小支流 釣査

渓流釣り遡行記2013
渓流釣り遡行記2013
 2013/2/17 小雨 東予水系
先週、渓から車止めまで戻ってきて帰る準備をしていると、地元のの親父が山樒を抱えて山道を降りてきた。 「釣りかい?」って聞かれたから『釣り』だと答えると煙草に火を付けて興味深い話をいくつか聞かせてくれた。
「この渓は魚が少のうなった・・・、釣りするんやったらあそこの渓に行ってみいや、」

「F谷のことですか?」

「F谷やない、なんとかいう谷や」

大体の見当はついた。たぶんP谷のことだ。

「大きな滝の上から放流したるから・・・・型がそろうから行ってみいや」

そう言えば思い出したことがある。
去年、帰り道ですれ違った猟師の親父も『面白い渓がある』とたぶん同じ谷のことを話してくれた。初めての渓になるから機会があれば行ってみようと思っていたが渓があまり深くないことや、直ぐ横に林道があるから釣り荒れているんだろうと思いそれっきりになっていた。

今年は、例年になく寒い。出かけてみたいと思う渓は、まだ雪が深く冬眠中。雪まみれになってまでは・・・・と弱気の自制心が働いて元気がない。P谷だったら何とかなるだろう村兆さんを誘って出かけることにした。

山を見上げると標高で2、300m上は雪景色、上流から釣り始めると釣る距離が短くなってしまいそうなので車止めから5分歩いて入渓した。
村兆さんから先に竿を出してもらう。
「本当にいるのかなぁ」
後で見ているとアタリがあって、お見事。6寸が掛かる。
次の淵で俺にも7寸
なかなかいい感じのアマゴじゃないか。
3~5m位の落ち込みと1m位の中淵がセットになった美渓だ。ただ、いつもは水量が少ないのか底石に付いた茶色い藻でよく滑って転びそうになる。
大滝までやってきた。写真を出せなくて残念ですがなかなか見事な滝だ。
滝のしぶきがかかった岩がツルンツルンに凍っている。仕方無いので水の中を通って滝壺に近づいたが底石に茶色い藻が付いて滑るのでこちらも安心とは言えない。滝の大きさの割に滝壺は狭く浅かった。
何とか7寸前を1匹・・・・ムチャクチャ寒いので滝から離れて砂利の上で竿を仕舞って滝の全景を写真に収めようと思い振り返えろうとした瞬間、『慣性ゼロ』・・・・尻餅をついたところを「そんなところで、何遊んでいるんだい」という冷たい目で相棒に見られてしまった。

大滝を越えると滝の連続、意外と厳しい渓になってきた。ただ、渓の横に林道が付いているから高巻きに困ったら林道まで戻れば、安全に高巻ける。 魚はアタリがすくなくなり、釣れてくる型も一回り小さくなった。
「話が違うなぁ(^^;)」
 水温とか水量とかいろいろあるんだと思うけどね。

 標高700m雪が深くなってきたので安全第一で納竿した。


目的の谷が早く終わった。・・・・でも、中途半端な時間なので『悪あがきの滝狙い!』

引きが強かったので8寸はあるだろうと思ったのですが8寸前・・・・今年はまだ8寸を釣っていない。

まぁ、釣れないだろうと思っていたから、気をよくして滝を500m弱下って滝まで釣り上がることにした。アタリなし、魚見えない。滝壺の1匹に騙されてしまいました。

当日データ
 釣果:12匹 最大23cm キープ1  
 遡行距離14.3km

 

コメント

タイトルとURLをコピーしました