四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2021年)
新規開拓の渓 |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2021/3/26 晴れ | モバイルサイトはこちら |
車道が近い渓に魅力を感じていなかった。 それに、この界隈を縄張りにしている親分さんを何人か知っている。彼らの腕前なら規模の小さい渓だから釣り残しは少ないだろうと考えこの水系には寄りつかないようにしていた。ところがその親分さん達は下界での抗争が忙しくなり釣りに行けないことを嘆いている。 「じゃ、代わりに俺が・・・・」 |
人気がある渓なのか? 少し歩いてから入渓したが幾つかの目立つ場所にゴミが捨てられていた。親分さん達以外にも縄張りにしている釣り人がいるのは想定内だけどゴミを捨てるとはチンピラクラスに違いない。 入渓して何カ所かに竿を出したがアマゴが泳ぐ姿を見ないしアタリがないのは当然の結果だった。 |
最初の滝 「釣れはじめるのは、もっと上流からだろ・・・・」 全く期待しないまま儀礼的に仕掛けを沈めると穂先が引き込まれ強い引きに驚かされた。 この水系特有の鼻先が尖ったカッコイイ雄の8寸・・・・合わせ損ねの釣り残しだろうか? |
渓は段々に傾斜を上げてくる。 水は大石が重なり合った隙間を落ちそれなりの淵を形成している。大石の積み重ねを10m位乗り越えたら次の淵が待っているといった具合で楽な遡行ではない。 魚影は薄い、多くのアマゴは渕尻に潜み近づくと一目散で落ち込みに隠れてしまう。上手い具合に渕尻が深みがある場所なら針掛かりする確率が高くなる。 |
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10mクラスの滝が連続するような場所もあり渓相は申し分ない。 広く深みがあって如何にも大物が釣れそうな滝淵だがアマゴの反応はイマイチだ。こういう場所は時間を掛けて粘る釣り人が多いから仕方ない。 |
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何本もの木が倒れ込み竿を入れるのが難しい淵、ピン飛ばしで仕掛けを入れたら直ぐに喰らいついた。落ち込みまで泳がし下の段で取り込んだ。2尾目の8寸・・・・やはり居るべきところには居る。狙いは竿抜けしているような場所なんだけど相当攻め込まれている感じがする。 | |
幅広く斜めに落ちる綺麗な滝 林道の石垣が見えはじめたから滝上は渓が林道と交差して傾斜が緩くなる場所、さてこのキツかった渓をやり過ごした釣り人は納竿するのか?釣りを続けるのか?・・・・林道から入り上流を釣る釣り人だっているかも知れない。 |
渓は緩くなった | |
何処かで見たような段々の淵が連続するが水深が浅い。 チビ助の魚影が沢山見えるようになったが仕掛けを入れると速効で散ってしまい釣り荒れた感じがする。既に大きいのは抜かれた後なのかも知れない。雨が降り水嵩が増さない限り相手にされないと思う。 |
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偶にチビ助・・・・我慢の釣りが続いた。 深みをもった淵があれば良型が出るかも知れないと思い続けたところに滝、淵の真ん中で5寸、落ち込み際に仕掛けを入れたら縁の倒木から本日最大の9寸が飛び出してきた。メチャクチャ格好いい雄・・・・難しい釣りが漸く報われたって感じですわ。 |
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高さはないけど巻くのが面倒臭そうな滝 しばらく釣れなくなったのでここで納竿しようと思いながら白泡の中に仕掛けを入れたら4寸 まだアマゴが居るなら何処まで居るのか確かめなければ終われない。 |
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上には植林が見えているが最源流らしい風景になった。 少しばかりの深みがあればチビアマゴが走るので下流が釣り荒れても徐々に回復できるのだと思う。 なかなかいい渓じゃない。 この歳になるまで見過ごしてきたのは勿体無い話やな |
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釣り帰りトボトボ林道を下りながらミツマタの花を撮影した。 暗い緑林の中でも花を咲かすのが不思議だ。 |
遡行データ 2021/3/26 晴れ 遡行距離:5.1km 標高差:360m 吉野川水系 釣果:22尾 最長寸:27.5cm キープなし |
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