H069釣法

渓流釣り遡行記2010
渓流釣り遡行記2010  2010/3/6 小雨
  吉野川水系(銅山川)
Lさんからメールがあった。「釣りをしながらゆっくり話でもしませんか?」といった内容だったと思う。
Lさんとは去年、R439さんの黒滝小屋でお逢いして酒を飲んだことがある。
そのときは、俺もずいぶん酔っていたのであまり話をした覚えはない。
ただ一風変わった釣り方で良型をどんどん釣り上げているってところを聞き逃してはいなかったのだ。
その変わった釣り方を一度見てみたいと思い。

Lさんとの釣行予定が何となく決まった。

入渓する谷はN谷と決めていたが、このところの雨で谷が増水していた。
N谷は急斜面が続く谷だ。増水すると釣るポイントが消えてしまう。
車止めの橋の上から見ている限りではまぁ何とかなりそうな感じかしたので林道を辿って取水から上を確認すると、谷を渡るのも苦労するような状態で釣りにはならないと判断して渓変わりをすることにした。
それではと次に選んだのがK谷、この谷は淵が連続する渓だ。
落ち込み部分が激流にかき消されたとしても、餌がいれられる場所があるからなんとかなるだろう。
大滝の大淵 増水して笹濁りの典型、なんでアタリがないんだろう。
今日の相棒は、Lさん
どうも、別のhpで紹介された釣法の名前が気恥ずかしくてならないらしく、別の名前にしてくれませんかと頼まれたので、ない知恵を絞りにしぼって 、このHPでは『H069釣方』呼び名は「ハイパー・れいろく・きゅう・ちょうほう」とすることにしました。

もっと気恥ずかしいかもって・・・・それは、 本人に近々会う機会があるので、そのときに聞いてみることにします。

『H069釣法』は、メチャクチャ柔らかい穂先で魚のアタリを取るのが特徴、アタリを取っていても穂先が柔らかいのと錘を付けてないから魚が捕食していても違和感がないようだ。普通、アタリとは魚が餌を吸い込んだときに表れる。

口先で餌をついばんでいるときには、殆ど表れないものだが、ビンビンと穂先を振るわせていた。
勿論ここでは合わさない。
合わせは魚の向こう合わせでいいそうだ。
同じよう釣り方で伊藤稔さんの『零釣法』が有名であるが決定的な違いは糸の太さだ。
水切りの良さよりも、掛けた魚は確実に上げるための工夫。
それと針の大きさ、錘の代わりじゃないかと思えるほど大きい、これは針を外すときに針の軸を掴み易くするためという魚に対する愛情の一面をもっている。
渓流釣りをしていると「釣れる魚」と「釣れない魚」がいることに気づくことがある。
「釣れる魚」とは着水した餌に興味を示して餌の周り彷徨きパクリと食らいつく魚のことだ、一方「釣れない魚」とは餌に全く興味を示さない魚のことだ。
また、その中間の魚もいる。餌に興味を示すのだがクルリと反転して定位置か隠れ場所へ帰ってしまう魚のことだ。
いわゆる、餌に自然な雰囲気が感じられないで『なんで喰わないんだろう?怪しまれているのかなぁ』などと表現する魚のことだ。、俺なんかの釣りは、「釣れる魚」しか釣れない。・・・・格好いい言い方をすれば「釣れる魚」しか釣らないである。
まぁ「釣れる魚」でもヘマをやってもうて釣ることができない場面が多いんだけどね。

『H069釣法』は「釣れない魚」は釣れないにしても、「釣れる魚」と「釣れない魚」の中間の魚を釣るにはどうしたらいいのかを長年かけてLさんがあみ出した釣法だ。

源流の魚止めを目指してどんどん釣り上がっていく俺の釣りとは、ちょっと違うような気がしますが、ここはという場所で試してみたいと思います。

ああ、俺の釣り方を『H069』風にいうと『KK12+05BB5』ってことになる。ちょっと複雑やなぁ。
 


 
アマゴ8寸(24cm)
本日最大
淵の中央の本筋からアタリが出ました。
Lさんも淵の反対側から竿をだして、ほぼ同じ場所から同寸のアマゴを上げました。
もうすぐ、渕尻に魚が定着して『H069釣法』の独壇場になる日も近いでしょう。
昼飯を取ってから少しの間晴れ間が見えだした。
すこし、水量が落ち着きだした。
そして、この美しい二条の滝が姿を現した。
この滝下で6寸、7寸アマゴが顔を出した。
アマゴ7寸
前来たとき釣れた魚と少し違うような気がする。
もっとパーマークが丸く8個半だった。
しかし、こいつも綺麗なアマゴである。めんこいなぁ
渓変わりしたのと水量の多さで、大して進めず源流域の手前で納竿した。
暖かくなって、水量が落ち着いたら納竿場所から源流までが面白いかもしれない。
当日データ
  釣果:33匹 最大24cm キープ1匹
渓流釣り遡行記2010
渓流釣り遡行記2010一覧   穴吹川支流 魚止めの滝の上にある滝です。当然アタリはありません。それは、それで当たり前のことです。

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