取材釣行(ヨンスポ) 大北川上流部

渓流釣り遡行記2005
渓流釣り遡行記2005  2005/9/17 曇り
  吉野川水系(嶺北)大北川上流部 
序文
四国スポーツ通信から四国渓師会へ取材のオファーがあった。
なんでも、11月号で山特集をする事になり、その中のコーナーの一つに『渓流釣り』というコーナーがあって、渓流釣りをしている方たちの、楽しそうな姿などを四国渓師会の紹介も兼ねて取材させていただきたいとのことだった。
特に拒む理由もないし、少しは四国渓師会も有名になるかもしれない・・・・・ということで取材のオファーを受けることにした。ちょうど、四国渓師会恒例「秋の釣り大会」の計画が進行中で取材の日程を釣り大会にあわせて貰う事で了解していただき段取りに入った。

さて、一緒に取材釣行に付き合ってもらうのを誰にするか・・・掲示板で相棒募集したのだが誰も手を上げてくれない。

439さんに相談すると
「わしゃ、恥ずかしがり屋やからのぉ・・・」   うそつけ!!
次にはまちゃん
「会長からきっと電話がかかって来ると思ってました。」
「でっ、一緒に行くの行かないの?」
「はい、お供させてください」    一人確保
取材陣は二人らしい、二人じゃちょっと淋しいからもう一人誰かほしいな
関西支部のまさひこ君に電話すると
「四国に釣りに行くばっかしで彼女が怒っているんで・・・今回微妙なんすよ・・・」
「ばかっしって年に2回だけじゃない 四国渓師会と女とどっち大事なんかいな?」
「会長いじめんといてください。彼女と相談しますから2、3日待ってください」
その後、まさひこ君から電話があって彼は彼女より釣りを選んだらしい。 偉い!!

取材釣行のメンツは決まった。あとは釣り場を何処にするかだ。メールと電話のやり取りから取材陣は釣りの超初心者、渓流釣りの経験はなし できるだけ緩く、帰り道が近い渓ということで嶺北の大北川上流部を選択した。後は渓を歩く服装、装備、準備物などを連絡して当日を待つことにした。

大北川上流部
午前4時、豊浜SAで取材陣と関西支部と待ち合わせ、関西支部のカッキャンとまさひこ君とは逢えたのだが取材陣に2、3回携帯に電話をかけたたがつながらない。かつがれたのか?少し心配になる。もう一度電話をするとつながった。話を聞くと昨日から寝ていないらしい。30分前にSAに着いて寝込んでしまったようだ。
「ホンじゃ行きますか?」
その前にいきなり撮影開始・・・・ちゃんと化粧しておけばよかった。

豊浜SAから大豊インターでおりて439さんと合流、早明浦ダムに流れ込む大北川上流部を目指す。439さんとカッキャンは大北川の上流にある渓へ向かった。

大北川を渡ってヘヤピンを登りきって白滝との分かれ道ところで通行止めのゲート、地図で確認すると通行止め地点は入渓点より向こう側だ。とりあえずゲートをかわして車を進める。しばらく進むと林道に植林が倒れこんで林道の半分を塞いでいた。車で通れるか通れないかギリギリの状態・・・・・今日は取材陣と一緒なのであまり無理もできない車をバックさせ 道路脇に止めで入渓点まで歩くことにした。

道を植林の木が倒れこんで塞いでいた。
入渓点まであと少し歩くことにした。
取材陣を引き連れて出発。
先頭を行くのがはまちゃんとまさひこ君、その後がヨンスポの松下さんと坂口さん 私はうしろから逆取材

入渓点の林道
これなら取材陣も大丈夫だろう?

入渓地点の渓相
川幅が広く、緩い渓相だ。上流部で渓が林道に近づくので取材にはもってこいの渓だと思うのだが

 

 

私は、入渓してしばらく取材陣アシストに回っていた。渓の歩き方、餌のつけ方、仕掛けの流し方、魚がいるポイント・・・・・初めてだから二人ともかなり苦労しているようだ。そんなことは関係なく、はまちゃんとまさひこ君はどんどん上流に釣り上がってゆく

「おおーい、取材陣にも釣らしてやってくれ」

大場所を譲ってもらって、取材陣の体験釣行をセッテイング

私も、その隙に実釣開始・・・ちゃっかり7寸ほどの岩魚をGETした。

「これが岩魚や」

「綺麗な魚ですね。幻の魚ですか?」

「そうでもない。最近は養殖技術が進んでいるから・・・・四国渓師会では外道やな」

「どうしてですか?」

「アマゴが一番 引きも、味も、姿かたちもアマゴのほうがええんや」

「じゃ、アマゴ釣ってください」

「・・・・・・・・・・・・・・・」  このとき、まだアマゴは釣れていなかった。

中淵で手前に餌を落とすと大きな魚影が右に走った。 もう無理かも知れないと思いつつ魚影が走った方向に餌を入れる。一発で喰いついて、底でキラっと反転した時に合わせをはめた。快い引きが伝わってきてかなり重い。しばらく引きを楽しんでからまさひこ君が玉網ですくってくれた。

下で釣っていた取材陣を呼んで記念撮影

「これがアマゴや」

「デッカイっすね。。。カッコいいっすね。。。」

「なっ、アマゴの方がええやろ。ちゃんと写真撮っといてや」

ハイハイ、やるときゃ、ちゃんとやるんよ

はじめの調子では、釣るのはちょっと難しいんじゃないかと思われた取材陣も、何とか一匹ずつ本命のアマゴをGET、筋がいいのか?教え方がいいのか?・・・たぶん大北川のアマゴが優しかったのでしょう。

幅広の雄アマゴ8寸(26cm)やる時ゃちゃんとやるんよ
釣り大会優勝サイズ?
四国渓師会はそれほど甘くはありません

手前に餌を入れると右側に大きな魚影が走った。もう無理かと思いながら、走った先に餌を入れると一発で喰ってきた。右側が給餌点だったのか?

同行のはまちゃん
落ち込み先の小渕を狙っている。

取材陣の坂口さん(右)と松下さん(左) 松下さんに待望のアマゴが来た。その後坂口さんもアマゴを釣り上げ仲良く1匹づつ体験取材は大成功?だった。

大渕を狙うはまちゃん
大きな期待があったがこの淵からは魚影はなかった。

渓相は良好
もう少し魚が出れば・・・・
大北川はアマゴと岩魚の混生域だ。

12:00 昼飯
二人もかなりヘバッテいた。

関西支部のホープまさひこ君
さて、関西に帰ってからの彼女との顛末や如何に・・・・
まだ、報告がない

終盤、指導の甲斐あって、取材陣の釣りも何とか様になってきた。
でも、チョッと違うなぁ

昼飯を終えて、はまちゃんが支流に入り8寸オーバーを釣って帰ってきた。渓は、だんだん細くなり傾斜が出てきて源流ぽくなってきた。魚が出はじめ、いつもなら、さぁこれからが我々の領域なのだが、取材陣を引き連れているし、釣り大会の集合時間もある・・・・渓横に林道が現れたところで納竿、しばらく林道を経由して車道にでた。

「どうやった?」

「疲れました。疲れたけど楽しかったです」
楽しんでいただければ、案内したほうとしても、よかった。よかった。

 

 
 

上流部の渓相
川幅が狭くなって傾斜がでてきた。

帰りの林道発見
この林道を進めば車道に出られる。もう少し頑張ってもらいましょうか

通行止めの現場
橋がくずれていた。

足取りが重い取材陣
「どう疲れた?」
「足が笑っています。・・・でも楽しかったです。」
お疲れさん
良い記事書いてね

予定では、大北川から大田尾越で銅山の釣り大会集合場所に向かう筈だったのだが通行止めでは仕方がない大豊インターまで戻って新宮インターを経由して岩鍋山荘に向かった。

釣り大会の会場へ向かう途中439さんから電話が入った。28.5cmを釣っているらしい・・・・これで優勝はなくなった。次にリュウホウさんから既に岩鍋山荘に到着して宴会の準備をはじめているらしい。

「釣果はどうだったの?」
「わたしゃ、『オチャラケ倶楽部』ですからさっぱりですわ わっはっはぁ・・・」
新宮インターを降りたところでコイさんから電話
「岩鍋山荘はどう行くの?」
「銅山川の赤橋を渡って左へ曲がって10分くらい走ったら右にあるよ。ところで、大きいの釣れた?」
「車がパンクして手間取ってたら時合いをのがして・・・・」電波が切れてしまった。

「コイちゃん、ダメだった見たいよ」

「そんなら僕にも入賞の可能性が出てきましたね・・・・」
どうやら、はまちゃんは3大会連続の入賞を狙っているらしい
「あとは淳さんとKEIZOUちゃんやなぁ 淳さんはかなり本気モードだったし、KEIZOUちゃんも実績のところを釣るって行ってたし、e仙人の意外性もあなどれないしなぁ・・・・・・24.5cmじゃちょっと無理じゃない」
 「うんんん・・・・」

四国渓師会 秋の釣り大会に続く  →→→→→

 

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ヨンスポ 11月号
「Rock’n roll 四国の山」 渓流釣り初体験で秋の釣り大会が紹介されました。

当日データ
  五人の釣果30匹 最大26cm(準優勝)
渓流釣り遡行記2005
渓流釣り遡行記2005一覧  面河川源流 御来光の滝です。厳しい遡行の末、神々しい風景が待っていました。滝壺には魚影はありませんでしたが満足感一杯の遡行でした。今年は、どんな感動が待っているのやら・・・・・

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