仁淀川水系 面河川源流
「もし、もし・・・・・」
10分ほど車を走らせて、スカイラインの駐車場で439さんと合流。本日の目的は、御来光の滝を拝むこと。それと新しいデジカメのテスト・・・・釣りのほうはそこそこでいいやと準備に取り掛かった。
下降した面河本谷の川原には、エンテの下に水が伏流して全く水量がない。少々心配しながら439さんと私が、御来光の滝へ、副会長が面河本谷を下りスカイラインへの支流を目指した。水量は番匠谷との出合から現れた。釣りをするには十分な水量なのだが鏡のように透き通った水面に餌を投げ入れると、今まで見えていた魚が散ってしまい釣りにくい。名人439さんもこれには少々困惑気味だった。流れのあるところにそっと近づく忍者釣りしか方法はないようだ。釣りのほうは439さんに任せて新しいカメラのテストするともりだったのだが「釣り人の悲しい性」竿を出さないとむずむずしてきてカメラのテストは一旦終了した。
写真の中央上に見えるのが御来光の滝
面河本谷まで高度差300m急降下して
同じ高度差を釣り上がる。
光学12倍の威力
滝下まで遡行する。
笹の林道を下る。
フラッシュの広がりも上々だ
面河本谷
水が伏流して全く水量がない
水量が出てきたのは番匠谷との出合いからだった。
面河本谷の渓相
右去年遡行した番匠谷は、土砂の中に埋まっていたが
面河独自の白い岩肌の一枚岩が姿を現し安心した。
水量が少なく鏡みたいな水面
魚は多く確認できるのだが
餌を放り込むとどこかに行ってしまい釣りにくい
もう少し水量がほしいところだ。
439さん
おいら
右支流の犬吠谷
3つくらい滝を越えて、犬吠の滝を大高巻き
これ以上高巻きすると御来光の滝が拝めなくなったら困るので高巻きのピークから引き返してきた。
やがて右からの支流に出合う。出合いの滝を登り渓に立つとその次も滝、その次も・・・・15m程の滝を越えようとして左に高巻いたが岩場にぶつかった。なんとか無理をすれば谷へ降りれそうなところまで辿りついたのだがこの谷を片付けるとなると2、3時間かかってしまう。そうなると御来光の滝を拝むのがギリギリの時間になってしまう。ここで439さんと相談して後ろ髪を引かれつつ本谷へ戻ることにした。
これが魚止めの滝
もっとい滝を想像していたのだが・・・・
凄淵は広く、深さはかなりあります。
光学12倍の威力
淵に浮いている魚が確認できます。
「魚止めの滝」ですが
この上にもチャンと魚がいました。
アマゴ8寸(24cm)
この渓の原種だろうか
この大きさで下顎が発達していた。(年寄りかも)
白泡の落ち込みの中から
魚止めの滝を越えて何とか8寸アマゴがかかった。あとは御来光の滝を拝むだけだ。御来光の滝が近づくにつれ渓が荒れてきた。大きな岩が重なり合い傾斜が急になりはじめた。「いよいよか?」木々の隙間から白い筋が見え始めた。
渓に大岩がゴロゴロ
あきらかに渓相が変わってきた。
御来光の滝までもう少しのようだ。
木々の隙間から御来光の滝が見え隠れする。
わくわくしてきた。(こんなときめきは久しぶりだ)
これが御来光の滝
水量が少なめでしたが『ド迫力』
誰もが感動して、嬉しくて・・・このポーズ
素晴らしい場所でした。
御神酒、洗い米、塩
滝下に備えて、皆の安全祈願
ここは神聖な場所である。
意外と信心深い439さんに感心しました。
罰当たりな私は、写真を撮っているだけでした。
御神酒はちゃんと分けてもらいましたがね。
帰り道は、御来光の滝への道だろうか? 滝の左側に(滝に向かって)見つけることができた。林道は渓沿いにあり、ところどころで渓を交差している。しっかりとした踏み後が所々で切れていて慎重なルート取りをしないと見失ってしまう。古い赤テープの目印がありこれを頼りに渓を下っていった。
さて300mの登りだが、朝下りに約20分・・・・登りは3~4倍はかかるから車止めまで1時間半もあれば到着するだろうと見積もった。急な登りを歩き始めて直ぐに、袋剥ぎがプルプルと反応した。御来光の滝まで釣り上がり、1時間半かけて戻ってきた疲れきった足だから仕方ない。
2回目の休憩を終えて・・・・10分は寝転んでいた。
副会長は、既に車止めまで帰っていた。面河本流を下って金山谷をスカイラインまで釣り上がる予定だったのだが面河本谷を釣り下がって金山谷を釣り上がっていると先行者に遭遇して再び来た谷筋を帰って高低差300mの林道を戻って他の谷へ行ったけど何処も満員御礼、相当下流の谷を短い時間釣ったらしい・・・・・・ご苦労様
釣果23匹(キープ0) 最大24.0cm
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