二叉支流

曖昧な記憶では、隣の渓との間に林道があるはずだ。

何カ所かそれっぽい場所を探すがどうも違うようだ。

隣の渓の根本から電力の送電線が伸びていて、その尾根越えの点検道を見つけて登りはじめた。

鉄塔まで標高差２５０ｍ弱、１時間もあれば二叉まで降りられるだろうと思っていたが、林道は鉄塔を過ぎてもどんどん登っていく結局、標高差３５０ｍ登って１５０ｍ下りだした。勿体ないというか損をした気分だ。

この分だと渓通しの方が楽だったかも知れないなぁ。

林道と渓が交わった。先週末２００㍉以上の降水量があった。

１週間も経っていないのに平水に戻っている。

もう少し上の水量を期待していただけに期待外れだ。

６寸クラスの魚が泳いでいた。早速仕掛けを入れてみたが、つっつんと様子を見に来ただけでそれっきり隠れてしまった。

この渓、最大のポイント細長の深淵、気合いを入れて粘ったが６寸２匹に７寸

大物は出なかった。

アマゴ８寸（２６ｃｍ）

予想通り落ち込みの左の部分からアタリがあってビシッ合わせを入れた。

このクラスになると引きが楽しい。

ここから新しい竿(中硬）に変える。

源流釣りということで硬調の竿しか使ってこなかったのだが、先日、中硬の竿を借りて試してみると魚の掛かりがいい、凄いことに、いままで気づかなかった小さなアタリも竿先に現れるではないか・・・・

前々から気になっていた無抵抗穂先の竿を試してみた。

　

　

アマゴ８寸（２４ｃｍ）
背びれ付近に数少ない朱点がこの渓のアマゴの特徴のようだ。

突然食い付いて左へ横走りした。

硬調の竿なら合わせが遅れると針が外れる可能性が高いのだが柔らかい竿だとオートマチックで送り込みが働き少々合わせが遅れても大丈夫みたい。

アマゴ８寸（２５ｃｍ）

竿を変えてから８寸３匹と７寸３匹といい感じ

ポイントをどんどん変えて源流を詰めていく釣りは馴染まないかも知れないが、使い方によってはおもしろい釣り方ができるかも知れない。

左支流納竿点

右支流納竿点

上流の二叉手前辺りから、モツゴさんしか釣れなくなった。

モツゴさんがいるってことは大物がいるかも知れないと上流を目指したが、サイズアップしたのはモツゴだけだった。

地形図で確認すると 、もうこの辺りが限界なのか。

釣り上がってくる途中見つけた林道まで川通しで下って左支流を目指す。

左支流の切れ間に変わり、林道が登りはじめた場所から緩い尾根筋を狙って５０ｍ程下降するとジャスト、左支流の滝上に降りることができた。

左支流は落差があるのだが落差の下の淵が埋まっている場所が多い。

１０年前、釣り仲間から「ムチャクチャ魚がおった。」と聞いたことがあるが今は、遠い昔 ３０ｍの大滝を超えると魚は殆ど居なくなる。

アマゴ７寸（２２ｃｍ）
右支流とは個体が違う

落ち込みの中でアタリ

高さ３０ｍの大滝

以前、左から直登して、落ち口の下でストロークが足りなくなり立ち往生

同行のＧさんに引き上げてもらったのを思い出した。

今日は一人なので無理はできない。左から高巻いた。

左支流　納竿点

アマゴ８寸（２５ｃｍ）

帰るには時間が早かったので本流で竿を出した。

８寸オーバーなんだけど、本流アマゴは引きが強い。

本流でこんなのも釣れた。ヨシノボリだろうと思うのだが４寸以上ある。