標高差700m+100mの遡行

渓流釣り遡行記2010
遡行記2010  2010/4/25 晴れ
  東予水系
久しぶりにR439さんと一緒に釣りに行くことになった。
N渓の源流部を見てみたいと言うリクエストなので車止めに5時半待ち合わせということで電話を切った。
5時過、車止めに向かい走っていると『通行止め』看板・・・・・なんか嫌な予感。
5分くらいして439さん到着
「どうします?」
「とりあえず、行けるところまで行って考えますか。」
2Km程進むと再び『通行止め』の看板・・・・今度は先に道がない!!100m以上土砂に埋まって道がない。
人が歩いたような後はないし、それに今にも落ちてきそうな大岩が目に入る。歩いて渡るには、危険そうである。
「こりゃ行くなとゆうことぜよ」・・・・俺も同感です。
 
が、まだ諦めた訳ではない。
上を見ると送電線があり鉄塔が見える。送電線があるなら電力の点検道があるはずだ・・・・・地図を広げてみるがそれらしき道は無さそうである。
・・・・・意外と尾根沿いにある登山道に近い、植林の中を100m強登れば登山道に出るはずや。
この登山道なら去年、撤退に使ったことがある。
250mくらい登山道を登ってから昔の森林鉄道跡を渓に向かって平行移動すれば入渓地点にたどり着けるのは確認済みである。
少しロスするが今回の計画は達成できそうだ。
車止めから、約2時間で入渓地点が見える渓尾根に辿り着いた。1時間程ロスをしたが予定通りである。
少しでもロスを取り戻そうとして普段使ったことのない林道から横移動する。
しかし、この林道は植林のための道で植林が切れるとなくなった。
それでも獣道を強引に横移動したが尾根の部分で岩壁に阻まれて前進できなくなってしまった。
仕方なく70mの急斜面を立木に掴まりながら大下降。何とか渓に立つことができた。
結局150mと大滝一つパスするのに1時間近く掛かってしまった。
ロスがロスを生むとはこのことなのか。(439さん、反省しています。)
車止めから3時間弱、やっと渓に立つことができた。
「はらへったーー」 まだ釣りをしてないのに腹ぺこだ!!
とりあえずおにぎり1個、エネルギーの補給をする、
水量は普段より多い。いつもは見えている岩が水の中に隠れているから15cm程水位が上がっているようだ。
たかが15cmだが、水の勢いに押し流されそうで『怖さ』を覚える。
この淵で、5寸と7寸・・・・
そんな筈はないんだけどねぇ
今日の相棒はR439さん
いつもならロープを出すのはこの場所の3mだけ
  (・・・・KEIZOUさんは滑り落ちるから使わない)

本日は水量が多くて谷通しの徒渉ができなくて、何度かロープのお世話になった。

「ロープは、いらん言っとったのに・・・・」

「それは、俺がロープを持ってるから、439さんは持ってこなくていいと言ったんだけど」
「へぇ、そうなんや・・・・」
 


 
標高1000m付近、だいぶ渓が緩くなってきた。
撤退道まで標高差200m
ここまで来れば、この先、大滝もないし何とかなるだろう
アマゴ7寸(23cm)
シンプルできれいな魚体だ
林業が盛んな頃、放された子孫だろうと思われる。
左のエグレからアタリがあった。左のエグレからアタリがあった。
源流部の風景
アマゴ6寸(20cm)
まだサビが取り切れていない
ここは、標高1100mを越えている。
魚影は薄くはないと思うがポツリポツリとしか釣れない。
20cm前後が平均サイズ、439が釣った8寸が最大
惚れ惚れするような淵が連続するから、もっと大物がいても不思議ではないのに・・・・
棲む環境が厳しため大きくならないのか?
右から右の落ち込みで6寸を釣り上げると、左の落ち込みに魚が見えたと左から439さんが竿を出す。
水面を目を凝らして見ても俺には全然見えない・・・・「何処にいるんよ」と声を掛けようとしたら竿が曲がって7寸が浮いてきた。
いったい、この人はどんな目をしているのか???
メチャクチャ嬉しそうです
秋と春とでは山の様子がだいぶ違うから、去年見つけた撤退道が見つかるかどうか不安だった。
渓と交差する林道を少し登って渓沿いの林道をでると撤退道は直ぐ見つかった。
去年の記憶を辿りながら広尾根の登山道と交差する。
ここまで来れば一安心だが、納竿点から平行移動してきただけである。こ
こから、車止めまで 700m+100m急斜面の下降が待っている。
二人とも、いいお年頃なので 痛い膝を庇いながら、転げ落ちるように下っていった。
『ああ、しんどかった。』
当日データ
  釣果:18匹 最大23cm キープなし
渓流釣り遡行記2010
渓流釣り遡行記2010一覧   穴吹川支流 魚止めの滝の上にある滝です。当然アタリはありません。それは、それで当たり前のことです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました