渓流釣り遡行記2022
吉野川水系 2022/6/17 晴れ
吉野川水系 2022/6/17 晴れ
防水ソックス+スパッツからウエットゲーターに足回りを変えた。
まだ、積極的に水の中に入る水温ではないが素材のパンチ加工クロロプレンは水抜けが良く水の重みを感じないし袋はぎの締め付けがゆったりしているので軟弱足への負担が軽くなったように思える。
美しい原生林をアプローチに使う。
絵に描いたような風景にテンションが上がってきた。
今日は原生林の三支流を釣り上がる予定、支流の出入りを3回繰り返すことで面白いGPS軌跡が残ると思っています。
1つめの支流
車で本流沿いを走っているときは水量が多く山は相当な雨が降ったのだと思っていた。
しかし、谷の水量は平水より少し少ない程度でガッカリだった。
本格的な梅雨を前にダムの水量を調整していただけだったようだ。
陽が差し込む前の渓は薄暗く目印が視認しづらく老眼の鳥目状態・・・・
穂先の微妙な曲がりと手元持つに伝わってくる魚信に集中しないといけない。
何尾か6寸を釣った後に7寸がスレ掛かりして大慌てだった。
7寸の割には結構太い
この支流の守護神のような大石を抱え込んだ大カヅラ
下から見上げた迫力に圧倒され敬意を持って頭を垂れた。
源流に咲くヤマアジサイ
沢沿いに自生しているので別名サワアジサイとも呼ばれている。
里で見るアジサイと比べたらシンプルで可憐なところが好きだ。
魚止めの淵
この先、何度か滝を越えて最源流部を探ったことがアタリすらなかった。
前回、渓割りをした親爺さんの話ではタイミングが悪かっただけで滝上にアマゴが居るらしい。
もう1度探ってみようか?迷ったけど今日は長い距離を歩くことになるので次の機会にまわした。
本流に戻ったところの広い平に陽が差し込むようになっていた。
いや~、この森はいつ来ても素晴らしく気持ちが落ち着く
クマさんの存在さえなければ四国で最も渓泊まりしたい場所だ。
本流でメチャカッコイイ8寸が出た。
入れ掛かりになりそうな雰囲気だったが直ぐに見切られてしまうのはどうしてなのか?
2つめの支流
流れ込みはチョロチョロなんだけど奥に入れば水量が復活する。
大木の根の下から良型が出てくるパターンが常なんだけど今日は5寸が1尾と寂しい結果だった。
こんなもんだけど支流最大の滝
チョット見慣れないアマゴが掛かった。
顔から背中に掛けての曲線とぼんやりしたパーマークが特徴で朱点の色も渋い赤だった。
この容姿はどっかの渓で見たことのあるアマゴだな。
渓が緩くなる場所
今日の水量じゃ、この先深みがなく期待薄なので2つめの支流を納竿した。
再び本流
10年以上前、大水が出て谷底が抉られて荒々しい岩肌が剥き出しになった区間
両岸に木が生え優しい表情の渓だったとは俄に信じがたい。
最近、アマゴが戻ってくる兆しがあったのに剥き出しになった岩底では定居するのが難しいのか今回はアタリが無かった。渓が復活するにはまだまだ時間が掛かりそうだ。
3つめの支流
大崩落で入り口が塞がれ奥に渓が続いているとは到底思えない。
ガレ場を這い上がっても見える範囲の両サイドが崩れているので釣りにならないと判断する。
それでも、カーブを曲がり奥に進めば美しい渓の流れが復活する。
斜面一面、フカフカの分厚い苔が上から転がった岩に貼り付いている源流らしい風景
小さな白い花の群生を前景にしてカメラに収めた。
原生林の源流は最高の写真素材になる。
良いアタリがあって目印が横に動いたので合わせを入れたら針外れ
支流に入ってから3回目なんだから短い渓では致命的なやらかしだ。
針先が悪いのかと疑ってみる見るがそうでもなかった・・・・一応仕掛けを変えてみた。
4回目のアタリでやっと針掛かりした。
やっぱり、針先が悪かったのか?
この支流も水量が少なくて納竿
梅雨入りはしたが申し訳程度の雨しか降っていない。
水量の少ない支流を釣るにはチョット厳しい条件だったかも知れない。
原生林を平行移動すれば入渓場所に戻れる最高のエスケープルート
いつも、上下のブレがあって余計な登り降りをしてしまうのだが今日はピッタシカンカンだった。
原生林の中を彷徨っているような道なき道は老いて鈍った渓師の感性を刺激する。
遡行データ
2022/6/17 曇り
遡行距離:8.0km 標高差:250m
釣果:25尾 最長寸:26.0cm キープなし
2022/6/17 曇り
遡行距離:8.0km 標高差:250m
釣果:25尾 最長寸:26.0cm キープなし
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