写真で語るフォトブログ No217
2025/11/15
2025/11/15
ガスに覆われた天狗高原、紅葉はピークを過ぎ葉を落とした枝が目立ち、残っている葉も茶系統が多い、「残念な山歩きになりそうだ・・・・」とテンションは下がり気味になりつつあった。
偶にに現れる色づいた葉にカメラを向けた。
曇り空は周囲の光量が均一なので明暗差が少ないのっぺりとした写真になりがちだ。視線が引っ張れる白い曇り空の背景に、木と葉っぱのシャドーを落とし赤の輝度を少し上げることで明暗のコントラストが効いた写真になったと思う。
【No217-2】 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmF:4.5 S:1/250sec ISO:400
天狗高原を下っていると葉っぱの残り方と色づき具合が変わってきた。下った先の姫百合平は紅葉のピークを向かえていた。
見た目色鮮やかな紅葉は雑然として写真にするのが難しい。左に大木を配置し空いた左の背景に色鮮やかな紅葉を置いた構図にしてみた。主題は左1/3ライン上の葉を落としたブナ、寂と賑の対比したつもりだがどうだう。
【No217-3】 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmF:6.3 S:1/250sec ISO:400
濃い橙色になり紅葉の終盤に近づいたブナ、曇り空は写真に入れないのがセオリーなのだが大木を仰ぎ撮っているのだから仕方ない面もある。
主題は何と云っても踊るようなブナの枝振りの力強さ、左端と下を縁取った色付きはじめた全景の黄色い葉っぱがチョットしたアクセントになっている。
【No217-4】LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmF:4.5 S:1/100sec ISO:400
見たかったのは黄色く色づいたブナの紅葉、陽差しのが透過していれば黄金色に輝くのに・・・・惜しいね。しかし、中央の幹が芯を通し広げた幹に包み込まれるような黄色の形が面白い。
【No217-5】 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmF:3.6 S:1/100sec ISO:400
登山は登りながら標高が変わり何処かの標高で紅葉を楽しむことができる。黒滝山を下った遊歩道は紅葉のピークだった。ほぼ平行に付いた遊歩道を辿り登山口まで戻る。道標を見ると登山口まで3.4km、ピークの紅葉を楽しみながら長い距離を歩けることに遊歩道を付けてくださった方に感謝しかない。
風景写真に人工物を入れるのは憚られるのだけど、自然に対して規則性のある人工物が突き刺さるシーンもある。左下から真ん中に伸びた手すりが良い境界線になっている。
【No217-6】 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmF:3.9 S:1/400sec ISO:400
紅葉は赤い方が目を引き安い。
この赤をどう表現するのか?楓の形を残しつつ赤で埋めてみた。密集度の違い、色の濃淡、伸びる方の違い・・・・不規則な形を色で表現すれば面白い。
【No217-7】 LEICA DG VARIO-ELMARIT 12-60mmF:6.3 S:1/200sec ISO:400
森の中に霧が流れ込み幻想的な風景になった。
霧に覆われ濃淡が変わることで遠近感が強調される。写真を明るくすると白飛びが気になるので白レベルを落とした。空をこのレベルまで落とすと不自然さになるのだけど霧だと認識していれば違和感にならない。
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