ホームグランド(2010)

渓流釣り遡行記2010
渓流釣り遡行記2010  2010/2/27  小雨
  東予水系
何年か前まで、2月の解禁はこの渓から始めることにしていた。
雪が深くなければ、1時間半歩いて釣り始め源流までつめて2時間弱かけて車止めに帰ってくるってのは、鈍った体を渓流に馴染ませるのにちょうどよかったのだが、ここ2、3年緩い渓で足腰をウオーミングアップしてからじゃないとこの渓に入るのはしんどくなってきた。
このぶんじゃ、あと何年、『本気の源流遊び』ができるのか心配に思う今日この頃です。
できるだけ頑張るけど、歳はとりたくねぇな。
入渓は大滝の上から、じわりと覗き込んだが昨日からの雨で水の勢いが増して怖いくらいだ。
天気予報では、雨は朝になれば上がる予定だったが霧のような小雨が辺りを包み込んでいる。
気温がたかいせいか靄が掛かって視界が悪い。
釣りをするには、水量が増えて、少し濁りが入り最高のコンディションだ。
右上の滝を高巻くと4m程の垂直の斜面に出る。
木に掴まりながら、2m下の狭テラスに降りることができる、
後の2m いつもなら木に掛かったお助けロープ(これは、4㎜しかないただのひもだ)に、じわりと体重を掛けて滑り落ちるのだが、今日は雨に濡れているせいだろうか、プツリと切れそうで気持ちわるいのでテープを掛けて降りた。
今日、もう一回ロープのお世話になりました。
高巻きに失敗して引き返そうしたのはいいのだが、岩場の急斜面で立ち往生、「行きはよいよい帰りは、何とか」である。
こんなとき太めの生木にひょいとロープを掛けて下ってくれば楽ちんである。
手がかりがあれば安心感は全然違ってくる。
なにも垂直懸垂をして誰も釣ることができない場所を釣るためにロープをもちあるいているわけではない。怖いなぁと思った場所から安全な場所まで戻ってくるためにロープは必要だと思っている。
それが連続したり、ロープを掛けてもどうかなぁって思う場所に出くわしたら引き返すか別ルートを考えるのが懸命である。
 


 
入渓して直ぐは、背中に二段重ねのパーマークがあるタイプが殆どだ。
でも、魚の背中ってどこかなぁ
アマゴ7寸(21cm)
漸く在来種タイプが釣れた。

シンプルで飾り気がなく、全体の印象としてバランスがいい

落ち込みの右側に仕掛けを入れたが反応がなく、左に入れ直すと餌が着水すると同時に喰ってきた。

目印に反応してライズするアマゴも何匹かいた。
気温が上がり魚の活性が上がってきた感じだ。
アマゴ7寸(22cm)
在来種タイプではないが綺麗なアマゴだ。
アマゴ8寸(24cm)
これも在来種タイプだ。
8寸で、はやくも顎が曲がりはじめて、いかつい感じのアマゴだ。
この時期にしては太っていてよく引いてくれた。

白泡の中に仕掛けを落として淵の真ん中まで仕掛けが流れた時に喰ってきた。

ちなみに1号の大錘で淵の底まで沈めていた。

 



 
昼過ぎになってから一時晴れ間が見えた。
陽が当たればムチャクチャ気持ちがいい。

超一級ポイントのミニ廊下、水量が多くため徒渉できなかった。

こんなに釣れるとき、竿が出せないとは、きっと魚は残るだろうな。

アマゴ7寸(23cm)、こいつも在来種タイプだ、60匹釣って このタイプを見たのは5匹・・・・・・多いとみるか少ないとみるか?  昔、上流域は殆どこのタイプだったことを考えると、在来種タイプが増えて行くのは、もう限界なのかもしれない。大事にしたい渓と魚である。
6寸が釣れた後を尺を越えたアマゴが追ってきた。
何度か姿を見せたので粘ってみたが・・・・来年の楽しみにしますか。
アマゴ7寸(22cm)
上流の二叉近くになると、ほとんどこのタイプになる。
隣の渓の源流近くまで車道が延びてきているから、二叉から放流したと思われる。

右支流の魚止め滝で納竿。二叉から高度差にして100m弱、この滝より上に魚はいない。

条件がよくて、久々の60匹越え・・・・「楽しかった!」というのが実感。水量が多いため芯となるポイントに仕掛けが入らず大物は出なかった。

明日晴れて、水量が落ち着けば3月1日の四国全面解禁日は絶好のコンディションになるかもしれませんね。
残念ですが仕事をしながら皆さんの釣果報告を待つことにします。
当日データ
  釣果:61匹 最大24cm キープなし
渓流釣り遡行記2010
渓流釣り遡行記2010一覧   穴吹川支流 魚止めの滝の上にある滝です。当然アタリはありません。それは、それで当たり前のことです。

コメント

タイトルとURLをコピーしました