四国渓師会 春の釣り大会 W谷上流 

渓流釣り遡行記2001
渓流釣り遡行記2001  2001/4/21
  東予水系  
W谷上流
今日は四国渓師会の釣り大会

一ヶ月程前、釣り大会の要領を会専用掲示板に告知してから、掲示板は異様な盛り上がりをみせていた。 大会の準備は、前日にほとんど終わっていた。後は大物を釣って優勝するだけ・・・・・いやいや、釣り大会を主催する身の上としては、参加する皆さんに楽しんで頂ける様に 身を粉にして働くつもりにしているので、優勝なんてとてもとでも・・・ハッハッ・・・

今日の相棒は、たかさん。 たかさんは、いろいろと忙しいらしくて今年初めての釣りとなった次第(迷コンビ復活) たかさんの家を午前3時に出発

「関西支部コンビは、N谷にいくといっていたなぁ、もうそろそろ出かける時分だから、電話でもしてみるか」
淳師匠に電話したがつながらない
「まだ、寝てんのかなぁ」
淳師匠とコンビを組んでいるカッキヤンに電話すると 「もしもーしカッキャンです」  といきなりハイトーンの返事
 
「今、何処にいるの?」
「○△×を過ぎたあたり」
「○△×? もうそんなところまでいっているの、気合入ってるなぁ」
「じゃ気をつけてねぇ じゃまた、集合時間によろしく」

 釣り大会の場所を何処にしようかと思ったが、集合場所近いこと。今年尺物の実績のあるW谷に迷わず決めた。

「上流部なら、まだ、人が入ってないから大物がいる筈・・・・・」
しかし、上流部を釣るとなると集合時間に間に合うかどうかが心配だ 会長としては集合時間の少し前にいって段取りをしないといけないし・・・・・・
「5時過ぎに林道を歩き始めたら、何とかなるんじゃない」

車止めに着く前から、雨がちほら、5時過ぎに釣りに行く準備は終わっていたが、雨模様のため空が明るくならない。結局5時25分出発
「30分ロスってしまったなぁ」 とブツブツ言いながら、まだ薄暗い林道を歩き始めた。少し明るくなってきて、連瀑帯を高巻くためのきつい林道に差しかかる。高巻く前に少し休憩をとって一気に高度200mを登り、平坦になった植林との境界線にある林道を辿って、連瀑帯の小尾根へ、小尾根を50m下降してW谷の流れに降りたった。
歩き始めて1時間   「意外と早かったなぁ」
 

滝上の小渕で、たかさんが今年の初物、5寸クラスと小さめながら嬉しそうでした。
雨模様のため、魚の活性が高いが、釣れて来るのはチビアマゴばかり
「優勝するには程遠いなぁ」
やがて、2月に尺物を釣った滝下にたどり着いたが、全くアタリがない
そうこうする内に、納竿予定の二又に到着
7寸クラスは、上がっているが「これじゃ、優勝は無理だなぁ」 二人とも半ばあきらめムード
「まだ、時間があるから二又から上を釣ってみる」地図を確認して、左側が本流・・・・・実際は右側の方が水量が多い。
左側の谷を上がると、水量は少ないが、小さな淵ごとに6~7寸が飛び出して入れ掛り状態となったが、サイズアップには至らなかった。魚止めの滝が現れ、時間も時間なので、ここで納竿。

二又左支流の魚止めの滝
中央右下でヘルメットをかぶっているのが
たかさんです。
水量は少ないですが魚止め近くまで魚はいました。

左支流は、水量が少ないため入渓がないと思われます。
全て6~7寸クラスでしたが
サイズアップには至りませんでした。

親睦会の食材にと6寸以上をキープしました

アマゴ22.2cm釣り大会4位でした

渓を下り始めると、登山道を示すピンクのテープがあった。テープを辿って、右支流との小尾根まで登りつめると登山道は登り道だった。

「しくじったなぁ、時間ロスってしまった」
そのまま斜面を下って、右支流におりる。右支流の方が水量が豊で川幅も広い、 「大物の予感」などと言って再び竿を出したがあたりは無かった。

たかさんに「諦めが悪いなぁ」 と笑われてしまった。

右支流を川通しで高度80m下り、二又で見つけていた登山道に合流、そのまま1時間半、急ぎ足で登山道を下って車止めに到着 そのまま釣り大会の集合場所に向かった。

四国渓師会 2001年度春の釣り大会

カッキャンの淳師匠の釣果
クーラーの中に尺物3匹は圧巻だった
カッキャンと淳師匠は終日 ご満悦でした。
なお、この3尾は「大アマゴ写真館」
に登録してあります。

第3位はまちゃんの22.5cm
体高があり綺麗なアマゴ
しかし、上の3匹にかすんでしまっていた。

大アマゴ写真館 四国渓師会2001
  No6とNo7がカッキャンの尺
  No8が淳の尺です
大アマゴ写真館 四国渓師会2001
四国渓師会 年間釣り大会(2001年)四国渓師会では年間釣り大会を行っています。アマゴの最長寸を釣った会員には次の1年間『名人』の名が与えられます。2001年度 四国渓師会年間釣り大会結果 氏名写真ナンバー大きさ優勝コイさんNo1536.5...
2001年度春の釣り大会結果
集合会場の山ちゃん家には1番のりで会長と幹事長の面目を保ったが、釣果の方は、箸にも棒にも引っかからなかった。

優  勝   カッキャン  32.5cm
準優勝   淳師匠    31.2cm
第3位   はまちゃん  22.5cm

カッキャンは、優勝サイズのほかにも30.1cmの尺物を釣ってきた。わざわざ、奈良から四国まで釣り大会に駆けつけた甲斐はありましたね

と云うことで、釣り大会は関西支部の圧勝という結果に終わった。

その後の親睦会でカッキャンと淳師匠のハイテンションが、終日続いたことは言うまでもありません。

恐るべし「四国渓師会・関西支部」

ちなみに私は4位、たかさんは5位でした。
 
教訓

釣り大会の時は、大場所を大仕掛けで大物を狙うべし (カッキャン談)
上流で時間を気にしながらの釣りではたかが知れている (私談)
当日データ
  釣果22匹(キープ9匹) 最大22.2cm 
  たかさん 25匹   21.5cm
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渓流釣り遡行記2001
渓流釣り遡行記2001一覧  この渓は、吉野川水系祖谷川支流の最源流部の魚止めの滝です。標高は1250mで山頂までには高度で400m近くあります。何故、源流を目指すようになったのだろうか。わざわざポンコツの足に鞭打って、魚止めにこだわる理由...

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