すれ違いさまに軽く会釈をすると、おばあさんは たいそう驚いた様子だったので『申し訳ないことをしたなぁ』と思いながら歩きはじめて、しばらくすると品の良さそうな中年の夫婦にバッタリ出逢った。
出勤途中だったのだろうか? 男性は背広にネクタイ、女性はツーピースのスカート姿、・・・・今度はこっちが驚いた・・・脚支度は長靴だったけど薄暗い植林の細い林道とミスマッチで朝っぱらから狸にでも化かされているような感覚で「おはようございます」だけしか言葉にならなかった。

車道が出来て集落の生活も大きく変わっただろう。便利になったかも知れないがモノラックがあった林道は荒れ放題で歩きにくかった。

昨日大荒れの天気は回復傾向・・・・の筈だ。車止めから西の方角を見上げると青空が見えていた。

渓に下ると雨が降ってきた。やけに冷たい雨で手の感覚がなくなってしまいそうだ。普段は手先の感覚が変わってしまうから、多少寒くても手袋を履かないのだが、どうしても我慢できず手袋を履いての釣りになった。しばらくするとパラパラと霰混じり雨になった。   どうりで雨が冷たい筈だ。
釣り初めは、所々に落ち込みがあったが総じて緩い渓だ。

アマゴの型はギリ7寸から6寸

明確な林道が途切れた、少し水深がある小淵
アマゴ8寸(26cm)、釣り始めから2時間、漸く8寸がでた。

しばらくアタリがなくなった。

写真の滝・・・・ここは居るだろうと、俺にしては丁寧に探ったが無反応だった。7m位の滝、越えられそうで手がかりがない。際どくヘツッテ高巻くと次の写真の滝 ここも無反応・・・・降り続く霰でムチャクチャ寒くて戦意喪失。
そろそろ引き上げようか?ヘツリ返して滝を降りるのは嫌らしい感じがしたので、急な小尾根を登って植林の中を下ろうと思った。少し登ると上流が見えた。いい感じの落ち込みと淵が連続しているじゃないか。

「寒い」なんかいっている場合じゃない。

 
 
小尾根から見えた上流は1m位の落ち込みと淵が連続していた。
今日、一番の渓相だった。
アマゴ9寸27.5cm
いい引きをしてくれた。
1投目、6寸が掛かった。釣れた魚を追って9寸クラスが寄って来てウロウロしている。素早く仕掛けを入れ直すと着水と同時に喰ってきた。
再び渓は緩くなった。
アマゴ7寸(23cm)
納竿場所
線切れまで標高差200m、魚はまだまだ居るが、完全に寒さに負けて納竿した。
 

帰りの林道は何となく続いている。渓から高度をキープしているから朝アクセスに使った林道より100m程高い位置にあった。50m幅の崩落現場をパスできるか?と期待していたのだが落現場の中間点だった。その先に集落から延びた車道に続いているようで確かな踏み跡があって助かった。

当日データ
 釣果:25匹 最大27.5cm キープ1  
遡行距離9.4km
 吉野川水系(祖谷川)

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