岩魚釣り

渓流釣り遡行記2025
渓流釣り遡行記2025  2025/6/18
吉野川水系  
脚立の上でバランスを崩し飛び降りた。
着地は成功したけど右足が突っ張り膝の受け身が取れず膝に負担がかかった。
膝の状態はだいぶ良くなってきたが、まだ膝裏に違和感があるので釣りに行くのを控えている。

年を取ると治りが遅くなるのと次の行動を起こそうとする意識が鈍っているのは困ったものだ。

源流テンカラ師が岩魚谷で良い釣りをしたようだ。
毛針だから底を攻め切れていないので、大雨後の引き水を探ってみたらどうでしょう・・・・岩魚谷か~しばらく行ってないなぁ、二又までならこのオンボロ足でも行けそうな気がした。
「その話、のらしていただきます。」
人家が近いというのにカーブを曲がるといい確率で鹿が現れる。
あんなのに打つかったら堪らないのでスピードを緩めた。
人家の横から鹿が飛び出してきた。
急ブレーキを踏んだら車が止まる寸前でトンと当たり鹿は転けた・・・・
「大丈夫かいな?」
車のドアを開けると何食わぬ顔をして立ち上がり、1.5m程の法面に飛び越え山へ帰っていた。
明るくなって車を確認するとボディとバンパーの間が5㎜ほどの隙間と段差があるだけで傷はないようだが・・・・『ツイていないなぁ』
バンパーをげんこつで叩いたらポコと音がして隙間と段差が目立たなくなった。
早朝の時間帯は走りやすくてスピードを上げがちだが、鹿避けネットで囲われ住み慣れた山を追われ下界に下りた鹿が増えているので運転に注意が必要だ。

魚影が薄くなった最初のエンテ帯
壁際に仕掛けを入れ丁寧に底を探れば大物が喰ってくることがあるので侮ってはならない。
1つ目、2つ目、3つ目、4つ目・・・・全くアタリがない。
5つ目のエンテで漸く8寸と7寸を掛けた。
取り付きの2つの流れが合わさる場所
強い引きの9寸を掛けた。
アマゴの9寸は体高があり如何にもパワーがありそうに見えるのだが岩魚のズンドウとした魚体にパワーがあるとは思えないのだが強かった。
ゴルジェの滝を抜ける
雪があると難儀するが意外と簡単に通過できてしまう。
油断しているとスパイクフェルトが効かないツルツルの岩に滑って転けたが滝に落ちそうになった。
2段の滝、この谷で最も美しい場所
最高の引き水・・・・大錘をプラスして白泡の底を探っているのだが全く反応がない。
底の流れが速く岩魚の喰い気を上手く誘えていないのか?
大量の羽虫が飛んでいるので、岩魚は上層に居て水面を見ているのなら源流テンカラ師の毛針の反応が高かったのも頷ける。
アクションカメラの写真を試してみた。
13㎜のワイド感と細部のディテールに好感が持てる。
最短撮影距離がもう少し短ければメインカメラになれるのだけどね

二又で水が2分して水量が減り白泡の割合が小さくなると泳ぐ岩魚の姿が見えるようになった。
岩魚の反応は良くなったが針掛かりしても針外れのシーンが多い。
強い引きの岩魚を手前まで寄せ
「結構デカいな」と思いながら玉網に手を掛けた瞬間に針外れ
そうだ、岩魚は口が硬いから2段合わせにしなければいけなかったんだ。
「尺はなかったよね」と思うことにした。
最後にしようと思っていた二又上で滝で9寸を掛けた。
ここに9寸が居るなら、もう少し釣り上がろうかとも思いはじめたけど足の具合もあるので納竿にした。
欲まみれに任せればロクでもないことが起こる。
とは云え、まだ時間が早いのでゆっくり下りながら写真撮影

人工物が現れるまで、原生林の深い森に身を置いている時間を楽しむことにした。

思っていたより歩けたことに安堵した。
足を痛める前は渓泊まりの準備をしていたが、今の体力と脚力では重い荷物を担げそうない。
短くて楽な谷を何本かやってから成り行きを見極めようと思う。
遡行データ
 2025/6/18  晴れ  吉野川水系
 遡行距離:3.6km 標高差:300m 
 釣果:9尾 最長寸:28.0cm
 キープなし

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