東予水系 N谷
林道沿いの渓相
きつい林道を登りきったところから渓を眺める。
分岐点 渓への下降ルート(左下へ向かう)
少し下るとイバラと藪こぎが待っていた。
渓に降りると明けた感じの滝の落込みが続くが、大岩が重なり遡行は楽ではない。水量は平水より少し上、水温は上流で雪解け水が入り込んでいるのだろう非常に冷たい・・・3、4℃位だろうか?
白泡が切れた辺りの深みから
あまご7寸(21cm)
白泡中の深みから
あまご8寸前(23.5cm)
幅広でいい引きをしてくれた。
流れが細くなった跡の深みから
この渓の透明度は抜群だった。
5m~10mの滝が連続する。
難しい高巻きはないが、水量が増えると
遡行困難な場所がいくつかある。
あまご7寸(22cm)
愛くるしい瞳だ
ランチタイム
10:00過ぎ、ヘバってきたので早めのランチタイム
サンドイッチをパクついた。
単独行・きびしい渓相なので、もしものことを考え
むすび1個、菓子パン1袋、塩を持参した。
S字の滝20m(滝下がS字にくねっている)
右側から大高巻きが必要
右側には小沢があり帰りの林道へと続いている。
渓相2景
大岩が点在した素晴らしい渓相の連続だ
たぶん、今年1番乗りだろうと思うのだが
意外に魚影が薄い
納竿の場所(1000m地点)
この場所に立って、記憶が蘇った。
渓に降りるのに5m程ロープが必要
ロープを外したら後戻りができない
上がるべきか?納竿すべきか?迷ったけれど
予定時間を1時間オーバー
渓を下ることを決意した。
細い林道(獣道に近い)を見失わないように五感をはたらかせる。突如立派な林道に遭遇、赤テープの標識付き赤テープに誘われてかなりの大周りをしたようだ。
林道の途中から渓を眺める。
納竿から約2時間 中央の尾根筋上、
小尾根の遥か向こうから帰ってきた。
林道が崩れていた。
滑り落ちれば少々の怪我では済まない。
疲れた体に気合を入れなおした。
高度計を確認すると高度1000m、5mの滝を高巻くために右壁に取り付いた。壁にそって高巻いたが渓に降りれない。もう少し上に登ったが状況は同じ・・・渓を覗き込むと5年前の曖昧な記憶が蘇った。「釣行データにあったロープが必要なところはここだな」 時間は予定時間を1時間程過ぎていた。上流を目指すべきか、納竿すべきか迷ったのだが、上流を目指したとしても林道が交差するところまで登るだけになってしまうので納竿することに決めた。
獣道のようなはっきりしない林道を、見失わないように150m下ってきた。S字の滝まで戻ってきたところにハッキリとした林道があらわれた。しかも赤テープの標識付き・・・赤テープに誘われるようにS字の滝に流れ込んでいる小沢沿い続いていた、たぶん、朝登ってきた尾根筋に続いているだろうと思っていたが、小沢を跨いで植林帯に入っても、どんどん登っていく。納竿場所から下ってきた分だけ高度を稼いでようやく平行になった。そして予想通り、朝登ってきた尾根筋に続いていた。
あまご9寸(28cm)
大滝の落込み、手前の深みからアタリ
あまご9寸(29.4cm)
コツコツときたあとガツンとアタリがあった。
一匹目より強い引きだったので
「もしや・・・」と思ったのだが6㎜足りず『泣き尺』
大滝の落込み、手前の深みからアタリ
いずれも6mの竿を大きく曲げ快い絞込みでした。
納竿から2時間半、ヒィーヒィーハァーハァー、ヘトヘトになりながら尾根沿いの急な林道を下ってきた。 朝パスした大滝の横に腰掛けて一息入れる。魚止めを諦めて帰ってきたため、このまま帰るには ちと早い時間。
「ヨシきた!」
「こんなところで9寸が連続ヒットするのか・・・・」
釣果21匹(キープ2) 最大29.4cm
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