一枚岩の美渓を辿る

写真で語る源流釣り
源流釣り入門  写真で語る源流釣り  
車道から尾根道を標高差200m下降して降り立った谷は一枚岩の美渓だった。
カーブを曲がると形の良い二段の滝が現れる。
逆S字に方向を変えた水の流れが滑らかに落ちる滝の美しさもさと岩壁に付いた苔の鮮やかさが調和し、完成された自然の風景を見ているようだ。
変化に富んだ渓相
谷幅いっぱいの平らな滝の側面を登れば、次はどんな景色を見せてくれるのか?
滝とは対照的に開けた渓相、ただ開けているのではなく一枚岩の凹凸が複雑な水の流れを作り出していた。
小さな落ち込みの白波と苔の緑の散らばった感じがいい。
落ち込みと中淵が連続するポイント
釣る前にポイントを写真に撮れば釣れるジンクス・・・・効果はなかった。
厄介なモツゴは居なくなったがアマゴの魚影も薄い
渓の風景が好みなので渓歩きを楽しむことにしよう。
若葉が芽生えだした木の下を流れる谷筋
普段は滝の写真を取ることが多いけど何気ない谷の流れも絵になる。
副題として苔は渓流写真の良い素材になる。
谷の側にミツマタの群生があった。
光が当たっていれば背景の花を玉ボケにしても良いが光が足りない。
背景をどれくらいボカスかよりどれくらい花の形を残すかの観点で絞り値を決めた。

目的にしていた大滝までやって来た。
深くて濃い青をした滝淵に斜滝の白い水が滑り落ち同化する様に心精が惹きつけられた。
迫力のある直瀑もいいが優雅な斜滝の美しさも格別なものがある。
立ち去りたくない思いは相棒も同じらしく、大滝を前に長い時間を過ごした。
滝淵の深みから9寸前のアマゴを引き出した・・・・尾鰭の赤い縁取りが印象的なアマゴ
写真の撮れ高が多い釣れない釣りだったが、漸く報われた感じがした。

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