吉野川上流部
『熊』に逢うか、逢わないかは別問題として、吉野川最源流には10年近く入渓していない。岩魚の渓に変わってしまったという噂を聞いているが、果たしてどうなのか?確かめてみようと思った。
いきなり
「注意!ツキノワグマ出現情報あり」の看板があった。
我々は、登山道を辿らず源流橋から直接入渓した。
源流橋から、いきなり渓に下りた。
最初の1匹はチビ岩魚だった。
でっかいプール
源流渓師の短仕掛けでは、落ち込みの落ち口まで仕掛けが届かない。
ここでも、岩魚が数匹だった。
岩魚8寸
岩魚もこれくらいになると、底を這うような引きがある。
人工物は遊歩道と道案内の看板だけ
大きな淵の向こうも、こっちも手付かずの原生林が広がる。
『熊』が棲むことができる渓 いいじゃない
上の写真の大淵を高巻くとしばらくアタリなし、「渋いなぁー」と思っていると岩魚とは違うアタリがあってアマゴが釣れました。岩魚の谷に変わってしまったという噂がありましたが大淵を境に下流が岩魚、上流がアマゴで棲み分けているようです。
上の写真の大淵を高巻くとアマゴが針掛かりした。
アマゴいるじゃない
「よかった。よかった」
アマゴ8寸前(23.8cm)
白泡に仕掛けを沈め、木の下から引出した。
これが吉野川源流の原生林
新緑が眩しく、気持ちのいい空間だ
渓の真ん中に巨木が3本、素晴らしい
アマゴ7寸(22cm)
体高のある薄緑色のアマゴだ
アマゴ9寸(27.2cm)
久しぶりに見る青色アマゴ
放流物とは思うが、完全に天然化している。
木の下深みからアタリがあった。狙い通り
縦横無尽に狭い淵を走り回り、玉網の中に収まった。やっぱりアマゴの引きは最高だ
水の流れが狭まり始めた。
吉野川源流モニュメントまでもう少しだ。
上流の二又を過ぎるとアタリはなくなった。
これが『吉野川源流モニュメント』
ステンレス製の円形の中に四国を象った穴が開いています。四国の穴の向こうで淳さんが釣りをしています。まさに四国を釣るって感じです。
モニュメントの少し上にある吉野川源流の滝(15m)を釣る淳さん
アタリはありませんでした。
石楠花と淳さん
ちょっとミスマッチかな?
源流橋からモニュメントまで90分の看板が出ていた。期待するほど釣れなかった事もあるが、我々はモニュメントまで4時間で釣り上がってしまった。凄い遡行スピードである。時間が余ってしまった。
「隠し谷があるんだけど行かない?」
「中途半端だから、もう一本やりますか」
「本流を渡らないといけないんだけど今日は水量が多いから大丈夫かな?」
本流に下りてみると渡れるか渡れないかギリギリのところだ・・・・
「どんな渓?・・・・」
「岩魚の渓やけど 竿を振っただけ釣れるよ。でっかいのもいるかもしれへんで・・・・・」
「俺、アクティブダイエット飲んでるから、体重減ってるかも・・・・」
○ン○ンまで、浸かりながら、強い本流の水流に立ち向かった。
3本目の渓は、最初は岩魚だったがスグにアマゴに変わった。
数は出るのだがサイズがもうひとつだった。
納竿点の少し上に山葵の群生があり、葉山葵を少しお土産いただいた。
帰っておひたしにするとピリッ辛くてと酒のアテには最高でした。
3本目の渓の納竿点
納竿点の少し上に山葵の群生がありました。
見える限り全て山葵です。凄い
少し葉山葵をいただき、帰ってからおひたしにしました。
「旨い」
吉野川本流を渡り返す
本流の強い水流のなか、○ン○ンまで浸かり必死で渡りきりました。
釣果: 二人合わせて40匹(岩魚10匹)
最大27.2cm
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