四国の渓流釣り 源流釣り入門

  大滝上の美渓


四国の渓流釣り

 

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急斜面がザレ緊張を強いられた大滝を巻けば優しい流れの美渓が待っている。
しばらくは美しい渓相を楽しみながらゆったりと竿を振ることができる。
1枚岩の広がりが美しい淵
レンズにCPLフルターを取り付けて淵底の表情を写し撮りました。
左上の苔岩の間からた堂々と立ち上がった大トチが写真の重しになってくれました。


日当たりが良いのか苔が付かない場所には青石が露出しています。
青石の表面に光と影が入り交じった光景は谷筋を輝かせます。
渓沿いの植生はブナが多い。
写真はブナの樹皮をクローズアップして葉々の隙間から漏れてくる光を玉ボケにした。
 
1枚岩が段々になった渓相、浅い淵の水面は新緑の樹々が映り込んで緑
その上には2条の滝が控え大岩が重なりあった奥には明るい森が続いている。
この渓で最も美しく、最も好きな場所です。
水際に咲く黄色い花をズームアップして奥に従う花々をボカしてみました。
源流の遡行では見慣れた花ですが可愛く可憐です。
 
シャクナゲは花の季節が終盤に向かっていることを知らせてくれます。
藪漕ぎで進路を塞ぎ邪魔くさいので大嫌いなシャクナゲですがシャクナゲの花は好きです。
群生で咲き誇った花に光が当たった部分を切り撮りました。
しばらくすると、また大滝が現れます。
この大滝の高巻きはチョット手強い・・・・。


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深山幽谷の源流
本流との出合に足を踏み入れれば原生林の渓になります。
人工物は消え深い緑と透明な水の流れが支配的な空間です。

春はアケボノツツジ
東尾根ルートを考えてみた。
 ・車道の回り込みで標高差が100m短い
 ・遡行距離が短くなる。
 ・下道からアプローチし上道からエスケープすれば源流を詰めることができる。
 ・尾根には登山ルートが通っている。

最源流の撤退ルート
尾根の突端を下り連瀑を越え長い渓を最源流まで詰めてきた。
渓通しで撤退するには距離が長いし、最後の登り返しが急斜面でメチャシンドイことになる。渓から標高差が短くなった尾根に乗り最短距離を下り帰還できるルートを開拓した。原生林の揺尾根は自然の奥深さを感じることのできる贅沢な空間です

巨木の森を流れる渓
林道から渓筋に足を踏み入れると周囲の景色は一変する。V字の斜面には巨木が立ち並び渓に被さり深山幽谷の雰囲気が漂っている。
水は大岩が重なり合った間を流れ落ちている。背丈の倍ほどの岩の重なりは正面突破が難しいけど脇に回れば簡単に巻くことができる

真夏の源流釣り
過うだるような下界の暑さを遠ざけるには標高が1000m以上の渓が良い。
更に原生林の渓なら谷筋を覆い被さる巨木が真夏の強い陽射しを遮ってくれるので快適だ。
車止めの温度は15℃前後、少し肌寒ささえ感じられる。周囲が明るくなったのを見計らい、まだ薄暗い林道を歩きはじめた。

新緑の頃
先週まで殺風景だった源流の風気が若葉色の明るい色彩に変わった。
南向きの渓を選んだこともあるが一気に春めいてきた感じがする。

魚止めの釣査
過去に知る限りの魚止めは既に越えていた。
渓の流れは細くなったけど少しでも深みがあればアマゴが反応してくれる。源流アマゴ求め源流を彷徨う渓師にとって至福の時間はいつまで続くのか?上へ上へと導かれることに何の抵抗も感じなくなった。

原生林の源流を辿る
新緑が芽吹きが終わり深緑に移り変わろうとする時期の源流が好きだ。
渓へのアプローチを下りはじめると人工物がなくなる。広葉樹と針葉樹が混じり合った多様性のある原生林に辺りを見渡し歩みを止めた。疎らな低木の茂みが原生林の奥深さを物語っている。彼らは巨木が倒れいい光が差し込まない限りこれ以上大きくなれない自然界のルールに従っている。

最源流の終わる場所
黄金週間の釣れない釣り
水線を越えた辺りで見切りを付け渓変わりしようと思っていたが9寸を掛けた。「もう少し行ってみるか・・・・」相変わらず釣れないまま源流の二又に差し掛かる。右谷は崩落したガレに埋まり水が流れていない。本筋はガレの積み重なりが消え渓本来の美しさを取り戻しよさげな落ち込みと淵が続いていた。