吉野川水系
「上流釣らせてもらえませんか?・・・・」
この時間に入渓して上流を釣ろうなんて・・・・・少し腹が立ったが、車止めから林道を辿ってかなり長い距離を歩いてきている。このまま「帰れ!」なんていう訳にもいかず優しく
「かまいませんよ」っといった。
「かなり遠慮したみたい?」 その時はそう思った。
それから何年か経って、上流部を確認しようともう一度この渓を訪れた。車止めから、おじさんが入渓した場所まで釣りあがりさらにその上流部を目指した。2時間くらい釣りあがっただろうか?急斜面の大石が積み重なった場所に出会った。天気のせいだろうか?樹木の重なりのせいだろうか?渓全体が暗い。
もう、5月と言うことでウェダーを脱いだ。渓流靴にスパッツ姿 心配していた足取りも軽快である。 ただ、昨日の雨で水量が多め膝まで立ちこんで竿を出していると脚の感覚が無くなる。・・・・・まだ、夏の釣りには程遠いようだ。
連瀑帯から下を見る
6、70mの緩い連瀑帯を越えて来た。
車止めから高度100m釣りあがり
6寸2匹とは寂しい限りだ。
しかし、遡行の達成感大きい
三日前に続いて若葉の眩しい渓でした。
昼食を取った滝下 2条の滝が豪快だ
右最近のメニュー
入渓前:カレーパンと缶コーヒー
昼食:ラーメン(250円)とむすび1個とコーヒー
帰りに むすび1個
車に戻り サンドイッチ、塩タン(非常食になる)
お茶 ペットボトル(500)2本
チョット食べすぎを反省している。
浅瀬の扇状の淵
ここで出なかったら帰るかもしれないというポイント
今まで釣れたアマゴと比べて朱点がオレンジ色から赤に・・・・
放流物と天然のハイブリットか?
やっと出た7寸(22cm)
続けて8寸
右側に入力する内容
桃源郷?
岩の重なり合った斜面を登ると程よい落ち込みに、程よい小渕・・・・餌を入れるとパツイチで7寸オーバー喰らいつく
「おおっ居るじゃない・・・『魚止め』撤回・・・・・」
ほとんどのアマゴが7寸クラス、たまに8寸が釣れるから『おもしろい』 魚を見て釣るから『たのしい』 距離にして2,300m 時間にして1時間半 7寸が20匹と8寸が4匹、まさに、桃源郷であった。
やがて、渓が緩くなり二又に分かれた。ここに虫かごが十数個、どうやらここから発芽卵放流を行っているようだ。この虫かごの数だとだいぶ前から放流があるようだ。序文に書いた『おじさん』の謎が解けたような気がする。たしかあの時も水量が多かった。たぶん発芽卵放流をしていることを知っての釣行だろう。これだけのアマゴがいるなら短い区間の渓流釣りでも十分楽しむことができるだろう。(わたしも楽しんだ)
桃源郷の入り口
以前来たときは、
樹木がうっそうと茂り暗い渓だった。
斜面は急だが程よい落ち込みと
程よい小渕が形成されアマゴが乱舞する。
発眼卵方流用の虫かご
魚止めの確認というよりは、
放流地点の確認となった。
帰り道に見つけた山芍薬 素朴で可憐な花だ
足を止めて写真を取らずにはいられない。
釣果 46匹 最大24.5cm(キープ無し)
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