標高1200mの渓 嶺北支流

渓流釣り遡行記2005
渓流釣り遡行記2005  2005/3/21
  吉野川水系(嶺北)
序文
馬路温泉ツアーの帰りに苓北の渓を下見しながら帰ってきた。寒の戻りだろうか?北斜面の渓の入り口付近は、積雪に覆われていてさすがに竿を出す気分にはなれなかった。あれから10日以上にになる。暖かい日も続いたことだし、もう何とかなるんじゃないかと思っていた矢先439さんから電話があった。
「今週どこへいくん?」
「N谷が気になっているんだけど・・・・・」
「おぉN谷なぁ 俺もちょっと気になっているんや」
「ほんじゃ N谷行きますか?」
待ち合わせ場所と時間を決めて電話を切った。
 
苓北支流
5時前、待ち合わせ場所の大豊のスーパー駐車場に新439号登場 ナンバープレートを見て笑ってしまった。
「どっちの車で行く?」
「林道が狭いから439号の方がいいやろ 本当は軽やったらえんやけど」
439号に荷物を積み替えて目的の渓の車止めを目指した。車道から林道に差し掛かった途端林道が大きく崩れていた。
「どうします?車幅がギリギリって所ですねぇ」
「ここで車を止めるとなると厳しいな・・・・突っ切るから先導してや」
その後林道は去年の台風の影響だろうか道に転がった岩や立ち木をどけながら林道を車止めへと向かった。中には二人で力を合わせないと動かない岩もあった。最初の二又を過ぎた辺りのほぼ車止めに近い車が離合出来る場所に新439号を止めた。
「新車やろあんまり無理したらいかんで・・・・ラシーンの二の前になるよ」
「釣りに行くために買ったんやから えんよ」

新439号
走行距離1200kmなのに、
こんなところまで入り込んで大丈夫?

車止めの直ぐ横から釣り始めた。先々週まで雪に閉ざされていたし、林道の岩をどけながら散々苦労してここまで辿り着いたから今年は誰も入渓していないと思いきや渓に下りてみると最近と思われる足跡があった。

「439さん、新しい足跡があるでぇ」
「ええ・・・それにしてもでっかい足跡やな・・・熊みたいなやっちゃ」
渓は緩いが渓相は抜群、水量もそこそこ申し分ない しかし、大きな足跡の主のおかげで全くアタリがない目印がピクリともしない。
 
 

釣り始め
総じて緩やかな渓だ
水量も、ポイントも申し分何のだかアタリが全くなかった。

上流の二又前からポツリポツリとアタリがではじめた。そして二又、釣れないときの定石、水量の少ない左支流に釣り上がった。さらに二又、私は小支流に釣りあがり439さんと分かれた。これが大正解でイメージ通りのポイントからイメージ通りに魚が釣れだした。小支流から帰って439さんを追いかけると439さんも絶好調で8寸を釣り上げてニンマリしていた。

アマゴ7寸
きれいな魚体だ

落ち込みのかなで掛けた。

左支流本筋へ行った439さんが掛けた8寸

左支流から本流筋に戻ってきた。二又から上に足跡はなかった。どうやら、大足跡の主は二又まで釣ってUターンしたらしい。それから魚は小さいがイメージ通りの釣りができた。

上流は適度な斜度が現れた。
ゴツゴツとした大岩を這い上がる釣りとなった。

慎重に小さな落ち込みを狙う
手前の浅瀬で6寸を掛けていた。

落ち込みを狙う439さん

源頭手前にあり大淵
2年前に439さんとあめごさんが釣行したときに、尺をはるかに越えた大アマゴが餌に見向きもしないで悠然と泳いでいたそうだ。

439さんが気になっていたのはこの淵だった。アタリはこの滝の前で消えていた。

納竿場所
高度1200mを越えている。残雪が残っていた。水量も少なくなってきた。源頭まで先はまだまだ長い。

帰り道 遥か下流を望む
林道は、はっきりしているのだが、伐採をして日当たりが良い所為だろうか?笹とバラの藪漕ぎが待っていた。

当日データ
  二人の釣果40匹 最大24.0cm
渓流釣り遡行記2005
渓流釣り遡行記2005一覧  面河川源流 御来光の滝です。厳しい遡行の末、神々しい風景が待っていました。滝壺には魚影はありませんでしたが満足感一杯の遡行でした。今年は、どんな感動が待っているのやら・・・・・

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