東予水系 加茂川支流
5時過ぎ、目的の渓の車止め近くまで車を進めると灯りがついている。
「釣りですか?」
「ラッキー・・・・右支流に入るんだって」
「早いですね」
ここで、しばし作戦会議
作戦会議中
「・・・・・・・・・・・・・・・・」
車止めをあとにして渓変わりの渓へと向かった。
下降した渓の風景
以前に訪れたとき、この穏やかな渓の印象が残っている。
釣り始めてすぐリュウホウさんの仕掛けにアマゴがかかった。
少し小さめではあるが、爆釣の予感が・・・・
アマゴ8寸(2 4.5cm)
色鮮やかなアマゴだ。パーマークの間が薄いピンクかかっているのがこの谷の特徴
右の写真の白泡の切れ目でアタリがあった。
2匹目の8寸(24.0cm)
絶好のロケーションの中から8寸 渓流釣りっていいなぁ
落ち込みと淵尻の中間に餌を入れてほとんど手前の方でアタリがあった。
もう、春のアタリの出方がはじまっている様だ。
この渓の渓相は最高だ。
古びたエンテも風景の中に溶け込んでいる。
ただ、数箇所にエンテの連続帯があり
ウンザリすることもある。
魚はスレてなく
イメージ通りの釣りができた。
淵に挑むリュウホウさん
総じて加茂川は、透明度の高い流れだ。
リュウホウさんの釣り上げたアマゴ
朱点が橙色で大きく頭まである。
明らかに放流魚の様相なのだが
こんな渓深いところに・・・・・・
発眼放流の末裔なのだろうか?
天然化しているのは確かだ。
①いい感じの淵
②淵の中央でアタリ、一度は合わせ損なっている
③あわせた。
④いい引きだデカイかも・・・
⑤手前まで引き寄せる
⑥ここまでくれば大丈夫
スレだから早く写真撮って
⑦玉網ですくう
⑧万遍の笑み
アマゴ9寸(27cm)
実はスレでした。・・・・・
のどかに昼食
昼食したところからの風景
今年は、雪だったり、雨だったりで天候に恵まれなかったが、晴れた中での食事は最高!『気持ち晴れ晴れ』ってところかな・・・・満足
釣果も、9寸1匹、8寸2匹、8寸近いのが5匹ほど・・・昼間での釣果としてはまずまずだ。
今日は、アマゴをあてにして一杯やりたくって、7匹ほど久々にキープした。
食事前に魚をさばいているところ
内臓を取り出して血合いを取り、エラを除けば完璧だ。夏場は、釣りあげてすぐこの作業をすれば、帰るまで鮮度を保つことができる。
左右の壁面は垂直にきりたっていてルートが見つからない。もう一度、下まで下って側面からアタックする手も考えたが、かなりの大高巻きになるのは必至だった。大高巻きとなると時間的にも納竿ということになる。・・・・しかし、まだ、帰りの林道を確保していない。もう少し、上流に行けば林道が近くなるのだが・・・・
ここは、エンテの側面のエグレを利用して登り切るしかルートはなかった。
背負った荷物を下ろして、空身で10mのエンテを
シャワークライミング
テープを垂らして、荷物を引き上げ
リュウホウさんが登ってくるのを待つ
感想を一言
「びびったぁーーーーー」
エンテを登り切っても、またエンテ、エンテ
「堪忍してくれぇーーー」っと悲痛な叫びが谷間をこだまする。
左の写真のエンテは右サイドから難なく脱出することができた。
谷底まで50mはある。「こんなとこのぼってきたの?」
上の写真のエンテ帯を越えると急に渓が緩くなった。小さな流れ込みに大きめのアマゴが浮いていた。上手に餌を放り込むと、すぐに反応、しばらく大き目の餌を弄んでいたが、餌を咥えて落ち込みへ走ったところをすかさず反対方向にあわせる。幅広の8寸が竿を絞り込む。魚を見ながら釣りをするのは楽しい格別なものがある。
渓が緩くなったのも束の間、今度は連瀑帯となる。大岩に取り付いて登りはじめると。目の前の30m+10mの大滝が現れる。
「凄いなこの滝・・・・」
さて、この滝を巻くべきか思案する。
滝の壁面沿いに下って、小さな尾根筋に、這い上がると林道に出会った。「この分じゃ楽勝で帰れるな」と二人ともニンマリ・・・・しかし、この林道が曲者で、下っていくと、どうも渓へ降りる道らしい・・・・その道も途中で崖に出くわした。
何の変哲もない落ち込みの中央で
大きめのアマゴが浮いていた。
餌を放り込むとすぐに反応した。
アマゴ8寸(25.5cm)
幅広のパーマークの間が薄ピンクのきれいなアマゴだった。
釣果25匹(キープ8) 最大27.0cm
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