新緑の頃

写真で語る源流釣り
源流釣り入門 
  写真で語る源流釣り
先週まで殺風景だった源流の風気が若葉色の明るい色彩に変わった。南向きの渓を選んだこともあるが一気に春めいてきた感じがする。
滝と新緑のコラボ
新緑はまだ疎らなのと春の陽射しを遮る程の力がない。樹々の隙間から青空が覗いているので渓は明るくとても気持ちのいい空間だった。
まだ、渓の水は冷たく雪止めの影響が残っているようだ。
水の中を歩くのは短時間に止め、落ち込みの飛沫浴びないように岩陰に身を潜め竿を出す。
岩にへばり付く低木にも新緑が芽吹いた。苔は薄く茶色い部分が目立っているがやがてフカフカの緑に覆われることだろう。

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水が冷たい性なのか源流アマゴの活性は控えめだった。
ネットの縁に沿わせても逃げようとする素振りはない。おかげで良い写真を撮らせて貰った。
倒木の苔から姿を現したコケスミレの群生
白い花に紫のラインがスミレを想像させるに遠くない。同じ場所から芽吹いたばかりのシダ
薄く明るい黄緑に春の雰囲気が伝わってくる。
トボトボしながら下ってきた帰り道にヤマブキが咲いていた。
日向で目が痛くなるほど鮮やかな黄色い花を薄暗い植林木立の背景に浮かび上がらせた。
廃屋の横に咲いたしだれ桜を北斜面の山を背景に撮影した。
南斜面の山と比べたら山桜が咲いたばかりで新緑の季節が訪れていない。たぶん、後1週間もすれば若葉色に覆われているのだろう。山と渓を彩る新緑や花に季節の移り変わりを感じることのできる源流釣りに感謝です。

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