源流2本  吉野川支流

渓流釣り遡行記2006
渓流釣り遡行記2006  2006/6/29 晴れ
  吉野川水系(祖谷川)

GW明けからハードな仕事が続いている。 明日から会社は4連休なのだが、とろくさいもんで仕事が一向に終わらない・・・・、木・金・土と休日出勤の申請をしたのだが金・土の2日しか許可してくれなかった。どうせなら休日出勤はダメと言ってくれれば釣りに行き放題なのだが・・・・

1日自由な時間ができてしまった。ゆっくり休むか?釣りに行くか? 今年の目標はどんなに仕事が忙しくても1ヶ月に1回は釣りに行くと決めていたはず・・・そういえば6月は、もう月末でこれを逃したら目標倒れになってしまう。

明日は、木曜日・・・木曜日といえば、あめごさんが休みの日だ。

電話すると同行OK 釣行先はあめごさんのかつてのホームグランドにきまった。

「会長、最近仕事忙しそうで大変ですね。私が癒してあげましょう」

ありがたいお言葉・・・・十二分に癒してもらいましょ。

あめごさんと吉野川の合流点で待ち合わせ、私の車にあめごさんの荷物を積み込んで林道の終点に車を進めた。以前に来たとき は林道工事の途中だったのに集落を越えて源流の二又まで立派な道が続いていた。

これは、あまり期待しないほうがいいかもしれない。

水を越えると素晴らしい源流がまっていた。

あめごさんが釣り上げた尺アマゴ(30.5cm)

畳2畳もない浅い落ち込み
こんなところから尺物を引出したあめごさん・・・流石やなぁ

渓自体は厳しい渓だが、渓が狭まっている分登りやすい

あめごさんによればもう直ぐで大滝が現われるとの事だが
アタリが全くなくなって1時間以上隣の谷に渓変わりすることにした。

あめごさんが尺物を釣ってから全くアタリがなくなり1時間以上経・・・・隣の谷へ、渓変わりすることにした。あめごさんは尺物を釣ってご満悦なのだが、結局この渓はボーズになってしまった。腕の差が出てしまったか?

いまだ癒されてはいません。次の渓に期待しましょ

2本目の渓も取水をこえるといきなり源流という感じだ。

まずは、ボーズ脱出と意気込んだが全くアタリがない。

 



 

2本目の渓
水量は先の渓より多い
渓相は最初穏やかに見てたが典型的なV字谷だった。

ここで漸く6寸
ボーズを免れた。
こんないい場所釣れない筈がない

谷が狭まってゴルジェ帯
滝でが現われればアウトである。

二又
ここが目標地点だ

右支流の滝
滝の主は留守だった。

二又から少し戻ってコルとコルの間、この斜面を登れば最短で尾根にでられる。

渓沿いの林道
木橋が掛かっているが朽ちかかっていた。壁面にロープがあり恐る恐る橋をわたるあめごさん。

エスケープルートは、二又から少し戻り尾根のコルとコルの間を登って尾根筋にある林道を目指すことにした。細尾根なので目標を外すことはありえない。最短で高度差70m、15分もあれば登り切れるだろうと思っていたが地図で見るより傾斜がきつい、立ち木に掴まりながら腕力勝負で登りきった。林道は直ぐに見つかったが長い間使われてないみたいで荒れ放題だ。重なり合った樹木を掻き分けながら林道を見失わないように細心の注意を払いながら前へ進んで行くのだが林道は無くなってしまう・・・・その度に尾根の頂点に上がり林道を探すことになる。漸く林道が安定してきたころ分岐点が現れた。たぶん渓への下降ルートはここだろう思い下降始めたが、なんか怪しい感じがして尾根道に引き返した。尾根道を辿ったがなかなか下降ルートが見つからない。対岸を見ると先に釣り上がった渓筋が近づいてきた。そして次のコルが現れた。座り込んで地図を確認する。

「ちょっと行き過ぎたかな・・・・やっぱりさっきの分岐点が正解みたいですね」

再び林道を引き返して分岐点まで戻っている途中で植林を発見

「さっきの下降ルート怪しいんでここをくだりますか」

植林に取り付いて少し下ると道らしきものがあった。それを下ると渓が見え始めたところで予定していた林道にぶつかった。

納竿から車止めまで3時間・・・・・この分じゃ渓通しで帰ってきたほうがマシだったかも知れない。

「会長、癒されました?」

「癒されたのはあめごさんじゃない?尺物釣ったし・・・・」

源流2本やって山野中を3時間彷徨えば十分癒しになったと思います。

まだ、まだ下界ではハードな仕事が続くますが何とかやっていけそうです。

当日データ
  釣果: 二人合わせて8匹
  最大30.5cm(あめごさん)
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