四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2002年度)
    養殖場の谷  吉野川支流 

四国の渓流釣り
四国の渓流釣り
 2002年度 渓流遡行記
2/1 W谷
  2002年度渓流解禁日
2/3 X谷
  解禁釣行から1日空けて釣行
2/9 W谷 上流部
  リベンジ釣行

2/17 銅山川小支流
  『大伐採』

3/1-2 安田川支流
  温泉付宿泊ツアー

3/9 祖谷川支流 B谷
  今年一番乗り?

3/21 祖谷川支流 K谷
  アマゴの野生

3/24 吉野川支流 K谷
  チョィッとの小渓

4/6 吉野川支流
  養殖場の渓

4/20 加茂川支流
  四国渓師会 春の釣り大会

4/29 祖谷川支流
  釣れなくても楽しい渓

5/2 ないしょの谷
  桃源郷?

6/15 祖谷川支流 C谷
  お久しぶり

9/15 祖谷川源流
  もっと、お久しぶりの釣行

4月6日   吉野川支流  養殖場の谷          メインページへ  メインページへ  


養殖場の谷  2002/4/6 
 渓流釣りを始めた頃、どこで釣りをすればアマゴが釣れるのか全く解らず、その頃の私なりに出した結論が「養殖場の下なら養殖場から逃げたアマゴがいるかも知れない・・・」 道路地図「マップル」で養殖場を探して釣りに出かけることを繰り返していた。今考えてみれば、極めて単純・短絡的な発想、誰もが考えそうなことで釣果の方は「いい思いをしたことがない」のが現実だった。そんな中でそこそこ釣れた記憶(大した釣果ではない)が残っているのが今日の渓だ。あれから15年近く・・・・・何度か出かけようと思ったことがあるにはあったのだが「岩魚の渓」になってしまったとの噂があり出かけるまでに至らなかったが「まぁ、岩魚と遊ぶのもいいか」と思い今日の入渓となった。
 入渓地点に架かる橋から少し林道を辿って渓に降りた。15年前の記憶とはいい加減なもので、もう少し細い渓相かと思っていたのだが、大場所の連続、本流釣りの様相・・・5mの竿3mの仕掛けでは全く歯が立たない。6mの竿に変えて『ナチュラル・ドリフト釣方』などと言ってはみたもののただ自然に仕掛けを流すだけ・・・その極意たるもの何にも解ってないからアタリもない・・・・・トホホ  「やっぱり、本流釣りは向いていないのか・・・」開き直って重いい錘で底を探る。底を探ると「モゾモゾ・ツーン」アマゴとは少し違うアタリ・・・針がかりしたのは7寸強の岩魚 「やっぱり岩魚かぁ」  その後ポツリポツリと岩魚がつれ始めた。
この渓は高低さはすくないが
大場所が連続する。
小学校のプールくらいの大淵が何箇所かあり
渓流の仕掛けではどうしようもない。
何より水量が豊だ。

車道まで100m以上、急斜面っとあって
途中から入渓は厳しい
ただ、蛇のみちは蛇で
急斜面から谷に降りるルートは何ヶ所かあるようだ

岩魚7寸(22.5cm)
本来アマゴがいる場所から岩魚のアタリ
この渓の主導権は岩魚に移っているようだ。



尺伝説「尺アマゴ・尺岩魚」へ続く

 

本流に戻って

  尺岩魚を取り込んでしばらく支流を遡行すると、渓の底が1枚岩に変わり斜度がどんどんきつくなる。渓相的には抜群なのだが斜度がきつすぎるのか岩魚はいなくなった。しばらく沢登りを楽しみ本流へと戻っていった。

 本流へ戻っても相変わらず岩魚だった。8寸、9寸の本流岩魚の引きはたまらない物がある川底をグングンと仕掛けを引きずりまわす、浮かそうにもなかなか浮いてくれない。岩魚釣りも考え直さないといけないが・・・わたしゃ、やっぱりアマゴがいいかな・・・・

 入渓地点と養殖場の中間にあるエンテを過ぎると、しばらくアマゴ域に変わったが型は6寸前後、支流から養殖場まで全くアタリがなくなった。誰が入渓したようだ。


岩魚だらけの渓ではあったが、尺アマゴに尺岩魚、いい釣りができて満足・まんぞくの一日だった。
 

岩魚8寸強(26cm)
このクラスになると引きが強く
しばらく泳がせないと上がってこない

山桜に変わって山つつじ
木々の新芽が吹き出し渓流釣りにとって
最もいい季節がはじまった。
 

  釣果26匹 
     アマゴ 8匹  最大33.5cm
     岩魚 12匹  最大30.2cm