渓流釣り遡行記2006 2006/9/30 晴れ
高知の谷
高知の谷
今シーズンも、とうとう最終日になってしまった。どこへ行こうか迷うところである
春先から行ってみたい谷があった。本流と支流の出合いが標高200mでアマゴが居るのか?居ないのか?わからない・・・・ まぁ、1匹でも確認できればいいとKEIZOUさんを誘っての釣行となった。
標高が低いということで、一つ気になることがあった。
本流から支流に入る。
本日の目的はこの支流だ
なんだか暗い渓や岩の色が異様に赤く、
それがまた渓を暗くしているように思える
本日の目的はこの支流だ
なんだか暗い渓や岩の色が異様に赤く、
それがまた渓を暗くしているように思える
かいちょう、アマゴおりまっせ!」
KEIZOU君が8寸クラスを3匹バラしたと大はしゃぎだが、こっちはモツゴしか釣れない。
釣れてないのは同じでも大きな違いや・・・ブツブツ文句を言っていると絶好の滝下の淵を譲ってくれた。 滝の落込みで水流の巻き込みに餌を流すと大きなアタリがあって合わせを入れる事もなく針掛かりした。強い水流から強引に引き上げると8寸アマゴだった。その後反対側の巻き込みで7寸が釣れた。
「おるやんけ」
下の水流の巻き込みに餌を流し込むと大きなアタリあった。
アマゴ8寸(25cm)
それにしても滝が多い渓や 。せいぜい5m~10mなのだが壺が深く滝に近づけない。滝の側面も切り立っていて直登できない。結局少し戻って大高巻きするはめになる。それが連続していているから厳しい谷だ。
大高巻きして、滝を前にした川原状になった場所で殺気を感じた。殺気の先目をやるとマムシがどくろを巻いてこっちを睨み付けている。「怖わーーー」 赤い岩に赤マムシ完全に保護色やよく見ないとわからない。その1m横に足跡KEIZOU君のものだ
「おまえ、マムシの横通ってるでーー」と声をかけると
「うそーー全然気づかんかったわ・・・・・うわぁーーここにもおるやんかぁ マムシの巣や」
それから、下をキョロキョロしながら滝に近づいていった。水の中やったら大丈夫と膝下まで水に浸かっての釣りになった。
さてさて、この滝も取り付きがない。マムシが居たところまで帰って斜面を登らなければいけない・・・・・斜面を眺めるとなんか怪しそうだ
「おい、さっきのマムシどこへいった?」
居なければ居ないで不安になる。
右がこの渓最大の滝、もみじの滝というらしい。
魚影は薄い、ポツリポツリと釣れる程度だ。アブラハヤはよく釣れる。
2段の絶好の淵が現われた。先ずはKEIZOU君が竿を出す。
「どうなぁ?」
「ぜんぜん アタリもない・・・・」
「上の淵行ってもええか?」
「どうぞ、どうぞ」
淵の左から静かに高巻いて上の段の淵に向かう。上の段の淵は10m位の滝があって下の段の淵より深くていい感じだった。ポイントは左手前に沈み岩があり沈み岩に沿うように餌を沈み込ませると小さなアタリがあったのだが針掛かりまでには至らない。新しい餌にしてもう一度攻める。
またまた小さなアタリ・・・・ちょこんと合わせると竿先が持っていかれ竿は弧を描く、なかなか浮いてこない・・・・大物かも知れない・・・・淵を右に行ったり左に行ったり・・・・ようやく姿を現す。もしかして尺有るかもしれない。いやギリギリか?・・・・玉網に収まったアマゴは婚姻色の表れた雄アマゴ アマゴってこんな綺麗な魚だったのかと再認識した。検寸すると29cm泣き尺である。まぁそんなことはどうでもいい。最終日良い釣りができたのだから。
絶好の淵
アマゴ9寸(29cm)
婚姻色表れたはじめた『紅葉アマゴ』でした。
左手前の沈み岩で9寸を掛けた。
滝下から見えた石垣は、水路の石垣だった。今は使われていないが、こんな場所に凄いモンを作ったもんだ。
『昔の人は偉い!!』
納竿点
まだ、まだ水量は十分だがモツゴしか釣れなくなった。
一旦水路まで戻り渓を下る。
泣き尺を釣った淵から上を眺めると石垣が見えた。下の段の淵に降りてから右斜面を登りはじめた。マムシのこともあり目を皿のようにして斜面を登った。
斜面を登ると昔使っていた水路が現われた。某サイトによるとこの水路が帰り道らしい・・・・とりあえず一安心だ。水路を辿って再び渓に下りる。ここからはアブラハヤしか釣れなかった。しばらく遡行したところで納竿 再び水路まで登り渓を下っていった。
当日データ
釣果: 10匹(二人で20匹)
最大29.0cm
釣果: 10匹(二人で20匹)
最大29.0cm
渓流釣り遡行記2006
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