四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2021年度) 

  祝・四国の渓流全面解禁2021


四国の渓流釣り

吉野川水系   2021/3/1 晴れ  四国の渓流釣りモバイルモバイルサイトはこちら
3月1日、徳島・高知の渓流が解禁を向かえる。 
2月に愛媛解禁を済ませ5回も釣行を重ねた釣り人としては解禁日の意味合いは薄いが釣行先の選択肢が四国全域に広がったことは悦ばしい。ここ数年、3月解禁の釣行先は徳島・高知の騒がしさが落ち着くまで愛媛の谷に留まることが多かったが去年の暮れ辺りから気になっている徳島の渓を選んだ。
 
月曜の解禁日だから明るくなるまで1時間くらい待つ程度いいだろうと家を出たが目的の谷の車止めには夜打ちと思われる車が止まっていた・・・・次候補の谷は暗い中ウェーダーの着替えを済ませた釣り人がやる気満々に立っていた・・・・Uターンしていると上流から下ってきた車に煽られ本道に押し出された。
完全に解禁日を舐めていたわ。

さて、どうしようか?
雪の状況を察すると上流の谷は厳しい釣りになると判断して下流へ車を走らせながら入渓できそうな谷を思い浮かべてみるがさっき規模の谷に場所取りの釣り人がいるようならどの谷も釣り人だらけのような気がして迷走に終始しそうな感じがする。
  ・雪が少ない渓 
  ・頭ハネされない渓
  ・ソコソコ釣れる渓・・・・贅沢は言ってられない。
まぁ、有名筋だが情報収集を兼ね行くだけ行ってみるか・・・・何故か空いていた。
1時間近く迷走して疲れたので少し休憩してから入渓した。
最初の大淵、割といい確率で8寸クラスが出るのだが無反応だった。
後ろを気にしながらチョット支流を釣査したがチビ助を何匹か掛けただけ
「解禁の渓なのに、なぁーんかおかしいな」と思っていたら雪に残る足跡が目に入った。
解禁日にはよくあるルール無用の事前調査・・・・これを気にしてたらフラストレーションが溜まるだけなので感情を抑えた。漁協さん、高額な遊漁料を取るのならこの辺の管理をちゃんとお願いしますわ。


本流は浅瀬が続くが50cm程の落ち込みの後に深みがある淵が所々に現れるのでアマゴが集まるポイントの見極めが容易で釣りやすい。
釣れてくるアマゴは5~6寸、もう少しサイズアップして欲しいところだが常にアタリがあるので飽きることはない。
この渓も、去年の湿った雪の影響なのか両サイドの木が渓に倒れ込み荒れた場所が多かった。
1/3程遡行したら大滝に行く手を阻まれる。
選択は右から大高巻きするか左のザレた急斜面を這い上がるかの2択だ。迷うことなく時間的に早い左から巻くのだが年を追う毎にザレが進み滝の高さまで上がったときの怖さが増している。
大滝を越えれば渓相が良くなり大物が出るのはこの区間なのだがアマゴのサイズは相変わらず5~6寸なのは変わらない。7寸が出れば御の字で写真のように痩せたアマゴでも「サイズアップした」と納得してしまうのは淋しい。
 
写真の2条の滝は2段になっているのだが上の滝の深淵が半分ほど砂利に埋まっていた。


二つ目の大滝
昼から天気が悪くなる予報だったが完璧に晴れてきた。
この滝の高巻きも泥濘んだザレ場の通過が嫌らしいが親切な専門家の方が張ったロープのおかげでギリギリ突破できる。こういったロープはどれほど信頼していいのかを悩むところ、いつもは信用しないつもりで補助的に利用するように心がけているのだが下に引っかかるものがなくて雪で泥濘んだ急斜面の足元がズルッと滑るとしがみついてしまう。
8寸に足りないがまん丸パーマークの綺麗なアマゴ
やっぱり、パーマーク7つは間隔が広すぎて違和感がある。
源流は雪が深くなってきた。
今年は雪が積もった渓で釣りをしたことがないのでなんか嬉しくなってきしまう。渓が緩いので水の流れている所を歩けば転んでこけることはない。
なんか変だと思ったら伐採で山が丸裸になっていた。
車道ができるまでは釣れすぎて魚止まで辿り着けなかった渓、車道を通したのは伐採のためか・・・・それにしても徹底的な伐採やなぁ・・・・渓沿いは木を残すとか部分部分に計画的な伐採はできなかったのか?植林の渓を好きになれないのは100年以内に禿げ山になって自然環境が変わってしまう(植林て育てて来たのだから伐採するのは当然の行為だと頭では理解しているが・・・・)水量の少ない源流は夏の直射日光を遮るものがなければ水が涸れてしまうし、植生がない斜面は雨が降れば土砂の流入が続き長い年月釣れない源流になってしまうのは必至・・・・植林の渓の割にはいい渓だったのにとても残念だ。
最後の淵で大物を掛けた。
釣行記的には『終わり良ければ全て良し』などと思いながら折角だから玉網で掬おうと開かないワンタッチ玉網を何度も振っていたらバレてしまった。
まぁ、よくあることだけど・・・・今年は回数を熟している割に大物が釣れない。
釣り場の選択を考え直す必要がある。

遡行データ
  2021/3/1  晴れ
  遡行距離:7.1m 標高差:300m 吉野川水系
  釣果:34尾 最長寸:22.0cm キープなし
 


渓流釣り遡行記 バックナンバー

大滝上の源流へ
2021/2/25 晴れ  吉野川水系
釣果:32尾 最長寸:25.0cm キープなし
遡行距離:5.8km 標高差:380m
久しぶりに大滝上の源流へ行ってきた

途中敗退だった
2021/2/21 晴れ  東予水系
釣果:7尾 最長寸:19.0cm キープなし
遡行距離:4.5km 標高差:180m
釣れなくて敗退だった

標高が低い渓を釣る
2021/2/12 晴れ  東予水系
釣果:9尾 最長寸:23.0cm キープなし
遡行距離:5.0km 標高差:350m
標高が低い渓の闇

2月の源流はメチャ寒かった
2021/2/8 晴れ  吉野川水系
釣果:22尾 最長寸:24.0cm キープなし
遡行距離:7.5km 標高差:320m
雪なしの源流だったが
メチャ寒かった

祝・愛媛渓流釣り解禁2021
2021/2/2 晴れ  吉野川水系
釣果:30尾 最長寸:28.0cm キープなし
遡行距離:7.0km 標高差:230m
愛媛の渓流が明けました。
 めでてえなぁ


渓流釣り遡行記(2020) 一覧へ