東予水系
一月の中頃に、ある人から「初日にいかない?」っと誘いがあった。
休みの段取りをして、釣り支度を全て整えて、日一日と近づいてくる解禁日を待ちわびていたのだが「解禁日、都合が悪くなったから・・・・・」 完全に宙に浮いてしまった。
「まぁ一人でも、いいか? 折角休みの段取りもしたし。。。。。。。」
解禁日前日、リュウホウさんも解禁日に行くといっていたから、どこへ行くのか聞こうと思って電話すると
「『かわせみの渓』で明日の作戦会議やっているからこない?」
誘われるままに、会社帰りにかわせみの渓へ
四国渓師会のリュウホウさんとフクマデン大西氏、アザラシ2号氏がなにやら怪しそうな作戦会議をしている。
「でっ、明日はどこへいくの?」
「××○○△△」
「会長は、どうするの?」
「まだ、一人でいくかどうか迷っているんだけど・・・・・」
「じゃ、わたしがいっしょに行きましょう」っとリュウホウさん
話は即決まった。
「でも、アザラシ2号さんとたまちゃんはどうするの?」
「まぁ、ふたりでどっかいくんじゃない・・・・・」
「そんじゃ、そろそろいきますか?」
国道から渓沿いに続く林道に差し掛かると「通行止め」看板
林道をしばらく走ると、林道は封鎖されていた。暗がりの中様子を見に行くと路肩が崩れていてとても車が通れ
そして、前夜祭は盛大に・・・・?始まった。
朝の5時くらいに同業者の車が来て、リュウホウさんっと話しているみたいだったけど睡眠薬のおかげで意識が朦朧としていて話に加わることができなかった。
土砂崩れの車止めから渓の入り口まで20分、渓の入り口から入渓地点まで20分、緩い斜面をこけながら降り渓の流れに立つ 。冬の渓独特のピーン空気の張り詰めた感覚に「今年もまた、はじまったんだ」っと幸せな気分になった。
水温が低い(3℃)せいか、アタリは渋かった。それも、何投目かで5寸ほどのアマゴが針がかりし、またまた、幸せな気分に・・・アタリが渋いまま渓の核心部へ4だん100mの滝下でようやく8寸が出た。
リュウホウさん
オフシーズン月に2、3度登山していて
足腰は達者だ
アマゴ24cm
写真では分らないがサビのないきれいな魚体だ
8寸が釣れれば「ゴキゲン」そのもの
白泡が切れたところで3度アタリがあった。
4段の滝
4段合わせて100m近い落差がある
餌箱を忘れていることに気づいたのは
滝上の淵を釣ろうとしてからだった。
再び滝下まで降りてこようとは・・・
8寸を釣り上げ気分を良くして、4段100mの滝を高巻いた。4段目の滝は降りることができるのだが雪で滑り落ちそうなので今日はやめた。滝上に立ち次の淵を釣ろうとすると餌箱がない!さっきアマゴの写真を撮ったとき忘れてきたようだ。「ガァーーン」もう一度滝下まで行かなければならないのか?折角竿を伸ばしたところだから、リュウホウさんに餌をかりて目の前の淵を済ませてからとりに行くことにした。
「体力強化トレーニング・・・・いってらしゃぁい」っとリュウホウさんに見送られ滝下へ
リュウホウさんのいる方へ川を渡ろうとして
「ああ、しんど・・・・」っと言ったか言わないうちに滑って転び左腕を痛打した。それにしても今日はよくこける。オフシーズンをノンベンダラリと過ごしてきたツケが一度に押し寄せてきている感じだ。
滝上は、日当たりがいいせいだろう。幾分魚が出るようになった。3段淵を過ぎたところで納竿林道を求めて左斜面へとりついた。昔の林道らしき獣道を経由して本林道に突き当たった。トボトボっと、またまた、コケながら車止めへの長い道のりを歩き始めた2人であった。
「ああ しんど」 でも、快い解禁日を向かえることができ満足のいく初日だった。
釣果10匹(キープ1) 最大24.0cm
リュウホウさん 4匹(キープ無)
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