吉野川水系(祖谷川)
「さて、どこへ行こうか?、久しぶりだから、釣れなくても気持ちのいい渓がいいな」・・・・・嘘である。釣れそうな渓(?????)を必死で思い浮かべた。
林道を5分ほど辿り植林の緩斜面を利用して200m高度差を渓に下っていった。(緩斜面といってもかなりの勾配がある。)降り立った渓は小さな支流と勘違いするほど水量が少ない・・・・・
電力取水下全く流れが無く
わずかに漏れた水が溜まっているだけ
右が電力取水上、
やや渇水気味だが釣りをするには全く問題ない
支流の水を集めて
落差を稼いでいるのだろうが・・・・
下流は水無し川 環境破壊そのものだ
なんとかならないのだろうか?電力さん
(半分は下流に流すと・・・)
電力取水を過ぎるとアタリがあるのだがなかなか針掛かりしない。1ヶ月以上釣りをしていないから腕が鈍ったのだろうか?・・・・・まぁ元々鈍るほどの腕は持ち合わせていないのは確かな話なのだが(笑 )
岩陰でピクピクッとアタリが来て大きく合わせると竿を絞り込まれる「もしや大物?」っと思ったのだが流れの中の魚を確認すると7寸強の「スレ」だった。
「どおりでね・・・・・残念・ざんねん」
アマゴ7寸強
なかなかの引きに
「もしや?」と思ったがスレであった。
落ち込みの左上の脇心から
「なんだ、いるじゃない」・・・・・慌てて竿を出しては見たものの『手遅れ』なのは明白である。
連瀑帯を過ぎ流れが緩やかなったところから再び釣り始める。この渓は連瀑帯以降、植林がなくなり全くの原生林の山容となる。渓のあちらこちらに山わさびの群生が現れ、遡行するだけでも気持ちが落ち着く渓だ。
予想通り水量は現水気味 「もう少し水量があれば・・・・」 それでもチビアマゴが遊んでくれる。
連瀑帯を越え植林もなくなりここからが源流域
予想通り渇水気味ではあったが
下界でお疲れ気味のおじさんを
天然アマゴが癒してくれた。
アマゴ8寸(24cm)
連瀑帯を境に釣れてくアマゴの容姿は変わってくる
まぎれもなく『天然アマゴだ』
アマゴ8寸(24.5cm)
魚止めが近くなり水量は少なくなる
こんな場所からも8寸が餌を追う
源流釣りの面白さはここにある。
平地で疲れた身体と、精神を、原生林に包まれた渓とアマゴたちが癒してくれた。どんなに忙しくても月に一度は渓に身を置きたいものだ・・・・無理だろうか?
釣果 15匹 最大24.5cm(キープ2)
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