2001年度解禁 W谷

渓流釣り遡行記2001
渓流釣り遡行記2002  2001/2/3
  東予水系  
雪、雪、雪?
2月1日愛媛県の主な河川解禁
家の前の阿讃山脈に積もった雪が気になっていた。例年なら雪が降っても1週間もすればなくなってしまうのに、今年はズ~ッと残っている。一週間前、ある人から「愛媛の山は真っ白じゃ・・・・・」これも気になっていた。出発前の気温が-3℃、雪まみれになることを覚悟していざ出発。
国道から林道に入るところで四駆に切り替え、ゆっくりと慎重に車を進める。がっ何処まで行っても雪がないまま、車止めに着いてしまった。少々拍子抜けの感はあったが「雪がない」にこしたことはない。いつものように渓へ御神酒を流して今年の初日を迎えることにした。

雪のことばかり気にしていて、
御神酒を買うのを忘れてしまった。
実はこれ「飲みさし」ご利益はあるかな?

 いつも、私の初日は、
御神酒を渓へ流すことから始まる。
「今年一年、無事に帰ってこれますように、
大きいのが釣れますように・・・・・・」

私も、少々(???)御神酒をいただき、エンジンを切り寝袋の中へ、渓のせせらぎ、月明かりが気になり、うとうとしながら浅い眠りの中へ・・・・・・

6時半起床、身支度を整えて車の外へ、「寒い」  渓全体を包み込む冷気が、今年もまた始まったのだという感覚を与えてくれた。

 

車止めに雪がないと言うことと、解禁から三日めと言うことで上流の二又から入渓する事にした。二又まで20分、たとえ20分でも、オフをだら~んと過ごしたせいで足取りが重い。

二又の合流点の淵で3投目に、アタリがあり針掛りしたのは3寸ほどのアマゴ、久しぶりの再開、待ちに待った瞬間である。

水温が低く活性が低いせいか、アタリがあってもなかなか針掛りしない。アタリがあってから少し送り込んであわせると針掛りするようになった。小支流の流れ込みの下、なんでもない水溜りから大きなアタリがあった。長い間使ってなかったため、なかなか玉網がひらかなくて苦労したが下の小渕に誘い無事取り込んだ。9寸(28cm)鼻曲がり、顎曲がりが始まった、さびの無い色鮮やかなカッコイイ雄、しばらく魚体に見とれていた。

アマゴ28cm
さびのない色鮮やかな魚体にうっとり

上側が小支流の流れ込み、
下側のなんでもない水溜りから

アマゴ24cm
こいつの引きの強さには驚いた
魚体が見えなかったため「
もしや尺」と思ったがスレだった。

白泡の手前でアタリ

アマゴ23.8cm

落ち込みの左のヘリから

いつもの3段40mの滝

いつもの滝まで、9寸、8寸2匹、20cm以上も数匹、もうここでやめようかと思ったが、まだ時間があったので、雪に滑ってこけながら強引に滝横を高巻きした。

 

滝上は一転して雪の世界

魚は相変わらず上がってくるが、手にしてしばらくするとさびが出てきて、真っ黒になる。陽のあたる場所と、影の部分では釣果に差があるようだ。それと流芯ではなく流れの緩い比較的深い場所からアタリがある。

飛び散る水しぶきが石につき凍っている所を雪が固まった靴底で踏みと、摩擦が全くない状態で、滑るすべる、こけるこけるで全身雪まみれ、納竿予定地点はまだ先だが、これ以上は危険だと判断して午後1時半に納竿

 

アマゴ24.5cm

このアマゴも流芯ではなく
淵の深い部分から出てきた

アマゴ24.5cm

陽のあたる場所と影の部分では
釣果に差が出てくる。

尾根からの風景

納竿予定地点から伸びている林道を探して植林帯に、入るが雪が深くて林道を見つけることができない。それならと尾根を目指して、ひたすら上へ上へと登り始めた。

高度200m強、なかなか尾根は現れてくれない。雪が靴底にくっついて重い、雪ですべる、脚力も、腕力も、気力も限界に近づいたとき、周りが明るくなり2時間弱で尾根に到着、やっと帰り道を確保して遅めの昼飯にした。

初日から、こんなに無理する必要なかったと、反省しながら車止めまで1時間半の道のりを下っていった。

久しぶりのアマゴ、おいしくい食べさせと貰いました。

メーカの肩を持つわけじぁ無いけどパロマの「こんがり亭」魚を焼くには最高ですよ。

当日データ
  釣果22匹 最大27cm
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渓流釣り遡行記2001
渓流釣り遡行記2001一覧  この渓は、吉野川水系祖谷川支流の最源流部の魚止めの滝です。標高は1250mで山頂までには高度で400m近くあります。何故、源流を目指すようになったのだろうか。わざわざポンコツの足に鞭打って、魚止めにこだわる理由...

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