源流テンカラ師

渓流釣り遡行記2011　　2011/8/21　曇り/雨
　　吉野川水系(銅山川）

新入会の村兆さんと釣りに行くことになった。

初顔合わせである。彼に関して分かっている情報は、銅山川一筋のテンカラ師、Ｓ５０年生まれ・・・・

何度かテンカラをやったことはある・・・いやいや、餌の代わりに毛針を付けて竿を振っただけの話であるからテンカラに適したフィールドが何処なのか全くわからないので案内していただくことにした。　

場所は、『銅山川支流の支流』　テンカラは、もっと開けた感じの渓を想像していただけに予想外だった。

車止めで待ち合わせて、テジロを引き連れて支流の支流入り口まで歩きはじめた。

「なんで支流の支流なの？？？」

「こっちの方が釣れそうな気がしたから・・・・」

「なるほど」・・・・侮れないなぁ

彼のスタイルは、４．５ｍの竿に３ｍのラインで渕尻に忍んで毛針を打つ源流スタイルだ。

さしずめ、源流テンカラ師ってところだろうか？

渓の入り口はわかりにくい、生い茂った樹木をくぐり抜けた暗い場所から釣り始める。

両岸が切り立ったＶ字谷、こんなところでテンカラが振れるのだろうかと思っていると、その先は明けた渓になっていて淵の深みも十分になってきた。

源流テンカラ師は忍者みたいに、渕尻から魚に見られないよう身を低くして毛針を打ち込む。

毛針も低い軌道を描くから不用意に木の枝に仕掛けが絡むことが少ない。

源流に適したテンカラのスタイルのようだ。

いい引きだったが、少し８寸に足りない。

パーマークが大きく８個、朱点が小さく少ない。

これって在来種？？？そんなことはないだろう。

銅山川って意外にいい魚が釣れることがあるから不思議だ。

手前の渕尻に浮いていたのを見て釣った。

連瀑帯になる。

連瀑帯を越えるとまた少し緩くなり、魚はまだ、まだ居る。

上流で交わる林道が近くなる。

この辺りが魚止めか？

林道に出た。

林道から尾根道を下り支流の本筋にでる。

まだ時間が早いので大休憩をしてから支流の本筋を釣り上がる。

本筋は釣り荒れた感がありチビ助しか掛かってこない。

雨が降り始めて、こちらの気配を消してくれたのだろうか？型がよくなりポイント毎に釣れるようになった。

そして、漸く８寸が掛かった。（左の写真）８寸が釣れれば大満足である。

納竿の滝

本筋の源流もきれいで、面白いとのこと（源流テンカラ師）

毛針のベストコンデションの時期に、また案内をお願いいたします。

当日データ
　　釣果：二人で４０匹くらい　最大２４ｃｍ　キープなし