四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2021年度)
大滝上の源流へ |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 2021/2/25 晴れ | モバイルサイトはこちら |
オフトレ不足である。 まだ、急登はシンドイくて休みを入れないと登り切れないし渓から帰ってきても足や腰が痛いく 2日くらい疲れが残っている。オフーズン終盤にオフトレ山歩きをサボったことを後悔しているが今更どうすることもできないので釣りの実践を重ねながら徐々に体力を回復させ本格的な源流シーズンに備える作戦に変更した。 車止めから標高を稼ぎ入渓する渓を選んだ。30分くらいなら休憩なしで歩けるがウェーダーの重さがジワジワと堪えてくる・・・・暖かくなって足回りが軽くなれば楽になれる。 |
予定している入渓地点は、もう一登りしなければならないが山道と渓が交差した場所で休憩がてら竿を出してみた。普段は全く相手にもされない区間だが1頭目で6寸、次の淵で前回丸一日を費やしても釣れなかった7寸が釣れた。 「今日は調子いいかも!!」 |
緩いイメージを持っていたが重なり合った大岩を越えることが多く結構足にくる。帰り道の下り具合が緩い渓じゃないことを証明していた。 概ね両サイドが植林なので遡行への感動は少ないが渓の真ん中に大カツラが現れたら近づいて写真を撮りたくなるのは自然の行為だ。 |
滝淵で8寸を掛ける。 少し細身だが面長でシャープな顔付きの男前だった。 この滝は左から4mくらいの狭まった岩場を登るが最後に重なった岩がハングしているのが嫌らしいので上に回り込みロープを掛けて降りようとしたが着地点を間違えたらパックリ開いた穴に吸い込まれそうなのが怖くなり、結局下に降りて狭まった岩場を登った。前回も上か下かでウロウロして時間を食ってしまったような記憶がある。 |
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一つ目の大滝には壺がない。 前回は大高巻きの大回りをした記憶があったが落口まで巻くと薄い踏み跡に誘われるがまま横移動したら滝壁からめくれた木の根っ子が張り出していた。「こんなところを通るのか・・・・」と思いながら根っ子の上に乗ってみると意外と強度があって簡単に大滝を高巻くことができた。 |
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二つ目の大滝 濡れているところ(黒い部分)一杯に広がる美しい滝なのだが今日はやけに水量が少ない・・・・それより驚いたのは手前の岩まで広がっていた滝淵が土砂で埋まってしまいここも滝壺なしに変わっていた。 |
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大滝の前には広い窪地あり砂利に埋まっている。遠い昔は広く大きな滝淵だったことを容易に想像できるが上流部に植林ができ山の保水力が弱まり土砂の流入が続いていることが残念だ。 日当たりがいいので渓飯にする。 セブンに冷やしうどんがあったので車にコンロセットを置いてきたのでザックの重量が減った。更に腹に収めれば荷物が軽くなるので2月からの冷やしうどんも悪くない。 |
2つの大滝を越えると渓は緩くなり源流らしい風景になる。怖い思いをしながら大滝を越えた後、もうこれ以上危険な場所はないという安堵感が入り交じって見るこの風景が大好きだ。 魚影が濃くなり型も揃う筈だったが釣れてくるアマゴは6寸前後と期待通りにはならなかった。 |
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少し痩せて細いが漸く源流域で8寸が出た。 |
最後と決めた滝壺で源流域2尾目の8寸 この渓のアマゴは朱点が少なく背中の黒点と重なり側線より下にない。パーマークの乱れさえなければ昔アマゴの系統なんだけど植林の源流にそれを求めるのは無理がある。 確か週末に雨が降った筈なのだが水量が少ない・・・・山頂には雪がないし梅雨まで持つのか? 『源流に行けばなんとかなる』の方程式が通じなくなるじゃないか!! 写真の滝はスローシャッターで水量が増えています。 |
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8寸が釣れはじめたのでもう少し上流へ足を伸ばしてみた。 この先はしばらく深みのない区間が続くのと帰り道がややこしくなるのでこの綺麗な淵で納竿した。 何年ぶりかに訪れた大滝上の源流だったが傾斜のキツい斜面が崩れガレで埋まった場所が所々にできていたので荒れた印象を拭いきれない。また、スンナリ帰れていたの山道もザレが入り何度も迂回しなければならない場所が増えて足腰の鍛錬と源流歩きの感覚を掴む機会となった。 |
遡行データ 2021/2/25 晴れ 遡行距離:5.7km 標高差:380m 東予水系 釣果:32尾 最長寸:25.0cm キープなし |
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