渓流釣り遡行記2009 2009/3/29 晴れ
東予水系
東予水系
前日からの約束でKEIZOUさんと久しぶりにN谷へ行くことになっていた。
朝5時集合で高速にのった。
「N谷、釣れると思う?」
「この時期、ちょっとむずかしいかなぁ」
「やっぱし・・・・」
N谷は、150m以上の連瀑帯沿いを1時間半かけ登り切ったところを少し下降した場所からからが釣りはじめとなる。
帰り道は、水線切れまで遡行しないと出合わない。
水線切れまでは川通しで長い渓だ。もう少し陽が長くならないと水線切れの帰り道にはとどかない。
そうなると一番いい場所辺りで早めの時間で引き返すことになる。
「じゃ、違う渓にする?」
「土、日は高速を何処まで走っても1000円ポッキリになったから、遠くても大丈夫や」
「1000円ポッキリねぇ。前々から、行きたい渓があったんだけど、わざわざ長い距離を走って、笙もない渓やったらガックリだから行く気になれなかった渓なんやけど・・・・・」
「でっ、何処の渓」
「K川の源流なんだけど、どう?」
「えっ、K川? K川って、あのK川???えらいマニアックやなぁ」
「嫌なら、別の渓にするからええんよ」
「ハイハイ、お付き合いします。」
サービスエリアによって、路上に地図を広げて緊急の作戦会議
今、頭に残っている情報と言えば
- ヘヤピンが車止め
- 上流の二叉の左支流を詰めれば車道が近くなって帰り道は楽勝
- たぶん?アマゴはいるらしい
「あのう、車道がヘヤピンまでしかありませんよ」
「カシミールで、源流まで伸びているのをみたから、たぶん大丈夫?たぶんね。」
予定通りヘヤピンに車を止める。いきなり渓に降りてもよかったのだが、目の前のエンテは、大高巻きになりそうなので林道からパスしてエンテの上に出るとまたエンテが待っていた。
どうやらエンテの谷らしい。
このエンテで最初の1匹・・・どうやらアマゴはいるらしい。
新しい足跡があった。くっきりはっきりなので昨日くらいか?
我々は写真の右からの壁面をヘツって滝を越えたが、足跡の主はここで引き返したようだ。
そろそろ、釣れ始めるか思いきや、また別の足跡が現れてガックしだ。
どうやら、有名筋の谷らしく入渓者が多いようだ。
今日の相棒はKEIZOUさん
花崗岩の谷だ。
花崗岩が擦れてできた砂が渕尻に堆積している。
その砂が白く、水流に透明感があり谷全体は白い印象がある。
エンテさえなければムチャクチャきれいな渓だ。
アマゴ 7寸(22cm)
ここのアマゴは、谷の白さを保護色しているのだろう。
魚体が白っぽい。
手前の砂地で5寸、立ち込んで少し深くなった場所で7寸がでた。
KEIZOUさんが落ち込みの上から落ち込みの中を狙ったが無反応・・・・なんで??
新しい足跡は、ウェダー→スパイク→長靴に変わってきている。
今日入渓したんじゃないことは確かなんだけど・・・・
上流の二叉、流れは2分している。
帰りの林道は左側にあるから足跡の主も左支流を釣り上がったに違いない・・・・我々は迷わず右支流から釣りはじめたが、考えることは誰も一緒で足跡の主も右支流をちゃんと釣り上がっていた。
残念!!
右支流を釣る。
本命筋は全くダメ。竿抜けみたいなポイントからしか魚がでない。
右支流納竿点
高低差7、80m釣り上がった。
アタリも淵尻を走る姿もなくなった。この辺りが右支流の魚止めらしい。
小滝の側面を登るKEIZOUさん。
手がかりがあるなら滝横の直登がベストだ。
V字谷では、無用の高巻きをすると、かえって危険度が増す場合がある。
本日最大8寸前(23cm)
チビスケばかり釣っていたので強い引きにビックリした。
白泡の中に餌を沈めると一発で食ってきた。
上に見えるエンテの巻道から30m程急斜面を下降しなければこの淵に降りられないため、足跡の主は、この良淵をパスしたのか?
左支流納竿点
こちらも、二叉から高低差7、80mで魚が見えなくなった。
上の写真のエンテを越した辺りから、頭上に車道のブロックが見え隠れし始めたが高低差が高く傾斜がありとても上れそうになかった。
30分程遡行すると車道は近づき、緩くなった谷筋から楽勝で車道に出た。
当日データ
釣果:二人で30匹 最大23cm
写真提供:KEIZOUさん
釣果:二人で30匹 最大23cm
写真提供:KEIZOUさん
渓流釣り遡行記2009
渓流釣り遡行記2009一覧 祖谷川支流 源流の魚止めです。今年も源流へ行ってきます。
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