祝・四国の渓流全面解禁2025

渓流釣り遡行記2025
渓流遡行記2025  2025/3/1  晴れ
  吉野川水系  
徳島・高知の渓流が明け、四国の渓流釣りが全面解禁した。
2月に愛媛渓流解禁を済ませているので3月の解禁日には特別感はなかった。
と云うか2日前、愛媛の谷に出かけた。西斜面から南斜面に変わる渓、入渓地点の標高も低めに抑えていたが雪で釣りにならず撤収・・・・その後、入渓できそうな渓を探して別水系に転移したけど想定以上の雪に渓巡りのドライブし終始して帰ってきた。
そして、リベンジは雪があっても渓選びの選択肢が増える3月解禁を待つことにした。
土曜日の解禁日だからマイナーな渓を選択した。(標高が低いことが1番重要)
尺の実績があるからそう舐めた渓でもない。車止め着を日の出の1時間前に早めたが後から来る車はなかった。
最初の急斜面の登りがメチャキツい。次に長い平衡道は尾根を跨ぐ度にアップダウン、大した標高差ではないが繰り返されれば軟弱足はスローペースになる。
この急斜面を下ってきた。
水が落ちる大きな音がしていたので連瀑の上に近づいてはならないと上流に回り込みながら下降してきたが思っていたより上だった。
大きな音の正体は増水した渓の流れだった。
状況から察するに雪解け水が流れ込んで増水しているようだ・・・・雪解け水が入り込んでいるなら水温の低下によるアマゴの活性が低くなりはしないかが心配になる。
 

昔、尺を釣ったことのある滝からはじめようと下流に向かい岩場を際どく回り込み竿を出した。
渋いアタリに針掛かりしたのは5寸ほどのアマゴだった。
滝?この淵ははどう見ても落ち込みだな・・・・尺を釣ったのは一つ下の滝だったような気がする。
一つ下の滝は浅くなって降りるのが面倒なので上から竿を出したけどアマゴの反応はなかった。
まぁ、『尺を釣った』と大風呂敷を広げているが四半世紀も前の話だからね。
連瀑から続V字谷、1枚岩に大石を配した抜群の渓相
アマゴの反応は悪くはないが、この谷にしてはアタリが少ない・・・・
水の中に手を浸けてみたら痛いような感覚があってメッチャ冷たかった。
狭い谷間の斜面に陽射しが降りてきたが谷底には届かない。
前方で谷が曲がり、陽が当たりにくそうな場所には雪が多く残っていた。
『つ抜け』した。
去年足を痛めてからズーッと1桁の釣果が続いていた。
それなりのサイズを釣っていたのでさほど気には留めていなかったけど、前回の釣行は雪で釣りにならなかったとは云え、釣果2尾・長寸は7寸に届かなかったので流石に堪えた・・・・やっと、『つ抜けならず』を解消できた。

 
いい確率で8寸、9寸が釣れる長渕
なかなか良い引きだったので大事をとり渕尻まで泳がせて取り込んだのだが8寸に1cm足りなかった。
ここで大物が出ないとなれば源流に期待するしかない。
この辺りは谷が緩くなり魚影が薄い。
谷沿いに付いた植林の作業道を歩きながら深みのある中淵だけに竿を出したけどアタリがなかった。
普段の水量を考えればアマゴが居付く場所ではないのだろう。
谷と林道が交差する手前、谷に少し傾斜が出てくる辺りからアマゴのアタリが出はじめた。
良いアタリに合わせたら落ち込みの中に潜られた。
「まぁまぁ、ありそうだ」思っていたが8寸に数㎜足りなかった。

林道と交差した。
このまま釣り上がったのでは源流に辿り着けないので林道からバイパスしてやろうと思ったのだが葛籠折れに登っている道には雪が積もり滑りそうだ。この先100m以上標高が上がり、渓沿いの狭くて滑落しそうな箇所に雪があれば危険なので、このまま行けるところまで釣り上がることにした。
そんなに釣り人が入る谷だと思えないのだが「林道が交差する付近は釣れない」パターンが当てはまる。
やがて大滝が現れたが、この上ない水量なのにアタリすらなかった。
久しぶりの釣りで結構疲れた・・・・帰り道も長いことだし上の写真の滝で納竿して少し遅めの渓飯にした。
今日の渓飯は山神様に作って頂いた愛妻弁当、有り難く頂いた。
まだ、少しでも愛情が残って入れば良いのだけどね。
渓飯で元気が出たのでもう少し釣り上がることにした。
白泡が切れた水の流れが緩んだ場所にアマゴが泳いでいた。目の前に餌を落としてみたが反応しないし逃げようともしない。
釣れないのは魚影が薄いのだと思っていたが、雪解け水による水温低下で『アマゴの喰い気』がないことが原因のようだ。
小さなアタリに散々粘り5寸を5寸を針掛かりさせた。
アマゴにやる気がないのなら仕方ないので本日2回目の納竿となった。
帰り道の林道、朝あった雪は消えていた。
もう少しすれば、雪を気にせずに釣りができるようになると思う。
遡行データ
 2025/3/1 晴れ 吉野川水系
 遡行距離:7.5km 標高差:240m 
 釣果:16尾 最長寸:23.5cm
渓流釣り遡行記2025
渓流釣り遡行記2025一覧    初めて入った小谷連瀑の最後は2段の滝になっていた。台風前の渇水もう少し水量があれば釣りも写真も変わってくるのにね。渓流釣り遡行記2024

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