四国の渓流釣り 尺伝説 尺アマゴ+尺岩魚 |
四国の渓流釣り |
吉野川水系 | 2002/4/6 |
岩魚は本筋、アマゴは淵尻から、この渓の主導権は完全に岩魚に移っているらしい。岩魚の口はアマゴより硬い。アタリがあってアマゴの調子で合わせると取り込むとき針外れすることがあるためいつもよりきつくあわせる様にしていた。 白泡の中に仕掛けを入れると小さなアタリがあり目印が止まった。強くあわせたが浮いてこない・・・「また、岩魚かな???」と思ったのだが岩魚独特の引きでもない。しばらく竿が満月に曲がったままジワジワと寄ってくる。「デカイかもしれない!」しばらくすると水中で銀色がキラリと動く・・・ 「岩魚じゃないなぁ・・・」 2分位して魚が浮いてきて走り始める。バシャ・バシャ・バシャ・・ 「たまらんなぁ『この引き』・・・アマゴかな?虹鱒かな?」 以前、この渓で虹鱒を釣ったことがあるから魚が何なのか確証がもてなかった。 空気を吸わせて少し弱ったようだがなかなか寄ってこない。相変わらすバシャ・バシャ・バシャ・・・網を構えて待っているのだが網の届くところまでこないのだ。ここで作戦変更、網ですくうのはやめにして浅瀬まで引きずり上げ網にはめようとしたのだが上手くいかない。逃げられては折角の苦労が・・・ということで網で覆いかぶせて押さえつけて取り込んだ。 「カッコ悪うーーーー」と言いながら件寸すると尺1寸の大アマゴ 産卵の後だろうかメスの尾が縮れた銀化のアマゴだった。 |
尺アマゴを取り込んだ後も、相変わらず岩魚だった。やがて支流にと出合った。 「支流だったらアマゴがいるかもしれない」と思い支流へ向かった。 出会いからしばらくアタリがなかったが、小さな滝を越えると8寸〜9寸の岩魚が入れ食い状態・・・・「なんだここも岩魚の天国かいな?」っと嬉しそうに文句を言いながら竿を出す。 小さな水溜り(畳2畳はない)の落ち込み餌を放り込むと大きなアタリ「バシャ・バシャ」と大きな岩魚が跳ねる。それを追わえて、もう一回り大きな岩魚が「バシャ・バシャ」 「しまった小さいほうがかかってしまった。」 岩の中に入った岩魚を引きずりだし、短竿のちょうちん仕掛けだったので強引にごぼう抜きで取り込んだ。(アマゴだったらこんなことは絶対にしない)取り込んだ岩魚を地面に放り投げておき、再度針に餌をつけて大きい方の岩魚を狙った。 地面でバタバタしている岩魚を良く見るとかなり大きい 「尺あるんじゃない?」っと思い。 竿を置き竿にして検寸してみると30.2cm立派な尺岩魚(本尺には1mm足りないけど)岩魚の記録更新。「失礼しました」と頭を下げて記念写真に取り掛かった。 撮影の間、置き竿にしていた竿には反応無し・・・・ 「尺1寸、いや尺2寸はあったかな?」・・・・世の中そう甘いもんじゃない・・・・・ |
岩魚 ♀ 30.2cm 250g |
もう1匹尺岩魚が・・・ たたみ2畳もない水溜りに尺岩魚が2匹・・・ここは岩魚の天国だった。 |
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尺伝説 バックナンバー |
紅葉アマゴ | ||||||
30.2cm ♂ | 01/09/22 | 高知の谷 | ||||
3段滝の最初の滝壷、落込みから離れた岩下に餌を沈めた。水量が多く流れが早かったのだが、餌がスーっと底に落ちて行ったのが解った。 「絶好のポイントだなぁ」 と思っていると小さなアタリあった。小さく合わせると穂先が曲がったまま・・・・ |
滝の主 | ||||||
30.4cm ♂ | 01/02/10 | 東予水系 | ||||
左支流から戻ってきて本流へ、正面に25mの大滝がある。滝の水深は、何かの大水で埋まってしまったのか意外と浅く1mより深いところはない。去年ここで釣ったのは5寸程度のチビアマゴが2匹あまり期待はできないと思った。それよりも滝上にある淵に魅力を感じていた・・・・ |
北日浦の大アマゴ | ||||||
30.4cm ♀ | 00/07/01 | 吉野川水系 | ||||
車道の終点から汗だくになりながら1時間強かけて渓の下降地点に到着、それから15分かけて渓に下降した。ゴルジュ帯の渓は日差しが届かずまだ薄暗いままだった。目的の滝上は、まだ、下流のため渓から10mほど離れた獣道を辿り滝上に向かった。ふと渓に目をやると絶好の淵・・・・ |
名古瀬谷支流のモンスター | ||||||
34.9cm ♀ | 96/07/28 | 東予水系 | ||||
下流部の取水の上の淵で40cmはあろうかとてつもなく大きい魚の影が淵の底で動いたような感覚あったためエサを流したが反応がない。そいつはもう一度底に現れたが何事もなく夢、幻と終わってしまった。この辺はニジマスを放流した噂を聞いていたため「ニジマス?」と思ったが・・・・ |
谷川支流のサビ尺 | ||||||
31.5cm ♂ | 95/02/11 | 東予水系 | ||||
その日は寒かった上流の渓を目指していたが道が凍結していたために断念して下流の支流へ、 本流から二又した後の橋から入渓 釣りの方も上々で同行の小政氏も8寸を釣り上げている。(小生はまだ) 小雪も降り出したため・・・・ |
吉野川源流の尺二本 | ||||||
31.5cm ♂ 30.0cm ♀ |
92/08/17 | 吉野川水系 | ||||
吉野川の最源流を釣るために、たかさんと白猪谷へ何度も道を迷いながら白猪林道の終点へ、この頃白猪林道は源流橋の手前までしか伸びていなかった・・・・ |
谷川上流のプロローグ | ||||||
30.0cm ♂ | 92/02/10 | 吉野川水系 | ||||
前年の弟の結婚式で淳師匠に遭遇 後日、色々話を聞かせてもらううちに、「今までの釣りは何だったのか? 脳天から、足の指先までショックを受けた。 そんなこんなで、淳師匠に教わった準備できる装備と渓流釣りのイメージを頭の中に叩き込んで92年度解禁を迎えた・・・・ |