源流釣り 写真で語る源流釣り
黄金週間の釣れない釣り
水線を越えた辺りで見切りを付け渓変わりしようと思っていたが9寸を掛けた。
「もう少し行ってみるか・・・・」
相変わらず釣れないまま源流の二又に差し掛かる。右谷は崩落したガレに埋まり水が流れていない。本筋はガレの積み重なりが消え渓本来の美しさを取り戻しよさげな落ち込みと淵が続いていた。この辺りが植林と原生林の境界線、あちらこちらに巨木達が姿を現し、新緑の若々しい緑が空との境まで続く明るい渓に一変した。
アタリが出るようになり6寸クラスが連続して針掛かりしたが長続きはしなかった。
釣れないのは前日くらいに入渓した釣り人のせいだと思っていたが元々魚影が少ない渓なのかも知れないと思いはじめた。ソロソロ引き返さなければ2本目の渓が中途半端になってしまう。
最後と決めた淵に仕掛けを入れたら、強い引きの9寸・・・・またしても止められなくなってしまった。
最源流が終わる場所までとことん詰めてやろうじゃないか!
2尾目の9寸 オレンジの朱点が綺麗だ。
2尾目の9寸以降、アマゴの姿は見ていない。
随分、水量は減り魚止はとっくに越えているようだ。納得できる納竿場所があればいいのだが素晴らしい原生林の風景が遡行を止めるのを許してくれない。
新緑と青空のコントラストが実にいい。
最源流の終わる場所
渓の傾斜が急に立ち上がり坂のような斜面を細くなった水が幾重にも分かれ流れようになった。稜線まで標高差200m少々、この先谷筋と尾根筋が合わさり渓の流れは消えるパターン、アマゴが居る可能性が全くなくなり、もう納竿でいいだろう。
巨木と苔の平な楽園のような風景が広がる。
巨木と苔の平な楽園のような風景が広がる。
アマゴ好きだが最源流の風景も大好きなのだ。
時間が許す限りここに留まっていたが予定より可なり奥地に入り込んでしまった。後ろ髪を引かれつつエスケープの準備をはじめた。
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