渓流釣り遡行記2002 2002/3/24
吉野川水系
吉野川水系
気になる谷
今週は春分の日に釣りに行っているから「釣りには行かない」と思っていたのだが、にわかに出てきた釣りの虫がどうにも収まらず『午前中、チョット・・・・』ということで出かけることにした。
去年から気になる小渓があった。それは吉野川対岸の渓で吊り橋を渡らないと入渓できないのだが吊り橋が林道工事のため長らく通行止めになっていた。「もしかして・・・・」 (吊橋は今も通行止めなのだが・・・・)
吊橋を渡り林道脇から細い林道を降りると渓にぶつかる。ここから約100mの区間は、遡行し甲斐のあるゴルジェ帯だ 『午前中、チョット・・・・』のつもりであわてて家を出てきたものだからヘルメットを忘れてしまった。ヘルメット無しでこのゴルジェ帯を突破するのは「やばいなぁ」と思ったのだが代用で頭にタオルを巻いて・・・・・(気休めみたいなものだが・・・・)
ツリ、高巻きしゴルジェ帯の淵に竿を出したのだが全くアタリがない。ゴルジェ帯が終わった淵でようやく放流物が針がかりした。その上の滝で放流物には違いないのだが長らく時間が経って天然化した綺麗なアマゴが釣れた。その滝下には、同じことを考えて入渓した釣り人のものなのか、工事関係の人のものなのかまだ新しい針の袋が落ちていた。この時点で「もしかして・・・・」は儚く消えてしまった。
魚影は薄いようで、ポツリポツリとしか魚がでない。
放流物には違いないのだが
長い時間の中で交配を繰り返し
天然化した綺麗なアマゴ
地図にも無い小渓のため水量はこんなものだ
納竿
滑床状の緩い滝(2段)の上からアタリが無くなった。おまけに雨がヒョウ に変わり石の上がすべる。「チョットのつもり・・・」だったのだが高度で300m程登ってきた。先程の滑床の滝を帰るにはチョット危険?ヘルメットも無いことだし・・・・・昔の炭焼き場跡で納竿、植林に取り付いて林道を探したが見つからなかった。仕方ないので獣道を藪コギしながら前進すると植林帯が終わりガレ場になり大きな側壁が現れた。こんな側壁があるところは上か下に林道がある。下にはないからどうやら上らしいが登れそうな側壁ではなく、足場の悪いガレ場を慎重にやり過ごし再び植林帯へ入る。10m程上を見ると林道を発見、どうやら楽勝で帰れそうだ。
林道が右支流を跨ぐ処に、いい淵が現れ、再び竿を出したのだが全くアタリも無かった。
林道が右支流を跨ぐ処に、いい淵が現れ、再び竿を出したのだが全くアタリも無かった。
やっと見つけた林道
料金所があって不思議ではないような
立派な林道 楽勝・楽勝
当日データ
釣果6匹(キープ無) 最大22.0cm
釣果6匹(キープ無) 最大22.0cm
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渓流釣り遡行記2002
渓流釣り遡行記2002一覧 この写真は、去年の最終日「原生林の中を流れる渓」の魚止めの滝です。釣り人は、四国渓師会のアメゴさんです。 残念ながら滝の主は不在でしたが『魚止めの滝』という言葉の響きに、憧れを感じずにはいられません。今年も、で...
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