渓流釣り遡行記2006 2006/2/25 晴れ
吉野川水系(銅山川)
吉野川水系(銅山川)
誰が噂を流したか知らないが四国渓師会では「釣れない谷」になっている。私自身も以前から本流との出合いの三面護岸をみていたから全くノーマークとなっていた 谷だ。
新規開拓の渓を探して、地形図を眺めているとK谷の上流部が気になって来た。とても「釣れない谷」とは思えなくなってきた。
愛媛解禁から4度目の釣行、足も慣れてきたし気候も暖かくなってきた。そろそろ魚止めに届きそうだ 。林道から100m下るといきなり滝が現れた。一瞬、滝を高巻いて釣りはじめようかと思ったのだが、涎が出そうな淵が一緒に付いていたので滝下から釣りはじめることにした。一投目で6寸前のアマゴが針掛り
「やばいなぁ」
「どうして???」
「今年は最初に釣った魚が一番大きいんですよ・・・・・・・」
「てっ事は、これ以上大きいのが釣れないってことかい?」
「3回連続ですからね」
てなことをいいながら2投目に6寸強のアマゴが針掛り。。。。今年のジンクスはこれで終わりとなった。よかった。よかった。
「ちょっと下の淵を見てくるわ」と下流に竿を出している間に439さんが滝淵で6匹追加
「誰が釣れない谷って言ったんや」
「ガセネタでしたね」
滝を左から高巻くと2、3m程の落ち込みに良淵が連続する。どの淵もアタリがあってアマゴが掛かってくる。
渓に降りるといきなり滝が待っていた。
この滝は二人で8匹魚影は濃いようだ
439さんとの釣行
淵が連続する渓だ。
アマゴ6寸(20cm)
魚影は濃いが大物はいないようだ
淵、淵、淵の連続する、まれに見る楽しい谷でした。
はじめの二又を過ぎるとアタリが渋くなってきた。どうやら最近入渓があったようだ。
それでも淵が連続する素晴らしい渓相は変わりなかった。
二つ目の二又に到着
実は、地図を眺めていると水線のない右支流が大いに期待があったのだが水量不足でアマゴが棲める状態ではなかったため少し釣りあがったところで切り上げた。
二又 水線のない右支流に期待があったが水量が少なくてアマゴはいなかった。
本日最大 アマゴ7寸(23cm)
朱点が少ないアマゴだった
左下の白い石の右側でいきなりアタリがあった。
標高1000m以上になると影の部分に雪が残っている。
1m以上の積雪
渓が狭まってきた。アタリままだある。
標高1000mを超えると陰の部分には1m以上の残雪が残っていた。日差しが届き上着を脱ごうかと思うほどの暖かさだったのですが、まだまだ2月の終わりでした。
やがて、渓が細くなってきて大滝が現われた。大滝の淵でアタリがなかったので、たぶんこの滝が魚止めの滝でしょう。渦巻状に4段トルネードの滝と名づけました。
滝下で、一旦納竿
登山道を目指して滝を高巻いた。滝を高巻くと緩やかな渓相になっていて再び竿を出したがアタリがなかった。やはりトルネードの滝が魚止めだろう。
地図とプロトレックで現在位置を確認する。予想では登山道との標高差は80m斜度のきつい杉の植林に取り付いてバテバテになりながら登山道に辿り付いた。
たぶんこれが魚止めの滝
4段20m 渦巻状に落ちていたからトルネードの滝と命名した。
4段20m 渦巻状に落ちていたからトルネードの滝と命名した。
滝上を探ったがアタリなし
標高1150mの納竿点 まだ雪が残っている。
中央の斜度のきつい植林に取り付いて登山道を目指した。
標高1150mの納竿点 まだ雪が残っている。
中央の斜度のきつい植林に取り付いて登山道を目指した。
納竿点から標高差80mバテバテで登山道に到着
後は登山道をたどって車止めまで1時間
後は登山道をたどって車止めまで1時間
当日データ
釣果:二人で60匹 最大23.0cm
釣果:二人で60匹 最大23.0cm
渓流釣り遡行記2006
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