久しぶりの源流釣行 祖谷川唐谷

渓流釣り遡行記2000
渓流釣り遡行記2000  2000/9/9
  吉野川水系(祖谷川)  
台風の近づく中、祖谷川に出かけた。5時過ぎに祖谷川に着いたが、心配していた台風による増水はあまりないようだ。それでも平水よりはかなり水位が高く釣りには絶好の状態だ。 
予定していた渓の車止めで、すでに二人の釣り人が準備の最中で声をかけると私が予定していた支流と本流に分かれて釣りあがるそうだ。禁漁間近いこの時期に思い通りの渓に入ろうと思えば夜打ちをかけないと無理のようである。
ただ、昨晩の私は夜打ちをかけるような状況ではなく予定通りに朝(2時30分)起きれたのが不思議なくらいだ。酒を抑えておけばよかった。(後の祭りではあるが・・・・反省・反省)

渓変わりに選択したのが唐谷、名頃ダムに南から流れ込んでいる谷で、ダムの陰になっているために地図を持たなければわかりにくい谷だ。

唐谷は長さがそれほどないため、ほとんど名頃ダムの出合いから釣り始めることにした。釣りはじめから当たりがありこれはと思ったがウグイの猛攻だった。
ダム出合いから林道と交差する地点の落ち込みをこしてからはウグイはいなくなったがアマゴも釣れなくなった。水量としては申し分ないが・・・・・唐谷は緩い谷だ。二つ目の鉄エンテをこえた辺りから落差が増え渓流らしくなってくるが巻き道ははっきりしている。何よりも渓の2~30m上を植林林道があるため釣り荒れている感じが否めない。
釣り上がって来る途中、気になったのだが、真新しい(今日ではないのは確か)ミミズの箱が2個、ペットボトルが3個、あめの殻が十数個次々に捨てられていた。渓が東に大きくカーブする少し前の淵にさしかかった場所でワンカップ、ジュースのパック、ちくわの袋、ソーセージの袋とその殻、タバコの箱等座って食べたと思われる周りに捨てられてあった。多分、前記と同じ人達と思われるがマナー以前の問題でお行儀が悪すぎます。
あまりに酷い状況だったため持ち帰ることにしました。魚を釣ることばかりにとらわれないで周りの風景に目を向けてください。人里にはない美しい風景の中できれいな魚を釣ることができる幸せを感じてください。そうすれば源流でゴミを捨てることなどできなくなるはずです。

ゴミが捨てられていた淵から数えて2つ目の淵でアマゴが目印を追い始めた。たぶん先ほどの淵で帰ったのか、ワンカップの酔いで釣技が鈍ったのであろう。

その次の淵で待望の8寸が来た。水線をこしてから型は小さい(6寸前後)が一淵一匹に近い状態でアマゴが上がってきて午前中の絶不調がどこかに行ってしまった。二又を越して普段は水溜りのようなところでも雨のおかげで水量があり順調に魚が上がった。
結局高度1200mをこした辺りにもアマゴはいた。かなり渓の傾斜がきつくなったので納竿した。久しぶりに水線を越えて魚止め近くまで登りつめた最源流部の釣りに満足した。

帰りの林道だが間伐の真最中で切り倒された木が林道に横たわっていて帰りかなり苦労した。いずれは片付くのであろうが・・・・・・


ゴミ
こんな捨て方はマナーを通りこしてお行儀が悪いとしか言いようがない。ゴミを捨ててあった横の淵 こんなところにゴミがあるなんて寂しくなってきます。とりあえず持ち帰りましたが覚えのある方は連絡して下さい。
やっと来た8寸(23.9cm)細いが超天然である。
左の写真白泡がきれたあたりから、それまでがひどい状況だったので嬉しさも格別なものがあった。
高度1200m越してのアマゴ22cm小さめだがなんとも綺麗なアマゴだったので写真に収めた。
撮影後すぐに流れに戻した。最近やさしくなってしまい源流のアマゴはほとんど放流している。普段はほとんど水量がないのだが雨のため何とか釣りになる状態・・・・上流にまだまだ、魚はいる。
当日データ
  釣果32匹 最大23.9cm
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渓流釣り遡行記2000
渓流釣り遡行記2000一覧  2000年度の渓流釣り遡行記です。写真は那賀川槍戸川の源流深い原生林が渓を覆いその中を清い水がゆったりと流れます。その流れに棲むアマゴは凜々しくて美しい。私が大好きな場所です。

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