高知東部水系 Part1

渓流釣り遡行記2005
渓流釣り遡行記2005  2005/8/6
  高知東部水系  
11時過ぎ仕事から帰ってきた。439さんとの約束は南国が2時だから12時半に出れば何とかなりそうだ。飯くって、風呂入って少し寝ようかと思ったが時間がない。結局眠らないまま南国へ出発した。南国で439さんと合流そのまま目的の 高知東部水系の上流部を目指した。
コンビニで買ったビールを飲み干すと眠たくなった。国道から川沿いの道に入ったところまでは憶えているのだが・・・・「少しは寝ていたほうがいいよ」暖かい言葉に車止め近くまでウトリウトリとしてしまった。439さんありがとうございます。
空が明るくなり始めるとアブが2、3匹飛んできた。「ヤバイ・・・」と思ったがそれ以上のことはなかった。準備を整え渓の入り口にある鳥居さんに遡行の安全を祈願して入渓した。平地では渇水状態、香川用水の取水制限が呼びかけられる中なのだがこの渓の水量は豊富だ。香川にもこんな川が1本あれば・・・・

入り口にある鳥居に遡行の安全を祈願

最初アタリはあるがなかなか針掛りしない。
下界では渇水状態なのだが水量は十分にあった。

アタリがあるのに針掛りしない状態がしばらく続いて、この渓にはチビアマゴしかいないのかと思いきや7寸8寸と立て続けに釣れてビックリ。釣れたアマゴは朱点が小さな赤多数ちりばめられていて綺麗な魚体だった 。

やがて15mの大滝が目の前に現れた。十二分に期待して餌を放り込んだが6寸止まりで残念・・・・滝を左から30m高巻くと怪しげな林道を発見 林道を経由して滝上に出ることができた。

アマゴ 8寸(24cm)

岩と岩の間、落ち込みの中から引き出した。

広角28㎜
アスペクト16:9
今までにない画画だ
15mの滝が落ち口から滝壺までこんなに近くから入ってしまった。

アマゴ8寸(26cm)
この水系のアマゴは朱点が小さな赤、宝石をちりばめた様で綺麗だ。

手前の浅瀬ギリギリに餌を入れると落込みから突進してきて反転した瞬間に合わせを入れた。
夏のアマゴの引きは強い十分楽しませてくれた。

渓相 ゴツゴツとした大小の石が重なり合う。大水が出て押し流されてきたのだろう。

439さんが釣った7寸前のアマゴ 綺麗な魚体だった。

納竿点 上流の二又
段々と斜面がきつくなってきた。地図では150mほど等高線が込み合っている場所だ。
「チョッと様子を見てくるわ」と439さんが滝上を偵察に行ったが見上げる限り連瀑だったそうだ

 
 
さて撤退ルートだが、右支流を詰めて300m上の尾根にでて尾根沿いに車止めまで帰るルートを選択した。
右支流に取り付くが傾斜がきつくなり垂直の2段の滝が現れた。左から小尾根沿いに高巻き植林帯にルートを求めたが無造作に切り倒された間伐が行く手を阻む。何とか2段の滝をやり過ごし緩くなった右支流の上に出たが右支流は、切り倒された間伐に埋もれていた。
「これはひどいな・・・・」
「高知県民は間伐推進のために年間500円も払っているじゃ。こんな間伐するんやったら来年から払わんぞーー。第一植林の手入れもできんじゃないか」 とぼやきがでる。仕方なく急斜面に取り付いて間伐材を乗り越えながらあと150m尾根のピークを目指す。
尾根は広尾根となっていてわかりづらい・・・・ピークから右尾根と左尾根に分かれる。右尾根に行ったら万事休す・・・・地図と地形を見比べながら慎重にルートを探す。笹を掻き分けやっと左尾根の林道を探し当てた。

無造作に切り倒された間伐材
急斜面で間伐を越えるたび体力が奪われてゆく

尾根筋に到着
広尾根のため現在位置がわかりづらい
笹を掻き分けながら撤退ルートを探した。

撤退ルートを発見

尾根のピークに到着して後は車止めまで600m下るだけなのだが急斜面で間伐材を越えてたのと夏の暑さで相当体力を奪われてしまった。急斜面の下りに差し掛かると両太股が吊りはじめた。15~20分歩いては5分休憩して足の筋を伸ばす作業を繰り返した。

納竿から3時間半、やっと車止めに到着して飲んだビールは『この世の物とは思えない』味がした。

当日データ
  二人の釣果20匹 最大26.0cm
  キープ6匹
渓流釣り遡行記2005
渓流釣り遡行記2005一覧  面河川源流 御来光の滝です。厳しい遡行の末、神々しい風景が待っていました。滝壺には魚影はありませんでしたが満足感一杯の遡行でした。今年は、どんな感動が待っているのやら・・・・・

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