四国の渓流釣り
 2002年度 渓流遡行記
2/1 W谷
  2002年度渓流解禁日
2/3 X谷
  解禁釣行から1日空けて釣行
2/9 W谷 上流部
  リベンジ釣行

2/17 銅山川小支流
  『大伐採』

3/1-2 安田川支流
  温泉付宿泊ツアー

3/9 祖谷川支流 B谷
  今年一番乗り?

3/21 祖谷川支流 K谷
  アマゴの野生

3/24 吉野川支流 K谷
  チョィッとの小渓

4/6 吉野川支流
  養殖場の渓

4/20 加茂川支流
  四国渓師会 春の釣り大会

4/29 祖谷川支流
  釣れなくても楽しい渓

5/2 ないしょの谷
  桃源郷?

6/15 祖谷川支流 C谷
  お久しぶり

9/15 祖谷川源流
  もっと、お久しぶりの釣行

四国の渓流釣り 渓流釣り遡行記(2002年度)
  もっと、お久しぶりの釣行 祖谷川源流 

四国の渓流釣り

序文  2002/9/15 
 仕事、仕事で気がつくと3ヶ月、渓へ出かけていない。
あと、半月もすれば禁漁となってしまう。このままだと不完全燃焼のうちに渓流シーズンが終わってしまう。「どうしよう・・・・」かなり焦っていた。
 その一方、メールで四国渓師会の仲間達から釣果が伝えられてくる。「どこどこで何匹釣れた」「どこどこの渓は魚影が濃い」・・・・・・・などの情報で、釣りに行かなくても釣りにいったような錯覚を覚え、どこかしら満足している自身がいるのも確かな事実だった。「いやいや駄目だ自分が釣りに行かなければ・・・・・・」
 そうこう思っているうちに9月の連休、どうやら休めそうだ!、いまさら、「出勤しろ」と言われても、もう、どうにも止まらない。「てっやんでぇー馬鹿やろう!!」っだ・・・カッコイイ・・・・
祖谷川源流へ
 出勤命令がないまま、9月の連休を迎えた。「あっよかった・・・」
 行く先は、ほとんど決まっていた。渓へいけない3ヶ月、毎日の様に夢に出てきたあの渓、あの風景、あそこなら日々忙しく、企業戦士(そんなにカッコいいものでもないが・・・)に成り下がったヘッポコ渓師の感性を慰めてくれるはずだ。

この風景に逢いにきた
原生林の中を清らかな水の流れがある。
深い木々の緑、あまごたちの魚信が平地暮らしに疲れたヘッポコ渓師の心を慰めてくれる。

渓で作る食事は格別なものがある。

今日のメニューは「とり南蛮そば」と牛タンスモーク
 
源流域 釣れなくても心満ちる渓はあるれど・・・・
  この渓でこれほど、釣れなかった記憶はない。下流部でアタリすらなくても途中のゴルジェ帯をやり過ごせば、そこは、もうあまごの楽園で思い通りの釣りができた。しかし、今日はゴルジェ帯を過ぎても事態は好転しない。しかもたまに釣れるのは6寸クラス、3ヶ月も釣りをしてないから下手 クソになったしまったのか?・・・まぁ、もともと釣技に自信があるほうではないから源流釣りとなっているのだがねぇ・・・・・・・・
 釣れないから、意外と速いペースで二又まで来てしまった。今日は、二又までと決めていたがもう少し上流部まで行ってみようかと思い右支流を登りはじめた。登りはじめて2つめの淵、落ち込みに餌を沈めると突然大きなアタリ、慌てず軽く合わせると竿に重みと快い引きが伝わってくる。「これ、これ、この引きがなくっちゃ」
 この感覚を味わったのは、遠い昔のことのように思える。源流域までやってくると釣れなくても心満たされる渓はあるけれど、釣れればなおさらである。しばらく、快い引きを楽しんだ後、魚を取り込むと幅広の素晴らしいあまごだ!今日1日の厳しい遡行が報われた瞬間である。
アマゴ8寸(25cm)
幅広の雄だ

落ち込みに餌を沈めると突然、大きなアタリ
軽く合わせて、しばらく快い引きを楽しんだ後
引き抜いた。
 

  釣果    12匹   最大25cm(キープ1)