東予水系 加茂川支流
本流と左支流の出合いで、アザラシ君がアマゴを釣り上げた。
「それ、岩魚?」
本流との出会いから、ほとんど地図上の水線切れまで二人合わせて50匹以上釣ったけど、アマゴは3匹のみだった。あとはみんな岩魚・・・・・ここは、完全に岩魚の渓でした。
二又の出合いでアザラシ君がアマゴ(7寸)を釣り上げた。
アザラシ君とアマゴ(
本流からの落ち込みからいきなり岩魚8寸(25cm)
落ち込みの白泡の中からアタリがあった。
本流との出合いから1時間強釣りあがると30mの大滝が現れる。以前、この渓に訪れたとき、単独釣行だったため、高巻きの途中で怖くなり引き返したことがある。今日は大丈夫か?二人だからなんとかなるだろうっと言う楽観的な考えで滝横の斜面に取り付いた。
「会長・・・・こんなとこ登るんですか」
「やばいなぁロープで下降するしかないなぁ・・・」っと思っていると細い林道に出合った。出合った林道は、大滝の下まで続いているらしい。とりあえず、あの急斜面から帰らなくてもよくなった。
最大の難所の大滝(約30m)
垂直に近い壁面を立ち木に掴まりながら高巻いた。
林道に出会えて、
大滝横の急斜面を降りる必要がなくなり、
安堵の表情のアザラシ君・・・・
実はわたしもね
時々、ゴルジェの中に
高さ10m~15m滝が現れる。
上の大滝の高巻きを考えれば、簡単に高巻ける。
本日最大26cmの岩魚
岩魚独特の底を這うような
強い引きで楽しませてくれた。
アザラシ君の岩魚7寸(22cm)
腹部の黄色が鮮やかできれいだ
二又をしばらく遡行すると赤いテープの目印があった。右斜面に目をやると登り口を発見、左斜面にも林道らしきものを発見、たぶん左支流からの林道が交差している場所だろう。とりあえずエスケープルートを1本確保した。ここまでエスケープルートにつながるヒントが全くなかった、もしかしたら川通しで帰らなければならないかと思っていただけに一安心・・・後は魚止めを目指すだけなのだが、今日は時間的にちょっと無理かも知れないので、一先ず水線切れを目指すことにした。
水線切れを目指して、釣り上がって行くと、渓沿いの広葉樹の隙間から少々高いところに植林帯が見え隠れする。「もしかしたら・・・・植林の林道があるかも知れない。この高度だと本流との尾根筋まで続いているはずだ!」
高度計で、ほぼ水線切れで納竿。ほとんど渓沿いに迫ってきた植林帯にエスケープルートを求めた。植林の中をさまようこと10分、獣道のように荒れた林道を見つけた。しばらく、荒れた林道を辿っていくと、踏み跡のはっきりした林道が現れ、高度を維持したまま本流との尾根筋に続き、尾根道を利用して本流との出合いに降りることができた。・・・・ほぼ、予想通りのエスケープルートだった。
納竿地点の風景
ほとんど水線付近、水量は、まだまだある。
型はちいさくなったが
岩魚も、まだまだ、生息する。
渓筋に植林帯が近くなったので納竿
植林帯にエスケープルートを求めた。
釣果30匹(キープ5岩魚)・・・アマゴ1匹23cm
最大26.0cm(岩魚)
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