吉野川水系(祖谷川)
解禁当初ということで、夜討ちを敢行 11時過ぎ徳島方面へ車を走らせたのだが、まだ、釣行先を決めていない。この時期、釣行先をどこにしようか思い悩む。入渓地点の高度、最近の天気(特に降雪状況)、気温、有名な谷か無名な谷か?、車道から離れているか近いか?・・・・・・できれば『今年一番乗り』をして初なアマゴに相手をしてもらいたいからだ。候補は2つほどに絞っていたが・・・まだ迷っていた。
「どっちにしようか?」
「会長に任せますよ」
「任せられてもなぁ・・・じゃB谷に決定」
「なんでB谷なの?」
「B谷の方が近いから、早くついて早くビールが飲めるじゃない」
「意外と単純ですね」
「そう、決める時は単純、単純 こんなもんよ(笑)」
午前1時過ぎ車止めに到着、「プシュッー」 待望のビールで乾杯、車の中で小宴会が始まる。渓流釣りをする要素の何割かに、このひと時が入っているのは確かだなぁ 午前3時過ぎ帰って来たときに飲む筈のビールまでたいらげて小宴会?終了。夜が明けるまで眠ることにした。6時前に起床。まだ暗い。誰も来てないようだから、もう少し寝ようかと思ったときダンプが車の横を通り過ぎていった。
「何でダンプが今頃走るの???」
あまりゆっくりもしていられないから釣り支度を済ませ7時前に入渓 今回3人ということで、はまちゃんと私が本流の上流部、慶三君が本流を少し釣り下がって左支流を釣りあがるコースに別れた。
渓に降りると最近の足跡を発見
「シマッタなぁ 1番乗りじゃなかった。読みが外れてしまった。トホホ・・・」
しかし、最初の滝を越すと足跡がなくなった。どうやら下流から車道まで釣り上がって来た様子だ。滝上から魚止めまでは『今年1番乗り』となった。
B谷は緩い渓だが程よい淵が連続する。途中左支流の前からザラ瀬となり魚影は幾分減るが林道が交差する辺りを越してから規模は小さくながら小淵が現れ魚止めの滝まで魚影は濃くなる。魚止めの滝からも水量はあるのだが10年くらいの前の大伐採の影響か?アマゴはいなくなる。
一番乗りということで、魚影は濃い。活性もかなり高い。型は6寸~7寸といったところ もう少し型がよければ・・・なのだが贅沢である。
アマゴ7寸(22cm)
サビもとれて、引きもなかなか強い
超天然ではないが天然化したキレイなアマゴだ
B谷は右の写真のような淵が連続する。
はまちゃんの釣り姿
なかなか様になっていますね。
写真を撮っている間にはまちゃんが
本日最大、8寸(24.5cm)を釣り上げた。
はまちゃんの8寸
これも天然化した綺麗なアマゴだ
9時過ぎだというのに渓に陽が差し込んでこない。気温は、まだ0度
「去年、魚止め前の滝でハリス切れがあってね。そこまでいきたいのだけど。慶三との待ち合わせが4時だから3時には釣りを止めないといけないから・・・・・林道を辿って途中を飛ばして行くからね。いい場所があっても我慢してね」
昼食を終え林道を辿って魚止め前の滝を目指した。途中 林道横の淵を覗き込むと数匹のアマゴが群れている。魚止めまで行きたいから我慢・我慢と思っていたのだが頃合いのいい淵を4,5ヶ所飛ばしているうちにどうにも誘惑に負けてしまい。
「チョッとだけね・・・・・」と竿を出してしまった。・・・・《まだ修行が足りないな》
渓を下って、先ほど昼飯にした渓と林道が交差している場所、魚止めを確認していたため少々タイムオーバー(途中竿を出したのがいけないのだが・・・・・)いつもの林道を帰ったのでは1時間近く掛かる。右に伸びている林道(未確認)だったら車止めから伸びている車道に突き当たるかもしれないと思い。地図を確認すると何となく合っているような・・・・・と言うことで右の林道から帰ることにした。かなりの急勾配だったがほぼ30分で予定通り車道に突き当たった。「車止めまで楽勝」の筈だったのだが世の中そう甘くいくものではない。この車道から車止めまで長いのなんのって・・・・・ダラダラと1時間歩きっぱなし。ようやく車止めに着いたのは待ち合わせの時刻から1時間遅刻の5時過ぎだった。(慶三君・ごめんなさい _(._.)_ )
慶三が行った右支流も型は小さいがいい釣りができたようでした。
魚止め滝前の風景
この辺りだけ自然林が残っている。
ここより上は、また、植林帯となる。
魚止めの滝(1.5m)にて記念写真
まだ、この上には流れはあるがアマゴはいない
10年くらい前に大規模な伐採があり
日当たりがよくなり
水温が上昇したせいだろうか?
釣果57匹(キープ9) 最大23.0cm
はまちゃん 31匹 最大24.5cm
慶三くん 50匹 最大23.5cm
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