四国の渓流釣り 源流釣り入門
原生林の源流を辿る |
四国の渓流釣り |
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新緑が芽吹きが終わり深緑に移り変わろうとする時期の源流が好きだ。 渓へのアプローチを下りはじめると人工物がなくなる。 広葉樹と針葉樹が混じり合った多様性のある原生林に辺りを見渡し歩みを止めた。 疎らな低木の茂みが原生林の奥深さを物語っている。 彼らは巨木が倒れいい光が差し込まない限りこれ以上大きくなれない自然界のルールに従っている。 |
渓沿いにある広い平 この原生林の渓で最も好きな空間 蒔きも沢山落ちているし、クマさんの存在さえなければ渓泊まりに最適な場所だと思う。 釣りの時期だとバタバタしてしまうから漁期が終わった紅葉の時期に写真三昧の計画をしてみよう。 |
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根元に大石を抱え込んで聳える大カツラ 数え切れない年月が刻まれたゴツゴツした木肌と幾重にも分かれた幹の集合体 神が宿る場所に相応しい姿、形をしている。 |
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途中の幹がグルリと回ったブナ ここまで育つ間に何があったのか・・・・彼の物語りを想像しながらシャッターを切った。 下草の配分、前ボケ、背景はこれで良かったのか? |
過去に崩落でもあったのか? 急な斜面に分厚い苔の付いた緑のガレ場が広がっていた。 やがて植生が戻りガレ場は回復するのであろう期待を感じさせてくれる。 |
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倒木に付いた苔は次世代の礎となる。。 巨木の倒れた空間に光が当たり苔の緑が生き生きとした姿で浮かび上がっていた。 写真の主役は倒木に根を下ろした若木を選んだ。 原生林の世代交代が上手く進めばいいのだけどね。 |
原生林の美しい源流には美しいアマゴが棲んでいる。 青石の縁にアマゴを寝かせて写真を撮る。 水の中だと背びれを広げてくれるところがアマゴの生命感を妨げない。 それに水が光を反射する波紋がアクセントになる。 |
源流を詰める程に当たりが少なくなってきた。 「去年はあんなに居たのに・・・・」 大水が出て流されてしまったのか? 滝を越えカーブを曲がった浅い淵に仕掛けを入れるとチビアマゴが数尾寄ってきた。 これだけのアマゴが居るのなら来年は楽しませてくれるだろう。 |
広角レンズでも全容が収まり切らない栃の巨木 原生林の源流を辿り大凡の巨木に慣れてしまったが最後に現れるこの栃には圧倒される。 |
写真で語る源流釣り バックナンバー |
巨木の森を流れる渓 | |||||
林道から渓筋に足を踏み入れると周囲の景色は一変する。V字の斜面には巨木が立ち並び渓に被さり深山幽谷の雰囲気が漂っている。 水は大岩が重なり合った間を流れ落ちている。背丈の倍ほどの岩の重なりは正面突破が難しいけど脇に回れば簡単に巻くことができる |
真夏の源流釣り | |||||
過うだるような下界の暑さを遠ざけるには標高が1000m以上の渓が良い。 更に原生林の渓なら谷筋を覆い被さる巨木が真夏の強い陽射しを遮ってくれるので快適だ。 車止めの温度は15℃前後、少し肌寒ささえ感じられる。周囲が明るくなったのを見計らい、まだ薄暗い林道を歩きはじめた。 |
新緑の頃 | |||||
先週まで殺風景だった源流の風気が若葉色の明るい色彩に変わった。 南向きの渓を選んだこともあるが一気に春めいてきた感じがする。 |
魚止めの釣査 | |||||
過去に知る限りの魚止めは既に越えていた。 渓の流れは細くなったけど少しでも深みがあればアマゴが反応してくれる。源流アマゴ求め源流を彷徨う渓師にとって至福の時間はいつまで続くのか?上へ上へと導かれることに何の抵抗も感じなくなった。 |
原生林の源流を辿る | |||||
新緑が芽吹きが終わり深緑に移り変わろうとする時期の源流が好きだ。 渓へのアプローチを下りはじめると人工物がなくなる。広葉樹と針葉樹が混じり合った多様性のある原生林に辺りを見渡し歩みを止めた。疎らな低木の茂みが原生林の奥深さを物語っている。彼らは巨木が倒れいい光が差し込まない限りこれ以上大きくなれない自然界のルールに従っている。 |
最源流の終わる場所 | |||||
黄金週間の釣れない釣り 水線を越えた辺りで見切りを付け渓変わりしようと思っていたが9寸を掛けた。「もう少し行ってみるか・・・・」相変わらず釣れないまま源流の二又に差し掛かる。右谷は崩落したガレに埋まり水が流れていない。本筋はガレの積み重なりが消え渓本来の美しさを取り戻しよさげな落ち込みと淵が続いていた。 |