リベンジ釣行 W谷上流部

渓流釣り遡行記2002
渓流釣り遡行記2002  2002/2/9
  東予水系  
リベンジ
週の半ば、リュウホウさんから電話がかかってきた。
「リベンジに行きませんか・・・・・・・」
「じゃ、この前の続きやりますか? だいぶ暖かいし雪は溶けていると思いますよ」
「高速の入り口を4時ということで 宜しく」

朝4時、高速の入り口近くの待ち合わせ場所に着くとリュウホウさんはすでに待っていた。
「おはようございます。早いっすね」
「リベンジ・リベンジ 早く行きましょう」
私の車に荷物を積み込んで 出発進行・・・・
「リュウホウさん、車のライトついていますよ」
「あっほんとだ 消してくるわ」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
「どうしたんですか?」
「キーしめこんだーーーーーーー」
「JAFでも呼びますか?」
「嫁はんに電話するから・・」

「もしもし ×△○□☆・・・・・・・・」

「さぁ行きましょう」

「怒ってた?」
「もう カンカン・・・・・」   
「朝の4時過ぎだもんな、怒って当然だなぁ」
「いいの、いいの、長年の友達だから・・『怖ーーーー』・・」
W谷上流部
今日の渓の上流部は、隣の谷の上流部まで車道が伸びていて、そこから小尾根を越えて30分くらい歩くと入渓することができるが、今年は路肩の崩壊があり下流で車道が封鎖されいているから上流部への入渓は歩く以外にない。解禁から1週間、多分まだ誰も入渓していない筈・・・・・と言うのが読みである。さて、どうなることやら

6時半、空が明るくなり始め車止めを後にする。20分ほどで林道の入り口に到着、植林帯に入り、まだ、薄暗い中を黙々と歩く2番目の小支流と交差するところで、これからのキツイ登りに備えて長めの休憩をとる。

それから40分程かけてキツイ登りをやり過ごし、後はダラダラと下降地点を目指してひたすら歩く。歩き始めて2時間ようやく下降地点に到着、水の流れる音に誘われて早速下降、少し下降地点を間違えてしまい立ち往生。2時間の歩きでへばってしまい今更上に引き返すのもしんどいからロープを使って強引に下降した。

下降した場所には、全く雪がなかった。リュウホウさんが水温を計ると4℃先週より1℃上がっている。それならと最初の4mの滝に仕掛けを投入、快いアタリがありアマゴが針がかりした。

「ここ、先週はアタリがなかったから、魚の活性は上がっているみたいですよ」
それから、先週納竿した3段淵まで数匹のアマゴを上げ気を良くしたのだが3段淵の手前でタバコの空き箱、ワンカップ2本と新しい足跡

「これ昨日くらいの足跡やなぁ」

それから、全くアタリがないまま25mの滝まで、滝上から足跡が消え、アタリが戻りアマゴが針がかりするようになった。大きなアタリがあり竿を絞込みなかなか上がってこない「これは・・・・」と思ったが7寸のスレだった。

やがて二又に到着、二又で少しはやめの食事をすることに

 
 
リベンジ????

W谷二又
左支流は100m程上がると
通行不能の滝に阻まれる。
今日の目的は左支流だ
リュウホウさん (二又の中央)

標高800m
南国四国といえど、ここまで上がってくると
雪は残っている。
風が吹き寒くて仕方なかったので
枯れ木を集めて焚き火をすることにした。
リュウホウさんが持っていた
ガムテープを着火材代わりに火をつけた。
こんな寒い日は、焚き火が何よりだ

昼飯
カップ麺に穴が開いていたから
鍋でカップ麺を作っている。
このへんの臨機応変さが頼もしい
ちなみにカップ麺はカレーヌードルビッグです。
「旨そうーー」

二又までの釣果は、二人とも先週の釣果と同じ(偶然といえば偶然)リベンジは二又以遠の釣果にかかっている。二又を少し上がったところで私が6寸くらいのアマゴを釣り上げ

「リベンジーーーー」

リュウホウさんが50m位上がったところで8寸(25.5cm)を釣り上げ
「リベンジー!!!!」
その後、右支流の2又まで釣り上がったがアタリがなく、魚が棲めるような場所がなくなったので納竿した。

リュウホウさんのリベンジ
25.5cm
この時期の支流のアマゴにしては
体高がありなかなかのものだ

釣り上げた場所をバックに万遍の笑み

当日データ
  釣果12匹(キープ無) 最大21.0cm
  リュウホウさん 6匹 最大25.5cm  
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渓流釣り遡行記2002
渓流釣り遡行記2002一覧  この写真は、去年の最終日「原生林の中を流れる渓」の魚止めの滝です。釣り人は、四国渓師会のアメゴさんです。 残念ながら滝の主は不在でしたが『魚止めの滝』という言葉の響きに、憧れを感じずにはいられません。今年も、で...

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